生誕150年記念 モンドリアン展
純粋な絵画をもとめて
2021年3月23日〜6月6日
SOMPO美術館
モンドリアン(1872-1944)生誕150年を記念して、オランダのデン・ハーグ美術館所蔵のモンドリアン作品50点、国内外美術館所蔵のモンドリアン作品と関連作家作品約20点を展示します。モンドリアン作品は、初期のハーグ派様式の風景画、象徴主義や神智学に傾倒した作品、キュビスムの影響を受けて独自展開した作品、晩年の水平垂直線と原色平面の「コンポジション」まで多岐にわたります。モンドリアンが主張した理念「新造形主義」に基づき、ドゥースブルフなどの画家、建築家と共に1917年に「デ・ステイル」が結成され雑誌が創刊されました。モンドリアンの絵画構成は、デザイン領域まで影響を与えています。「デ・ステイル」のプロダクトデザインを合わせて紹介し、モンドリアン芸術の広がりを再検証します。日本で23年ぶりの待望の「モンドリアン展」です。
https://www.sompo-museum.org/exhibitions/2020/mondrian/

| sompo museum | march 2021 |
※ 写真は内覧会にて撮影 ※
デ・ステイル関係、デザインの作品もあるとのことでしたが、リートフェルトの椅子5点。ドゥースブルフの油彩2点程度。

| sompo museum | march 2021 |
デザインの作品もある、というのは巡回先が豊田市美だからでしょうか(椅子は豊田市美コレクション)。
モンドリアンはコンポジション以前の作品が中心の展覧会です。

| sompo museum | march 2021 |
コンポジションの作品は僅かなので、このポスター、チラシはややミスリーディングなのですが、だからといってメインの作品群、風景画を広報に使っても「誰?」ってなりそう。
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3階ではリートフェルトの《シュレーダー邸》(1924)の映像がループで流れていて、これがなかなか素敵です。
下の映像は展覧会会場のものとは違いますが、写っているのは同じ人のように思われます。
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日本でのモンドリアン受容史を語る書籍や雑誌記事などの展示ケースもあります。しかしこれは図録のテキスト(五十嵐卓「モンドリアンと日本」)と合わせて見なければなんのこと?ですね。少しもったいない。

| sompo museum | march 2021 |
なおこの資料ガラスケースの片隅にモンドリアンルックの人形(たぶんプチブライス)やリートフェルトの椅子のミニチュアがあったりするのはご愛敬。

| sompo museum | march 2021 |

| sompo museum | march 2021 |
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面白いなあと思ったのは作品の額縁です。

| sompo museum | march 2021 |
コンポジションはもちろん、それ以前の作品でも額がとてもシンプル。

| sompo museum | march 2021 |
これは最初からそうなのでしょうか。

| sompo museum | march 2021 |
額ごと、一回り大きなケースに入って展示されているものもあるので、おそらくそうなのでしょう。

| sompo museum | march 2021 |
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豊田市美術館所蔵のリートフェルトの《ジグザグ・チェア》は1940年制作のもの。

| sompo museum | march 2021 |
座面と脚部分はボルト・ナットで留められているんですね。

| sompo museum | march 2021 |

| sompo museum | march 2021 |
こちらは3階フォトスポットに置かれている《ジグザグ・チェア》。
リプロダクションだと思います。

| sompo museum | march 2021 |
1940年制作のものと比べると、板がかなり厚手、接合部も相当丈夫そうです。ここで座って写真を撮ることができます。
丈夫な代わりに、オリジナルのあの軽やかさ、本当に座って大丈夫なのかという不安な印象が失われているように感じます。
下は埼玉県立近代美術館のジグザグチェア。こちらのほうが薄手。

| momas | oct. 2020 |
写真を見直していて気がついたのですが、フォトスポットにモンドリアン作品がひとつもない……

| sompo museum | march 2021 |