2011年9月12日月曜日

日本新聞博物館:新聞少年の像

日本新聞博物館の前にある「新聞少年の像」。
有栖川公園の新聞少年像を見たときに調べたので、その存在は知っていましたが、近くにでかけたので、見てきました。


| yokohama | sep. 2011 |

2004年の設置ですので、まだ新しい。

「新聞少年の像」の除幕式 日本新聞博物館

横浜市中区日本大通の日本新聞博物館で5日、日本新聞販売協会(寺内誠一会長)が創立50周年を記念して寄贈した「新聞少年の像」の除幕式があった。
像は彫刻家・故翁朝盛氏の作品で、新聞を小脇に抱えて元気に配達をする少年の姿を表している。台座を含め高さ約2・3メートル。

『朝日新聞』、2004年6月5日夕刊14頁。

翁朝盛氏の作品の複製とのことなのですが、オリジナルの制作年は分かりません。台座の碑文にも書かれていません。


| yokohama | sep. 2011 |

詰め襟、長ズボン、学帽の新聞少年です。

日本新聞販売協会のホームページにも紹介があります。



こちらは半袖半ズボン野球帽。



公園遊具:新聞少年二題



* * *

古新聞を調べてみると、品川宿、聖蹟公園の新聞少年像を寄付した「石井鉄太郎」氏について、次のような記事がありました。

金次郎より新聞少年像
世田谷・八幡小の校庭に建つ


二宮金次郎は古い。いまの理想像は新聞少年だ——東京都社会福祉協議会会長の石井鉄太郎さん(七八)が、母校の……区立八幡小……に、ブロンズの新聞少年像を寄贈、十九日朝、同校校庭で除幕式が行なわれた。
像は高さ一・三メートル、半そでシャツに半ズボンの元気のいい少年が新聞をかかえて走っている姿で、東大講師の小金丸幾久氏の制作。石井さんは「朝早く散歩するとき、よく新聞少年に出会って、感激する。私も小さいとき、魚屋の小僧をした。みなさんもこの少年のように健やかに、たくましく生きて、りっぱなおとなになってほしい」と、参列した小さな後輩たちに語った。

『読売新聞』、1971年7月20日、朝刊13頁。

聖蹟公園内の解説には「昭和二十四年に二宮尊徳像が建立さられたが、昭和四十二年に石井鐵太郎[地元の社会活動家]によって、現在の子ども達が親しみやすい像ということで改めて新聞少年の像が贈られた」とありました(公園遊具:新聞少年二題)。

世田谷の記事は1971年。聖蹟公園の像は1967年です。聖蹟公園のものはタイトルが「夜明け」。作者名は書かれていませんでした。さてさて、両者は同じ銅像なのでしょうか。両方とも二宮金次郎を置き換えている。鉄太郎さんは金次郎が嫌いだったのでしょうかね。



金次郎、じつは漫画も好きだったらしい。
しかもゴルゴ13(笑)。
都内某所にて(2010年10月)

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