2009年12月21日月曜日

戸板関子:家庭顧問(4)

戸板学園創設者、戸板関子女史による読売新聞のなんでも相談コラム「家庭顧問」。今日も戸板先生の快答は冴え渡る。

紙面の都合なのか、先生の性格なのか、しばしばとてもぶっきらぼうな回答があってとても面白い。


『読売新聞』1920年11月4日朝刊04面、家庭顧問:戸板關子

1920年11月4日
【問】白麻布に汗の為黒い色が移りましたのは何で洗つたら落とすことが出来ますか(伺女)
【答】お尋ねのやうな汚點は素人にはとても抜けません


『読売新聞』1920年11月4日朝刊04面、家庭顧問:戸板關子

1921年1月26日
【問】象牙製の煙管や櫛などが、やにや油じみて變色したのを以前の通りにするには如何したらよいでせう(あさ子)
【答】褐色に色附くのが象牙の性質で御座いますからいたしかた御座いません

1922年9月5日
【問】フライや天麩羅を造る時にメリケン粉は粉の儘まぶしますか水に溶いて包みますか
【答】メリケン粉は卵を以て溶く


『読売新聞』1922年09月21日朝刊04面、家庭顧問:戸板關子

1922年9月21日
【問】セルロイドの切れたのを修繕する方法をお知らせ下さい(S生)
【答】不可能であります

戸板関子:家庭顧問
01:http://tokyopasserby.blogspot.com/2009/10/blog-post_08.html
02:http://tokyopasserby.blogspot.com/2009/10/2_26.html
03:http://tokyopasserby.blogspot.com/2009/11/3.html

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