東京都庭園美術館は改修工事のために、これから3年間休館します。
休館前最後の企画は、「東京都庭園美術館建物公開 アール・デコの館」。最後の週末は入館に並ぶほどの混雑だったようです。私は最終日、10月31日月曜日に訪問しました。
平日の午後ですが、老若男女多数。でも、若い人が多い。
ふだん展覧会のときは、窓には遮光カーテンが掛けられ、壁面もパネルで覆われ、天井や照明器具などでかろうじてオリジナルの姿がイメージできていましたが、それらが全て取り払われた姿はまた別のものですね。
そもそも、この建物に中庭があるとは知りませんでしたし、
正面バルコニーも中から見たことはありませんでした。
建物公開では撮影自由なので、みなカメラやらケータイを掲げています。
人が多くて絵にならない構図もあるけれども、人びとの賑わいを残しておくのも良いし、
さもなければデテールに集中するのも良いかと思うわけで。
まあ、個人的にはデテール派です。
最上階、ウィンター・ガーデンの真鍮製の水栓が美しい。
そして排水孔も。
東京都庭園美術館が開館したのは、1983年。
私、開館記念展の「グッゲンハイム美術館展」に行きました。
あれから28年ですか。
私もそろそろ改修工事に入ろうか知らん。
あの緑地部分全部閉鎖なんですか?
返信削除目黒・白金・広尾方面は、近頃タコ公園だけだったから
久しぶりに廻ると色々変わってますね。
その個々のブツは改修工事で廃棄処分なんでしょうか。
フランス大使館で僕も同じような写真ばかり
撮っていたのを思いだします(笑)。
遅くまでいたんですか?
最初の写真はホテルカリフォルニア風でカッコいい。
日本版のあれは岩崎弥太郎邸らしいけど。
全部閉鎖のようですね。
返信削除茶室などもだいぶん以前から耐震性に問題があるということで利用停止になっていたようですし。
>その個々のブツは改修工事で廃棄処分なんでしょうか。
いやいや、改修工事です。
建築当時の姿に近づけるのではないかと思いますが、詳しいことは分かりません。後付けの部分は廃棄されるかもしれませんね。
この日は18時までの開館でした。
私は17時すぎに美術館を出たのですが、チケット売場にはまだ人が並んでいましたね。
冒頭の写真はじつは一番最後に撮ったものです。