2011年2月5日土曜日

水飲み場:広尾児童遊園

有栖川公園と道を挟んだところに小さな公園があるとは知りませんでした。しかも、そんなところにペリカンがいるとは。


| hiroo | feb. 2011 |

あんぐりと開いた口に水飲み水栓。
動物の口から水が出る、というのは定番のスタイルですね。
手洗いはありません。


| hiroo | feb. 2011 |

台座と内側の水受けの二つの円の組み合わせ方がきれいだと思います。それはさておき、手洗いがないなら、下の大きな水受けは必要ないような気もします。


| hiroo | feb. 2011 |

* * *

ペリカンといえば、ビアンキ作、薮内正幸絵『くちばし どれが一番りっぱ?』(福音館書店)。


2006年に刊行された新版には次の注意書きがあります。

この場面で、「ペリカンは、くちばしの袋に魚を入れてとっておき、倉庫のように使っている」という内容の表現になっています。しかし今日では次のような点が明らかにされています。
「ペリカンのくちばしの袋は魚をとるために網のように使われており、魚はすぐに胃の方へ飲み込まれる。したがって、倉庫のように使われるわけではない。ヒナが親のくちばしの付け根を刺激すると、親は半分消化された魚をくちばしの袋に戻し、それをヒナに食べさせる」
本書では、この作品が書かれた当時(1924年)は20〜21頁のように理解されていただろうと考え、これに変更を加えないでそのまま訳しています。

『くちばし どれが一番りっぱ?』福音館書店、2006年3月、28頁。



へえ。

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