2009年10月21日水曜日

ザ・トーキョー・タワーズ:集合住宅の色彩

THE TOKYO TOWERS(ザ・トーキョー・タワーズ)とは、首都圏において第1号の再開発会社施工となった勝どき六丁目地区第一種市街地再開発事業による、ツインタワー超高層マンションの総称である。2008年1月竣工時において、分譲マンションとして階層(地上58階)は国内最高階層となり、高さ(193.5メートル)は大阪市港区のクロスタワー大阪ベイ(地上54階、200.3メートル)に次ぐ。

THE TOKYO TOWERS - Wikipedia(2009年10月18日取得)
→http://ja.wikipedia.org/wiki/THE_TOKYO_TOWERS


| kachidoki 6 | oct. 2009 |

電車に乗っているときはたいてい窓から外の風景を眺めている。毎日通るルートでも街は日々変わるし、すべてのものが視界に入ってくるわけではないから、そのたびごとに発見がある。天気が変われば風景は変わるし、駅のボードに張り出された広告も頻繁にかわる。だいたい、駅や街を歩いている人びとは一瞬一瞬異なるわけで、全く同じ風景を見ることなどまずあり得ないのだ。だから飽きずに眺めている。

そんななか、いつものルートから見える風景に以前から気になる高層マンションがあった。

遠くから見ると、壁の一部が崩れたような、皮をむいたような外壁に見える。あれはカラーリングなのか、それとも本当に壁面に段差が付いているのか。その日毎に印象は少しずつ異なり、遠くから見ているだけではよくわからない。

車窓から見える風景をじっさいに確かめに行くことはなかなかないのだが(キリがないのだ)、Y氏のブログでこれが勝どきにある「ザ・トーキョー・タワーズ」というマンションであるということを教わり、晴れた日に行ってみた。

やっとかめ どっとこむ / 晴れた日には永遠が見える
http://yattokame.exblog.jp/12109300/


| kachidoki 6 | oct. 2009 |

遠くから見て皮をむいたように見える外観は、単に色による表現だけではなく、外壁に設けられた張り出しによって生じる影の効果でもある。


| kachidoki 6 | oct. 2009 |

それゆえ、見る場所や太陽の位置によってその印象がかなり変わってみえるのだ、ということがわかった。


| kachidoki 6 | oct. 2009 |

| kachidoki 6 | oct. 2009 |

逆に本来の建物のフォルム自体は、奇抜なところはなく、むしろ単純であることがわかる。


| kachidoki 6 | oct. 2009 |


| kachidoki 6 | oct. 2009 |

集合住宅の色彩計画も最近はずいぶんと多様である。


| kachidoki 6 | oct. 2009 |

ザ・トーキョー・タワーズと道を挟んで都営アパートがあり、こちらもなかなか趣深い。そのシンプルさもそれはそれで好きなのだが、色彩次第で住む人はもっと幸せになれるのではないかとも思う。


| kachidoki 6 | oct. 2009 |


| kachidoki | oct. 2009 |


| kachidoki 6 | oct. 2009 |

「ザ・トーキョー・タワーズ」は自分のエントリの写真にもすでに写っていた。目の前に見えていたはずであるし、写真にも写っていたのに気が付かなかった。

passerby/ 水飲み場:竹芝埠頭
http://tokyopasserby.blogspot.com/2009/09/blog-post_15.html

気になっているものがいつも意識の上にあるわけではないのか。

2 件のコメント:

  1. 国内最高階層、2番目の高さの分譲マンションですか。
    僕はずっと『アクティ汐留』だと思っていました。
    でもあれは190mなんですね。しかも賃貸だ(笑)。
    200m超じゃなくても、180m越えたら周囲との比較で
    高く見えたり低く見えたりです。

    その隣(かな?)オリンピックメインスタジアム用地は
    どうなるんでしょう?マッカーサー道路も魚市場も。
    もう五輪は広島に譲ってやればいいのに(笑)。

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  2. やっとかめさん

    >僕はずっと『アクティ汐留』だと思っていました。

    お詳しいですね(笑)
    「ザ・トーキョー・タワーズ」、訪れた時間帯のせいか人が少なかったです。いずれ勝どき、佃の辺りをゆっくり探索してみたいと思います。

    オリンピック、ご自由にお持ちください(笑)。

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