すでに終了してしまいましたが、とても楽しい絵だったのでメモしておきます。毎年同じ時期に同じ画廊で個展を開いているそうなので、来年も忘れずに行きたいと思います。
新井 コー児展
ARAI Koji
2009.11.02(月)―11.07(土)
→http://www.nabis-g.com/exhibition/2009/arai-k.html
自分が楽しんで描いたものを、来て頂いた方々に笑って観てもらいたい。
目指したのは3つ星高級レストラン的絵画ではなく、
街道沿いの大衆食堂的漫画絵画でありたい。
芸術が大衆娯楽であって欲しいと願いつつ制作に励んでおります。
※2004年の展覧会紹介文から。
→http://www.nabis-g.com/exhibition/2004/arai-k.html
作家ホームページで作品を見ることができます。
作家ホームページ
→http://www7.wind.ne.jp/ko-ji/index.html
作家、展覧会についてはこちらで知りました。
今年もなびす画廊で新井コー児展が始まった - mmpoloの日記
→http://d.hatena.ne.jp/mmpolo/20091103/1257196951
なびす画廊の新井コー児展が面白い
→http://d.hatena.ne.jp/mmpolo/20081105
新井コー児は昭和48年生まれ、そして彼が描いているのは昭和40年代の日本の社会だ。当然彼はまだ子どもだったので本当のことは知らない。資料を集めて調べながら描いているという。それで昭和40年代にはまだなかっただろう日本酒の久保田などが描かれている。
* * *
ノスタルジーとは何なのだろう、と思うのです。「ノスタルジー」はポジティブな言葉ですが、要するに、モノが古めかしく見えるのはなにゆえになのか、ということです。自分の知らない世界なのですから、それは自分にとって「新しい」ことと意味は変わらないのではないかと思うのですが、「古い」。
過去や、異なる世界への未知に対して「新古典主義」や「ジャポニスム」や「エジプト趣味」が成立してきたと思うのですが、それは目に新しくてもけっして「未来的」なイメージではないのです。なぜなのでしょう。視覚的な知識の集積が、モノを時系列に再配置するのでしょうか。では逆に、「未来的」とは、我々の知識、経験の何をリファレンスとして成立しているのでしょうか。そんなことを考えました。答は……出ません。どなたか教えてください。
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