自然石によるコンポジションです。
低い台のほかに、もうひとつ台があります。
でも、ここに乗っても水飲みには届きません。
装飾、ということでしょうか。
異なる高さの石を三つの組み合わせで「天・地・人」を表しているとか?
(それとも、ここに腰掛けて手を洗うとか……)
天面、水飲み水栓の周囲には磨き出した御影石が丸く埋め込まれ、片側から排水するように溝が切られています。
これでは四つの側面に溝がある必然性が感じられませんね。
とはいえ、形態に全く必然性がないかといえば、そうとも言えない。
自由度の高い人造石とは異なり、自然石を素材とする場合、内部の配管をどのように配置するかが問題になると思うのです。
この水飲み場の構造は、配管をうまく納めつつ、形態を構成していった、とも考えられるわけです。
まったくの憶測なのですけれどもね。
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