| kagurazaka | nov. 2009 |
こんな夢を見た。
近くの公園に花見に行こうと町を歩いていると、軒先に「アフリカ象売ります」とマジックで書かれた段ボールの札が下がっている家がある。そんな売り物もあるのか、とその家のガラス戸を透かしてみる。
暗い土間で、なにやら小さなものが動いているのが見える。子供の象のようだ。
ほんとうにアフリカ象だな、というと、一緒にいた友人が、あれは象ではない、サイだという。改めてのぞいてみると、なるほど、鼻が短い。いやアレは鼻ではなく、角だ。
よくみろ、口が上についているだろう、となおも友人はいう。たしかにその生き物は口が頭の上についているように見える。
その後も、友人がなにか言葉を発するたびにその生き物の姿は少しずつ変わり、次第に象も夢も混沌となる。
(2012年4月24日)
| kagurazaka | nov. 2009 |
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