tag:blogger.com,1999:blog-19388615918600043202024-03-06T08:10:45.921+09:00passerbyこんにちは。通りすがりです。Unknownnoreply@blogger.comBlogger865125tag:blogger.com,1999:blog-1938861591860004320.post-40108838248080332142023-04-04T17:00:00.007+09:002023-04-04T17:01:29.507+09:0021_21:The Original:展覧会コンセプトを考察する
<div style="text-align: center;">
<img src= "https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg--l5EspUYpcDNgQhOulL9iyWQMg0FM3DLyyMmd3AZkTpYdF3FL-k0uV2DlXPh044r1LXw3z6hW6_wgOUNDztfxG82F-SgpoUvzacHULacrAKy-1oqJ9_4WQ5gIbZwuaV3VL6OgR36F7rPpK6nuJ_G5LfeBYZpG_ef62Vbnqdd6MpTZS-fExival-R/s1600/IMG_9489s.jpg" width="400" /><br /><br />
The Original<br />
2023年3月3日〜6月25日<br />
<a href="http://www.2121designsight.jp/" target="_blank">21_21 DESIGN SIGHT</a>
</div><br /><br />
ツイートを検索すると、とても評判がよいようですね。<br /><br />
今回の企画に限らず、21_21の展覧会は作品のセレクト、展示構成が魅力的でデザインにセンシティブな人々に評判がよいのは頷けます。ただ、私自身にとって21_21の展覧会はnor for meなことが多いので最近は足を運ばないという選択をしてきました。<br /><br />
今回はある展覧会レビューが企画意図を読めていないのではないかという企画者のツイートを読み、そのレビューの妥当性を考えるべく、久しぶりに訪問したのでした。<br /><br />
<blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">アートスケープの「The Original」展のレビュー<a href="https://t.co/Lc0o5TQ6hC">https://t.co/Lc0o5TQ6hC</a><br>こちらの意図がほぼ伝わっておらず、このレビュー通りならまったく意味のない展覧会となる。しかし杉江さんはしっかりした書き手で、こうした捉え方をされたなら仕方ない。<br>では実際どうか、多くの人に観て判断してほしいところ</p>— Tsuchida Takahiro (@th_bbc) <a href="https://twitter.com/th_bbc/status/1636705342531960832?ref_src=twsrc%5Etfw">March 17, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script>
<br />当該レビューのポイントを上げますと<br /><br />
・家具や日用品を中心に世界のデザイントレンドの概要や変遷を見るという点では、本展はこの上ない。<br />
・本展で着目しているデザインのポイントとは、主に造形性。しかしデザインの本質や役割とは何かを突き詰めていくと、造形性はあくまでデザインの一要素でしかないのでは。<br />
・名作と言われる家具や日用品には、造形面だけでなく、その時代の新しい素材や技術、使い方などに挑んだからというエポックメーキングな経緯が多い。<br /><br />
ときて、<br /><br />
「もし私がオリジナルという言葉を解釈するならば、そうした革新性を伴い、それが人々や社会にどれほど役立ち、貢献したのかという点を重視したいと思う」<br /><br />
と書かれています。<br /><span class="caption">The Original|杉江あこ <a href="https://artscape.jp/report/review/10183470_1735.html" target="_blank">https://artscape.jp/report/review/10183470_1735.html</a></span><br /><br />
<br /><br />
引っかかりを覚えるのは「もし私がオリジナルという言葉を解釈するならば」という部分でしょう。これは「自説開陳レビュー」というやつです。企画意図を考察して疑問点を糺すのではなく、文脈は無視して自説を述べる。学会報告や講演会の質疑応答でしばしば見られるアレです。<br /><br />
これではそもそも話は噛み合いません。自分なりの解釈は自分の展覧会でやっていただきたい。<br /><br />
それに実際に展覧会を見れば分かると思いますが、「世界のデザイントレンドの概要や変遷を見る」という趣旨の企画・構成ではありませんよね。その点でもレビュアーはいったい何を見たのだろうかと思います。<br /><br />
<br /><div style="text-align: center;">* * *</div><br />
さて、「The Original」はどういう展覧会なのかを考えるには、ここで何を以て「Original」と言っているのか検討する必要がありましょう。<br /><br />
ステートメントには次のように書かれています。<br /><br />
<blockquote>
本展では、世の中に深く影響を与えるデザインを「The Original」と定義し、紹介します。ただし、ここでいう「The Original」は必ずしもものづくりの歴史における「始まり」という意味ではありません。多くのデザイナーを触発するような、根源的な魅力と影響力をそなえ、そのエッセンスが後にまでつながれていくものです。<br />
<a href="https://www.2121designsight.jp/program/original/" target="_blank">https://www.2121designsight.jp/program/original/</a></blockquote><br /><br />
「ディレクターメッセージ」には、<br /><br />
<blockquote>「確かな独創性と根源的な魅力、 そして純粋さ、大胆さ、力強さをそなえたデザインを、この展覧会では 「The Original」と呼びたいと思います。」
<a href="https://www.2121designsight.jp/program/original/director.html" target="_blank">https://www.2121designsight.jp/program/original/director.html</a></blockquote><br /><br />
とあります。<br /><br />
そのほか、企画者の言葉などを読むと、ここでの「オリジナル」は現在見られるデザインの源流と言えるプロダクトを意味しているように思えます。「オリジナル」に対比されるのは「コピー」とか「パクリ」とか「オマージュ」「影響」でしょうか。展覧会の最後にそうした言葉が一覧されています。<br /><br />
ただ、企画原案の深澤直人さんのニュアンスは少し違っているようです。たとえば「なかなか真似できないオリジナルがある。オリジナリティが強すぎてそのかたちが2度と使えないのである」という言葉です。<br /><br />
また「生きているうちにすばらしく真似されないオリジナルを生み出そう」ともあります。ということは、この「オリジナル」は「源流」ではなく、「唯一無二」という意味と受け取るべきかと悩むわけです。ここはもう少し整理して欲しかった部分です。<br /><br />
私自身はデザインとは課題の発見とその解決と考えているので、誰の影響も受けていないプロダクトとか、逆に誰にも影響していない(真似されない)孤高のプロダクトなど歴史的に意味がないのではないか、と思ってしまうわけですが、前掲レビューが指摘しているように、この展覧会が着目しているのはデザインの「造形性」であって、プロダクトやその発想のオリジナリティではなく造形的なオリジナリティを意味していると、深澤さんの言葉は理解できます。ディレクターの土田貴宏さんも「デザイン=問題解決という図式以外の要素も盛り込みたかった」と述べているとのことですので(<a href="https://mononcle.art/story/page-13284/" target="_blank">https://mononcle.art/story/page-13284/</a>)、「造形以外も重要ではないか」というコメントはまったくお門違いですね。そういう話はしていません。<br /><br />
20_21では2009年に深澤直人さんのディレクションで「見えていない輪郭」という展覧会が開催されています。これもプロダクトのフォルムに注力した展示でした。ですので、これが深澤さんのデザインへのアプローチなのかも知れません。この展覧会については以前書きました。<br /><br />
👉 <a href="http://tokyopasserby.blogspot.com/2009/10/2121the-outline.html" target="_blank">http://tokyopasserby.blogspot.com/2009/10/2121the-outline.html</a><br /><br />
<br /><div style="text-align: center;">* * *</div><br />
では、この展覧会は造形的な意味でオリジナリティのあるプロダクトを見せ得ているのか。<br /><br />
おそらくそうなのでしょう。<br /><br />
「おそらく」というのは私の知識が不足しているからです。知識がないから、それが「オリジナル」なのかどうか判断できないのです。<br /><br />
たとえばトーネットの曲げ木椅子であれば、「オリジナル」なのだろうと分かります。有名なので。レゴもそうでしょう。カンチレバーの鋼管椅子のように、マルト・スタムとマルセル・ブロイヤーとどちらが先かという論争が解説されているものもあります(でもブロイヤーの椅子の方が後のデザインに「影響」していますよね)。<br /><br />
しかし、「オリジナルです」と言われても「そうなんですか」というほかないものもあります。繰り返しになりますが、知識がないので。<br /><br />
キャプションではなぜこれが「オリジナル」なのかを説明していますが、必ずしも十分ではない。その点がやや不満です。ディレクターの眼を信じればいいのでしょうけれども、実証主義者だものですから、もっと詳細を知りたい。<br /><br />
<br /><div style="text-align: center;">* * *</div><br />
「オリジナル」という言葉の背後には「コピー」とか「パクリ」とか「オマージュ」とか、「オリジナルでないもの」の存在が想像されます。展示の最後にはそれらの概念を解説したパネルもあります。<br /><br />
<img src= https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhRc2K-pouYnb4B6MfZsS6dxEEx1Dfl8rlJK3-Whu3NbK_JF2V01rNH48TQdvgdfvZdqlEP23-R1eCBcHbsd7-T4NM1Vm9I6VIeGCiKOgedH4BosryvQ9pmilkUpPDQKlRs5cIHPU3da8SK9lw_QtzWnNbKrrvuorgFxQlvBll6i9GR8e-TXRNLxy_J/s1600/XE3D5539s.jpg width="400" /><br /><br />
しかし、この企画構成ではオマージュであれ、コピーであれ、後のデザイン、プロダクトに与えた影響という視点は重視されていません。なにしろ、「生きているうちにすばらしく真似されないオリジナルを生み出そう」なのです。極めて最近のプロダクトもセレクトされています。その後のデザインへの「影響」を考えるには新しすぎます。<br /><br />
「オリジナル」であるかどうかを見る基準が「プロダクトの影響関係」であれば、系統樹で示す方法もありましょう。しかしここには先も後もない、点で示すほかないプロダクトもあります。「オリジナル」であると同時に「ユニーク」なプロダクトです。<br /><br />
<br /><div style="text-align: center;">* * *</div><br />
で、この展覧会はどう見たらよいのか。<br /><br />
造形に着目しているとはいえ、「かっこいいデザインだな、こんどこのカタチを真似してみよ」ではないのは確かです。<br /><br />
そうではなくて、「こういうオリジナリティのある造形のプロダクトがある。それを生み出したデザイナーがいる。その仕事をよく観察し、そのすばらしさに感動し、アプローチの方法を考察し、もっと自分なりの造形を考えろ。」<br /><br />
デザインに関わる人々に対する深澤さんの檄。そう受け止めたい。<br /><br />
がんばりましょう。お互いに。
<br /><div style="text-align: center;">* * *</div><br />
展覧会にセレクトされたプロダクトの特徴として、プロトタイプではなく、商品化されたものであること、なおかつ、ほぼすべてが現在生産されていて、(価格はさておき)入手可能なものである点があります。展示も基本的に現行品です。これは「オリジナルが入手可能なのだから、コピーではなくオリジナルを買え」というメッセージですね。Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1938861591860004320.post-60111236145111429522021-10-17T13:43:00.003+09:002021-10-21T07:02:57.193+09:00パナソニック汐留美術館: ブダペスト国立工芸美術館名品展 ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhl18AFOZssoN0HH3fnqpvSbR2AQAGHI-vXJ5T7YXlITfBJvagh8jZW38x1CccMb_65HOqDq6DjiH8yK6LMXI19yVJh6pcOBIcyFanK-c0Dvy-NSd35KarqcPuePySi2WDyG_FxvCx_i8s/s0/%25E3%2580%258C%25E3%2583%2595%25E3%2582%2599%25E3%2582%25BF%25E3%2582%2599%25E3%2583%2598%25E3%2582%259A%25E3%2582%25B9%25E3%2583%2588%25E5%259B%25BD%25E7%25AB%258B%25E5%25B7%25A5%25E8%258A%25B8%25E7%25BE%258E%25E8%25A1%2593%25E9%25A4%25A8%25E5%2590%258D%25E5%2593%2581%25E5%25B1%2595%25E3%2580%258D%25E3%2583%2581%25E3%2583%25A9%25E3%2582%25B7%25E3%2583%2586%25E3%2582%2599%25E3%2583%25BC%25E3%2582%25BF%2528%25E8%25A1%25A8%25EF%25BC%2589s.jpg" width="400" /><br /><br />
<div style="text-align: center;">ブダペスト国立工芸美術館名品展<br /> ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ<br /><br />
2021年10月9日〜12月19日<br />
パナソニック汐留美術館<br /><br /></div>
<blockquote>19世紀後半のヨーロッパで、日本の美術や工芸の影響を受けた作品が様々な分野で作り出されるようになった現象のジャポニスムは、やがてアール・ヌーヴォーの源泉ともなります。工芸においても、イメージの模倣から始まり日本の装飾技法の研究を通じて、その魅力の根底にある自然へのまなざしや素材自体の効果を学び、探求が行われます。本展ではその様相を多数の優れた作例によってご紹介いたします。</blockquote><br /><br />
<div style="text-align: center;">※ 写真は内覧会にて撮影、掲載許可済 ※</div><br /><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiYBUOg3-dtMU4lfLTyrcYLgQ9KRnLTxoITOeWslEkntPwOyTpcHXw7InZuJCiJ6xQjo7rJqsg1MMkw39SC0Y6PnBP-1qoOOt5UDvwUYomg4adS37O5ld0Uu4hlRJF64uo2DZNU7yNNlMs/s0/XE3C9312s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| shiodome museum | oct. 2021 |</div><br />
展覧会のタイトルから最初はハンガリーの美術工芸品による企画なのかなとおもっていましたが、さにあらず。19世紀末から20世紀初頭の欧米の陶磁器とガラスの名品の数々によって欧米工芸への日本の影響を見ようとするものです。<br /><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgr69zDU7CR8fNzexD5AsAj0AaxspH8O2eLXBhdKIyHUsiAjB0ezJUXjR9GLjGHYz0abumMyoFVzrrLSl7_oUYlfQHDN27xorPcbKQzh8s0GFjrZfOkPjhJSZQOSNpPNs6Lg96Xpkx5QeA/s0/XE3C9311s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| shiodome museum | oct. 2021 |</div><br />
ブダペスト国立工芸美術館のコレクションにはアール・ヌーヴォーの家具もあります。しかしこの展覧会は陶磁器とガラスに特化しています。<br /><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg9toYZbRFjqcwYvhnTU3rTahzzUs7PtJXROq-SOi_sBZMydBD1GMv7X8sYmuQHEt8yol0rB3qNvm5ivwa7V1QPRbWuSG53DKbINFA2hjuSv2lY7N5Mxkj15bvqRPTz-eVN8kgFgnmYbjw/s0/XE3C9365s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| shiodome museum | oct. 2021 |</div><br />
ブダペスト国立工芸美術館にはジョルナイ工房とヘレンドのコレクションが多いので、陶磁器にフォーカスするのはもっともかもしれません。<br /><br />
ハンガリー国外の、ガレやドーム、ティファニーのガラスも実にすばらしい。<br /><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhR-qw7NWSBk8YgAM-ICrII1Rg2i-QhgfY-yjqeNJA-7Rt_YgK5YJmycQWhEGV5XoxDhphafoHJkwiJXnGMVSAEBP9kR1XaGTfm5_MkcJR_7jHqvb3GsgRnuxtQ_M3H1eabjhXYLIpdfZ0/s0/XE3C9163s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| shiodome museum | oct. 2021 |</div><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi-IikisgcmwM4XAvnpanU9fClUyHxRVewPS2TQZc2S0SMkdP-bhpqydFchaNnjloz0Bvhwt2ZOtrgSpr0TDFzDU2zpChxD2W3LuGMMNSiGX3F1hT6HPulV9EcTQuL8pQtVoeYExzbFCJg/s0/XE3C9397s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| shiodome museum | oct. 2021 |</div><br />
<div style="text-align: center;">❖ ❖ ❖</div><br />
欧米美術工芸への日本の美術工芸からの影響というと絵柄などといった分かりやすい直接的模倣が取り上げられがちですが、ここではアール・ヌーヴォーに至る時代の、日本的なものとはなにかという欧米の解釈、アプローチの違い、変化に焦点を当てているようです。すなわち、比較的単純な絵付けの模倣から、扱われるモチーフの模倣、様式的な模倣、器の形態の模倣、装飾技法の模倣、そしてそれらの混交などです。<br /><br />
たとえば技法の模倣としては日本の陶器の釉薬流し掛けを彷彿とさせるものとか。<br /><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjiezQkQOgrpd2M9lnZ2UkBhL3i3vtzjYoQ-EuL9obtxtdV3EY327m02q0UIPMx5Cy_cP6jfLkIVW7kL21BzlccIGJfmrP__YBg0NvH0GT6Y0k2X4ZCb2n8E1SMT0AuL0FG7mwpDE5INrI/s0/XE3C9350s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| Herman August Kähler, 1900 & before 1898 |</div><br />
装飾技法としては蒔絵的表現のガラス器とか。<br /><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhaFHM-4vdK1K8S70A_qeZH9QM2DWzx4jjZbwo0XZbFY2GD231I2wqmO4OcYZtu0dBWlSQ7ioZX6z_mAd337geVP7AOX7QDqFghmAuQAElv6zMPQr3SF-c_0cwkHHKGBnkDg36HtSa0fPo/s0/XE3C9600s-2.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| Daum Brothers, c.1925-30 |</div><br />
まるで有線七宝のような装飾の陶器もあります。<br /><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEilv7FouAqMeeu14SJ8pU78khDp2LXSOUi9OGSNPikP8t2RT_7QmfiHnK5RQHCOCxytR4nv30A5_XarMi4g-lHkvFwRXdTCtQk93BKm6D5xHP4IPfUBH7B0o3M8Douzp73qM8avN29ZT8U/s0/XE3C9105s.jpgg" width="400" /><br /> <div class="caption">| Zsolnay Factory, before 1896 |</div><div><br />
瓢箪の形も日本からの影響ですね。<br /><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEia5b7ApTcgUY-8VRUsdrgPCrBHLBPTbNq4_KjHfNChdOs9LyB7dfKB6yibrtfbDsgpxAPsr7yaxUkoSjsDCDfN4mWe2OsJoztpx80Dw29r-UQuPjez_anbf3gVs84CB0CxwewLBqd7EQw/s0/XE3C9422s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| Zsolnay Factory, c.1900 |</div><br />
この作品など、わびさびまでも感じるなあ、と思ったら、器は17世紀の日本、瀬戸のもので、フランスで金属のマウントが施されているのでした。<br /><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiXIuXGyNN14MiTzH856U-8j4QjNoON11YxMIktC5PLdccEHyzqeJxWI8BM3K95owSTrmbb0hfmG3JrR4uw6sFgZxG4U5oFKDe1dJJbKpk2NFrDSQLyGR7xTH6_DLRIRlxhH-oyp2hUg2g/s0/XE3C9334s.jp" width="400" /><br /> <div class="caption">| ornamental vessel, c.1899-1900 |</div><br />
<div style="text-align: center;">❖ ❖ ❖</div><br />
ヘレンドというとジャポニスムというよりシノワズリ、マンダリンのイメージでしたが、このような作品もあるとは驚きです。<br /><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgLMn5dTwCBmA-TrKWtiJefhejm5c4_5EToiuejF1gvr9jl67lTjPfMz9LOdtQrdj2kWxdkEZhdWm7gLophSBywq9b5s9SQCgWTapoDujzvNBXc2SaJJ43sA7apyYOWuPHxQNvwNcsgG5g/s0/XE3C9346s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| Jenö Farkasházy-Fischer, Herendi Porcelain Factory, c1900. |</div><br />
この作品の作者イエネー・ファルカシュハージ=フィッシェル(Jenö Farkasházy-Fischer, 1863-1926*)は1896年からヘレンドの経営を引き継いだ人物。経営者でもあり、作陶家でもあり、陶磁史研究者でもあり、当時衰退していたヘレンド製陶所を建て直した人物です。<br /><br />
* 2018年に汐留ミュージアムで開催されたヘレンド展図録およびwikipedia(ハンガリー版)ではイエネーは1861年生まれとされていますね。本展図録、そしてヘレンドのホームページでは1863年生まれ。さて。<br /><br />
<div style="text-align: center;">❖ ❖ ❖</div><br />
動植物への視線にも、日本の美術工芸が影響しているとの解説。<br /><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiTAjt0Lzav0RtDcU3diAkKG0RbQPGVeFowxcB2XSN7cz3ll3hDkujK6tAqv0dLs0M3UYcLtDUII8zldlvG_dNhmCIaLJYmy2LLiXJADegK_6qNJImA1A6KjARpgvait6-YK8zd6L4DBYs/s0/XE3C9470s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| shiodome museum | oct. 2021 |</div><br />
なるほど。<br /><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiygB7TGiWYQMQaHW1xUnIgNlYvQGMQwO08sYh28epJ543QB8ecGY6XtaHGaopgO2PX8cQtQhQQ4ehzWm56lIfANCUgUdjF9H9JFY_fJCdvdLo1KRQZUqqJ_6IzUiNCsiQRNltNo7RO8gU/s0/XE3C9221s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">|Zsolnay Factory, 1908 |</div><br />
メインビジュアルにも用いられているティファニーの花器。<br /><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgZhZugquAUwCZo7eznH4Jn1-dXO5ap-qASfh28tY-1QQEfoTAnC5dluoKgOZhVmrJ4ofQ0dsdzgF_n5MmheUVwrTWtFUfYQMUEKH53JAXLsCVrDDfS-Yl2q_Intjw1n_V8a_NxfKdieFA/s0/XE3C9499s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| Louis Comfort Tifferny, before 1898 |</div><br />
孔雀の羽根の文様が美しすぎる。<br /><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiLC3CiIkocQ-dV5lCyEAowNxLXk5RAITJ4B6Weu77qpCrBuhyphenhyphenZ8AYzQ8DTsvPrypyu68u9fwxesASwHvh5gwuyvKdkcFB49Q9MAmVZ6NLSP_YpyLarQyFv2UyuJtmpUpHxjADT9ugdYwA/s0/XE3C9496s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| Louis Comfort Tifferny, before 1898 |</div><br />
<div style="text-align: center;">❖ ❖ ❖</div><br />
ジョルナイ工房の作品キャプションに「エオシン彩」という言葉が頻出しています。解説によると「エオシン彩」とはジョルナイ工房のラスター彩のこと。ジョルナイ工房の銅ラスター彩が金属光沢のある赤色で暁の太陽の色に似ていたことからギリシア神話の曙の女神エオスEosにちなんだ命名だとか。<br /><br />
ラスター彩(エオシン彩)の器と、ティファニーのガラスと、キャプションを見ないと素材感の違いがよく分かりませんね。いや、私の目が節穴なだけか?<br /><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEijWKv6UzKatoXAzM2voM9V8II565ovs7U9vcsM6TIXBPeVcYkQEeLNA_dbRNK3paoZsfIOHFxBZSzVNRbJ5kCNbEOuP6I5TihIdVO8Pw9s3tkgEXb4dYw4RPo9T9obUcFL4cn3BeEtQ5k/s0/XE3C9397s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| shiodome museum | oct. 2021 |</div><br />
ルイス・コンフォート・ティファニー。<br /><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhER58AIPU-WrvmxtuPvqSNEXUly2XMuYtgGcweiV_36jYAIkoLFWkjXfjCvDhV3hAGygk3gXiqQD7NlIUSgDB7LsIYbfyEOJhDBqz9NypI2tEAMN4kMy0VqpH4uEYYegfPSgDzQCcETeY/s0/XE3C9402s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| Louis Comfort Tifferny, c. 1913 |</div><br />
ジョルナイ工房。<br /><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjSUwzgN8BHZ3bSGAUiRGLQc-cA3LCEitZkg1pFb_f2yPeSrMAq6GDSElJJV2de-2dLqFlzA_UvmS7qxtVkGoFnQv_NXM5zHWA3FbjOL5g7GzGFYiCe6caOFz-kyp6E9vTRauQC-BW18lA/s0/XE3C9178s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| Zsolnay Factory, 1898 |</div><br />
<div style="text-align: center;">❖ ❖ ❖</div><br />
第1章から第3章まではアール・ヌーヴォーに見られるジャポニスムの影響。第4章の装飾陶板はそれまでの文脈からするとやや異質な印象を受けます。1900年パリ万博のビゴ・パビリオンの建築装飾の一部ということなので、まあアール・ヌーヴォーなのでしょう。<br /><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEixD5bTBCOPXFvBW6ZDPysBWqi8NwwmrRbNXP6UVUO5QT7dbwhUxTtx8d9jnBPEKO2FG1DjJHoW9nSRSmjjVKlC60RfN2hzAfZmsiBVQoJTHnT0lgFn6BK565KNQuTPBSHaahIbM9f2zQc/s0/XE3C9513s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| Bigot & Cie, 1898-1900 |</div><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjgYtvXJcs9ofVegxnSryFl0wGbT6eD0GIDH0SjGj_ddwbUOEWMyd8GRLpWp3RmgF4HxqNee0KCoXrNWpdU6DRnxTZP7HscOP11jAkcclL7x44FDuX3PPmpdojHfDP3P8cr10eDYJAzu6w/s0/XE3C9509s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| Bigot & Cie, 1898-1900 |</div><br />
ビゴ・パビリオンとは、フランス中部ロワール=エ=シェール県メールにあるアレクサンドル・ビゴの陶器製造所で制作された建築用陶器製品を陳列紹介するために万博会場内に建てられた建築インスタレーション。万博でグランプリを受賞した後にブダペスト国立工芸美術館館長によって買い上げられたと。そして収集後はほとんど展示されることなく1980年代まで博物館の地下に仕舞われたまま、忘れ去られていたそう。<br /><br />
ビゴ・パビリオンの装飾陶板。アール・デコ的な印象も受けます。<br /><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjA3410Bjlt3nxZw32Lj5D3AdG-JuS-MAHmfLDaFvd9-mQfM0zj8JXe46YElMcpr4pRcYze_gcCDBdbxDAKW4fOlJwAw9URUvr3ZyqDVtLPOPxqfJoiACe0ZiqzcvIsTsSWeG4KJZoUiSA/s0/XE3C9518s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| Bigot & Cie, 1898-1900 |</div><br />
<div style="text-align: center;">❖ ❖ ❖</div><br />
第5章はドイツ語圏のアール・ヌーヴォーであるユーゲントシュテール。ベルギー、フランスの植物的アール・ヌーヴォーに対して、ユーゲントシュテールは「幾何学的アール・ヌーヴォー」と分類されるのですね。このセクションでは、アール・ヌーヴォー、ユーゲントシュテール、分離派、そしてモダニズムへの流れが見て取れます。<br /><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjz2pkqS-9RGLDLZ39-b7efbyhzoC6Ovq0jUqNcUWc-fgsmS4nllYmD70wkVuRNS3I_6iwQw08a2K3VJ4jfHE1M9-24630k6Aoq67vwqau49DAWX4oiouuEmy3UwD7KLpZrun_Pf9AzXRw/s0/XE3C9541s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| Villeroy & Boch, 1903 & c.1906 |</div><br />
<div style="text-align: center;">❖ ❖ ❖</div><br />
第6章はアール・デコ。ですが、アール・デコなのか、疑問を感じなくもありません。<br /><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEitUmWc9s2t7S-MFRcIdNa7bAlE2DrdsLXx3My5e2ZJwrsmvnIylhbwDgNRxzzd00MXb2AYJd9PMGfkAqMEWfdBNltwJRrWrLL6vxpMHrIoVRalca-ALmkhVPdICmHPk4G3Cfu18T2J13Q/s0/XE3C9591s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| Daum Brothers, c. 1910 |</div><br />
確かに時代的には1920年代前後なのですが、「アール・デコ」は1920年代30年代のデザイン様式をくくるために1960年頃に用いられるようになった言葉、定義であり、同時代のデザイン運動ではありませんので、それ以前から仕事をしているガレ(&ガレ工房)にしてもドームにしてもラリックにしても、未だアール・ヌーヴォーの表現が残っていてもおかしくはありません。<br /><br />
<div style="text-align: center;">❖ ❖ ❖</div><br />
日本の美術工芸の欧米への影響を、ブダペスト工芸美術館の所蔵品で見るわけですが、その影響関係は解説テキストで示されるだけで、相当する日本の工芸品が展示されているわけではないのでやや抽象的。もちろん影響のかたちは直接的とは限らないので難しいですね。もっともそんなことは関係なく、ただ美しい工芸品を見るだけでも十分な展覧会なのですが、日本工芸の知識があると、欧米でのその受容の様相がよりよく理解できることでしょう。<br /><br />
<div style="text-align: center;">❖ ❖ ❖</div><br />
ブダペスト国立工芸美術館は日本の美術工芸品を積極的に収集してきたとプレスリリースには書かれていましたが、美術館のDBをざっと見た限り、ジャポニスムはあっても日本の工芸品がヒットしません。探し方が悪いのかな。ひょっとしてハンガリー語で検索しないといけない?<br /><br />
追記:ハンガリーの東洋美術コレクションは<a href="https://hoppmuseum.hu/muzeum_en" target="_blank">フェレンツ・ホップ東洋美術館(Ferenc Hopp Museum of Eastern Asiatic Arts)</a>に所蔵されているようですね。<br />
ハンガリーにおける日本の美術・工芸品コレクションの歴史については、こちらのペーパーが参考になりそうです。<br />
→ 「<a href="https://nichibun.repo.nii.ac.jp/?action=repository_uri&item_id=5539&file_id=18&file_no=4" target="_blank">フェレンツ・ホップ東洋美術館における日本美術(日文研叢書第6集、1995、vi-xi)</a>」 (PDF)<br />
このウェブログ記事の最後で触れたオットー・フェッティク博士コレクションについても書かれています。<br /><br />
『日文研叢書第6集 フェレンツ・ホップ東洋美術館所蔵 日本美術品図録』目次へのリンクは<a href="https://nichibun.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=5539&item_no=1&page_id=41&block_id=63" target="_blank">こちら</a>。<br />
版画、絵画、陶磁器、漆器、彫刻、古写真などが画像付きで掲載されています。根付についてはテキストによるデータのみ。<br /><br />
<div style="text-align: center;">❖ ❖ ❖</div><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjoeSq_2K80rr7M2U5aPczuZpkgXuPoulVd20F6SlQFuSH9ago2wqLNozKVElRPwVdUaZOHPclJWa72vL3fvFyCGVVRzK8w_y31pBSWf4u5sBRxLJHUg5i4_9kjruStVgDO3iqdnTNgF-0/s0/1440px-Museum_of_Applied_Arts._Main_facade_from_south._BudapestDSCN3639.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| from wikipedia |</div><br />
<a href="http://www.imm.hu/en/" target="_blank">ブダペスト国立工芸美術館(Museum of Applied Art, Budapest)</a>は2022年の開館150年を前に、目下改修工事中。ゆえの地方巡回のようです。<br /><br />
ところで英文表記「Museum of Applied Art, Budapest」を「応用美術博物館」ではなくて「工芸美術館」とするのは慣用でしょうか。wikipedia日本語版では「ブダペスト応用美術館」となっています。<br />ハンガリー語では「Iparművészeti Múzeum」。<br />「Iparművészeti」は英語で「Applied Art」なので「応用美術」。<br /><br />
なお金沢の「国立工芸館」の英文名称は「National Crafts Museum」です。<br /><br />
Museum of Applied Art, Budapestには工芸品ばかりでなく、印刷物、書籍、現代デザインのコレクションもありますので、Applied Art全般の博物館でしょう。そして国名はハンガリーなので、「国立ブダペスト応用美術博物館」が適切なのでは、と思いました。<br /><br />
調べてみると、2019年に国立新美術館で開催された展覧会のタイトルには「ブダペスト国立西洋美術館」でした。これ、美術館のハンガリー語名称は「Szépművészeti Múzeum」で、英文名称は「Museum of Fine Arts, Budapest」。ところでハンガリーって西洋なんですかね。少なくとも西欧ではないですよね。<br /><br />
ちなみに上野の国立西洋美術館の英文名称は「The National Museum of Western Art」。<br /><br />
他にも「Helend Porcelain Factory」はなぜ「ヘレンド磁器製造所」ではなくて「ヘレンド製陶所」なのか。「Zsolnay Factory」は「ジョルナイ工房」でなくて「ジョルナイ陶磁器製造所」なのか。「Saint-Denis Factory」は「サン=ドニ工房」、「Rörstrand Porcealin Factory」は「ロールストランド磁器製造所」、「Teplice-Trnovany Factory」は「テブリツェ=ツルノヴァニ製陶所」と訳されているではないですか。「製陶所」「陶磁器製造所」「磁器製造所」「工房」はどのように訳し分けられているのか。「Faience Factory」を「製陶所」と訳しているのは、ファイアンスは陶器だから納得。しかし「Workshop」を「製陶所」と訳している場所もある。うーむ奥が深い。<br /><br />
<div style="text-align: center;">❖ ❖ ❖</div><br />
この展覧会、コレクションのすばらしさ美しさは言うまでもありませんが、展示、特に照明が素晴らしい。照明は灯工舎・藤原工さん。作品の背後にも光を入れるのは、汐留美術館の工芸品展の定番。<br /><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgi7VnJKuQ4Kgs9XNZneZYCvV1F9nG6iqbecodOfFr85ju528CrjbiS_EMlxt3UazL-okE_NSNyv0-H-LxEm0JoMr4rd89WwJ3Xc6tQW7xSy5I8SaVtfSGEhqplL0H4THi1IrBGBEfvafo/s0/IMG_8658s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| shiodome museum | oct. 2021 |</div><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgteYrUb3yGKooDdtF_TktyIS5xUB15LAwIuGTklA163YsuoQxm8CGl8kUjqysr2seFAgcrnnlOTJMLQcyx_d_O_rvbkQRboGsYodqU7q7hnasx9xhBdXWzUzgGkyfYk2my4iY0XmosOdo/s0/IMG_8650s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| shiodome museum | oct. 2021 |</div><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEieEBHLWvb2cMcrQV-zQCArp4Qh4IIg8l1mjeiGB4WYvQzBVNm8ZBs7FFte7hLHwzsZ-ooSBhLWvJCdY7-gfK4i8rfPAOLAQ4CHiW-RrLRSxPFbBOkg0pvcCJ2uFlG4Bmd9oLLEsozeUsw/s0/IMG_8643s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| shiodome museum | oct. 2021 |</div><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhE3DwdgUGZAz4r9LszEbUFIY_K9RRyOOmymVP0Z9blXLQOVgUFETU2YMnmgkIE3FGxoYCSP8tyKd4rLQGIWggheAObZnvyyubp81NUdyWKruBh3xfAzBz4DdwJvcps_CtkcX6Di68uk70/s0/IMG_8647s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| shiodome museum | oct. 2021 |</div><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjmb3FF-ogvc1q5K8nhIi0Skrf1zyoRiElZfnF6_WxPmUVkvwSMqAsRy9ZcovP1peZWNavZP6A43e-y8uBm9veJQuwWiUtZnJnmhnr1Pu4rXasaRi7IuBbrv5ZkvVHZvKnav9IN_ZzJDXc/s0/XE3C9501s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| shiodome museum | oct. 2021 |</div><br />
他の巡回館をみていませんが、汐留会場が作品を最も美しく見せていると断言します。<br /><br />
<div style="text-align: center;">❖ ❖ ❖</div><br />
図録。なかなかよい出来です。<br /><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi1LeP3m14_c1FMsOFweBGGawB-bPEtGvLUoimxNQ6rZq-EUAkqu0CNbcvQzz_B-3_yeWsqwrruz4tJlNy-vEhhfJ_4MUHgVvTO6-EoGuuvb9iRyjIqU0Y2IE6faAV6z-PaqgfkW1OQR9E/s0/IMG_8659s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| shiodome museum | oct. 2021 |</div><br />
A5判と、サイズは大きくありませんが、写真は鮮明、印刷は高精細、そしてすべてではありませんがクローズアップ写真もあって、デテールも見ることができます。コレクションの由来、作家や工房、技法の解説も充実。これは買いです。</div>
<div style="text-align: center;">❖ ❖ ❖</div><br />
ブダペスト国立工芸美術館所蔵のアール・ヌーヴォー作品の多くは同時代の万国博覧会などで蒐集されたもののようですが、今回の展覧会に出品されているガラス器、陶磁器の3分の2以上が1948年に獣医大学のオットー・フェッティク博士(1871-1954)によって工芸美術館に寄贈されたものだそうです。工芸美術館のフェッティクコレクションは1500点以上に上るとか(図録、23-24頁)。Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1938861591860004320.post-80498272714967318772021-04-04T22:17:00.002+09:002023-04-05T05:30:48.869+09:00SOMPO美術館:生誕150年記念 モンドリアン展 純粋な絵画をもとめて<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj0N4bU-vDQWhJipGIyxgtIbIBx92TCzULtLw6dcPNtYtXLutNPKZPGvBua3h3ETRmlisUWcd9yF8mZwCHz9ypB2ROWZeZbK_ziHt6apYWZym9EQolT9oOgY8qEnT_F_bvw13mRagtSbIc/s0/%25E3%2583%25A2%25E3%2583%25B3%25E3%2583%2588%25E3%2582%2599%25E3%2583%25AA%25E3%2582%25A2%25E3%2583%25B3%25E5%25B1%2595%25E3%2583%2581%25E3%2583%25A9%25E3%2582%25B701.JPG" width="400" /><br /><div style="text-align: center;">生誕150年記念 モンドリアン展 </div><div style="text-align: center;">純粋な絵画をもとめて</div><div style="text-align: center;"><br /></div><div style="text-align: center;">2021年3月23日〜6月6日</div><div style="text-align: center;">SOMPO美術館</div><br />
<blockquote>モンドリアン(1872-1944)生誕150年を記念して、オランダのデン・ハーグ美術館所蔵のモンドリアン作品50点、国内外美術館所蔵のモンドリアン作品と関連作家作品約20点を展示します。モンドリアン作品は、初期のハーグ派様式の風景画、象徴主義や神智学に傾倒した作品、キュビスムの影響を受けて独自展開した作品、晩年の水平垂直線と原色平面の「コンポジション」まで多岐にわたります。モンドリアンが主張した理念「新造形主義」に基づき、ドゥースブルフなどの画家、建築家と共に1917年に「デ・ステイル」が結成され雑誌が創刊されました。モンドリアンの絵画構成は、デザイン領域まで影響を与えています。「デ・ステイル」のプロダクトデザインを合わせて紹介し、モンドリアン芸術の広がりを再検証します。日本で23年ぶりの待望の「モンドリアン展」です。<br /><br /><a href="https://www.sompo-museum.org/exhibitions/2020/mondrian/" target="_blank">https://www.sompo-museum.org/exhibitions/2020/mondrian/</a></blockquote><br /><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg8CXCCbSyjZjBKD7iWSRTuyOVnLXVH4WSkuMp7UFKQjen_yPzvx2ieZMOrDscOsZ0c6iCrj71S72bhfiYgJU8mH8FJyBoTewmjF8YTN7XMdF_SuR4rLu5oW3-IiW7sjyRaIBnVOgBmtm8/s0/IMG_3268s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| sompo museum | march 2021 |</div><br />
※ 写真は内覧会にて撮影 ※<br /><br />
デ・ステイル関係、デザインの作品もあるとのことでしたが、リートフェルトの椅子5点。ドゥースブルフの油彩2点程度。<br /><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhy2oWu2_21xR9Ok0Y66NGuyv887o3Lemhd4qhMQWx6r2UylEsB7Wbt8Jr_HH3vM0v51joH-wNWs-oq8QtwnctH-NIZB2LLSciEJPPptLLa3A7tJnGobdgnjqSLrcF7xdi6UfLxZmtGlf0/s0/XE3C6985s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| sompo museum | march 2021 |</div><br />
デザインの作品もある、というのは巡回先が豊田市美だからでしょうか(椅子は豊田市美コレクション)。<br /><br />
モンドリアンはコンポジション以前の作品が中心の展覧会です。<br /><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjhr0oYQjer7WGWeLoQwLz9V7Leg9Q9CYdcgGTbqbi9fd6i_CFHuj-eXIt75lUswCCWiT-Nc3v6PyX0ygOVCsJzgst_z3QBWiYV5XrCn3-sd-0yj61kKila9l0906AtDa4lMqvtuAoNR8w/s0/IMG_3264s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| sompo museum | march 2021 |</div><br />
コンポジションの作品は僅かなので、このポスター、チラシはややミスリーディングなのですが、だからといってメインの作品群、風景画を広報に使っても「誰?」ってなりそう。
<div style="text-align: center;">❖ ❖ ❖</div><br />
3階ではリートフェルトの《シュレーダー邸》(1924)の映像がループで流れていて、これがなかなか素敵です。<br /><br />
下の映像は展覧会会場のものとは違いますが、写っているのは同じ人のように思われます。<br /><br />
<iframe width="400" height="225" src="https://www.youtube.com/embed/r0tvx6rA1os" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe>
<div style="text-align: center;">❖ ❖ ❖</div><br />
日本でのモンドリアン受容史を語る書籍や雑誌記事などの展示ケースもあります。しかしこれは図録のテキスト(五十嵐卓「モンドリアンと日本」)と合わせて見なければなんのこと?ですね。少しもったいない。<br /><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi4iCs9HTwcizruISspiiothdSVzfSmFe5vplE1bbA3OMpoaKrLHBOdKppG-i_dxLw6BxAmt26Lc8-HhauG6fKezMbpcBxFPvf3aWHLbogbA4sG34IxrWk3r-9zzsuH_gghsv7lbSq5ddk/s0/IMG_3214-Panos.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| sompo museum | march 2021 |</div><br />
なおこの資料ガラスケースの片隅にモンドリアンルックの人形(たぶんプチブライス)やリートフェルトの椅子のミニチュアがあったりするのはご愛敬。<br /><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiLxHWjj1X6X05NqEj0-zvPEDfbnoXw2IzB0r4HbYfqjp0w3VyDiHLlMBS4XVI4wN7LW0HAEPoqUy1WUXzfO_zzDOjUyWsWnsfKxqpQbtwbCYjnSaPlay3tOCH9XSJd_R5GNjj6yAOlJVA/s0/IMG_3220s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| sompo museum | march 2021 |</div><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEimPhWTrR7roCVhsSkSpLcr18u6ALqkT2UX51VeUO9c4iAQfwzjOFyEkzeYywyuKHvPNs8ikEz3GxlpYGbQK5ki6v6SbzulpoKRJ9pEY38i-HHUtYOyESTh0hwMBNZk-Bc20wrLW1wFaRo/s0/IMG_3237s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| sompo museum | march 2021 |</div><br />
<div style="text-align: center;">❖ ❖ ❖</div><br />
面白いなあと思ったのは作品の額縁です。<br /><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhl_f198xJ6GaE_trZdsbSvj77ogSIMyZ9lypiskKs6fDTK0dM26UICyqVxikV4Bnz7Rq8GtnJvd3Nf59tk7cRGXoORs_y8r92KlGp_B9rfs9K9EpVXFRDcPnXe9l4cGb_pp0pX-L88aUE/s0/XE3C6922s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| sompo museum | march 2021 |</div><br />コンポジションはもちろん、それ以前の作品でも額がとてもシンプル。<br /><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgA1HrqK3bmN7T0Ergt95D7hmEXi2PzcwA7qbAfZ-S7-PZn3GeH5gTxuPHyEgA_vKOiZk9ZZYtDPVjdCxgBbisWo7wJqmGC2YQ9ejc0sQx7omLlkqLrxbwVwIigMv-eYol5-M-gf3-txNg/s0/XE3C6936s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| sompo museum | march 2021 |</div><br />これは最初からそうなのでしょうか。<br /><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhKYCniXvEymoZbQXO-Bhp6u5WpfwhiI8HuH0T68a5voY5zYCwZqXJN_Zs0kkigBSaIXfbmU0Z5kUxPqM5AputoHFvC70oLOCU3LzcvPwEHEE5u-Fpr518euXveZjFbl5beKP2OmoydA5Q/s0/XE3C6902s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| sompo museum | march 2021 |</div><br />額ごと、一回り大きなケースに入って展示されているものもあるので、おそらくそうなのでしょう。<br /><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjTaEAecyOvH58VcX0sSX2NbudW6tQ-ke9CoMTHbg3L1JgKl9_ABrF3oZWS3ITUGHIPKybQV4HD5cM85FKBbrgPIuuwnrCHXvZ3xNOqUJckT3Lx0SYBSKYG5rLSoWN0dsWeU3UpbV928Dk/s0/XE3C6970s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| sompo museum | march 2021 |</div><br />
<div style="text-align: center;">❖ ❖ ❖</div><br />
豊田市美術館所蔵のリートフェルトの《ジグザグ・チェア》は1940年制作のもの。<br /><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjXGOF6LHRKiwteT1ZYnkInTOjNumqcLN-Gfc7Q9_AIGsYz-rJaterUlIkhZ58nN-Dg-ao3SuCWpXgnwT8GN8Uvn6n67pDsUS_Zx9WL8a9aTaW1DL39cvc9lFcUUTbj9TnM6v19PCJkCyw/s0/XE3C7011s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| sompo museum | march 2021 |</div><br />
座面と脚部分はボルト・ナットで留められているんですね。<br /><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiZ9ZLucqqWQ2lS12qmSznPnARh4ANaHtWTJHodWO0zmLtf8onh-P0n0Xwd1NH97nclq1MmmkIOp2xcU9S9FjNq6Vam_hrOl_w1abOWUZ-T1iAVntpFC9tLbtSLaItljKV3TfGZSrzHIRw/s0/XE3C7015s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| sompo museum | march 2021 |</div><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhkU1fkFuwccJ9qfUG7R3yWdTedw0k-hOwA0AOC-mK9sf92lVDbBn975a5YoSsoM8t_-6y_PycECsNusBYl5klzvo_MF88e6kIDaf6li05d7pZdmsKY878T0E8BMTvY-Qg5jNcyvp7zdyk/s0/XE3C7018s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| sompo museum | march 2021 |</div><br />こちらは3階フォトスポットに置かれている《ジグザグ・チェア》。<br />リプロダクションだと思います。<br /><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh3cb-QctxjkxnPoDogcd_aSbxrII2YeBD6-g1QchcUs96K5c_9nNenm54zOOTu-ERbt73jxiQV4mXMwTx9-0vOAG8CSWnQ_POQEYeOamOduITeCqbve9XslERBsi58-Stwn8fyOLU1Pyw/s0/XE3C7065s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| sompo museum | march 2021 |</div><br />
1940年制作のものと比べると、板がかなり厚手、接合部も相当丈夫そうです。ここで座って写真を撮ることができます。<br />
丈夫な代わりに、オリジナルのあの軽やかさ、本当に座って大丈夫なのかという不安な印象が失われているように感じます。<br /><br />
下は埼玉県立近代美術館のジグザグチェア。こちらのほうが薄手。<br /><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEinrkT2VvWEu1ncYVxvlFhD14vH7Tystb2YUb9glGGOvOoQ6gOkBr4-E4nWXS4EAf6uj9QmlEn-_APmUUpl4rgtfEfsuxu9tDtr2cZA9J7hMDzwtOMld1y4KujXLR_EWFXSjijS3cSYCjk/s0/IMG_1036s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| momas | oct. 2020 |</div><br /><br />
写真を見直していて気がついたのですが、フォトスポットにモンドリアン作品がひとつもない……<br /><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhuN6ndfknNS7V1aNoJba1yZ6N31AU5J-DH7mPgpSGTGQJ9TWk3FGVD5lEOkteB8IQujRBiChPDML1q7w5_NcT9qjK8pX8-IoxSPzsYXQIPEOWCNk-rFTZaaKh8OJuUbSYdWp48_xxmkDg/s0/IMG_3207s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| sompo museum | march 2021 |</div><br />
Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1938861591860004320.post-9252572968920199032021-03-14T04:43:00.090+09:002021-03-16T05:17:25.161+09:00松坂屋名古屋店美術画廊:富田菜摘展 ものものがたり<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi1DBiAVRtbGExTjxzuoSV3cFUsUUcE9kb_hIloSaUdywB0fBaBO2gASHioEtLeuJ7hYXZ0r5MzcKuy44vU9vbmI3_PNAArPbcutEhbflZhILwWI92Y-WmaQgJlKrpzjXREdonT_5B9Cgc/s0/%25E5%25AF%258C%25E7%2594%25B0%25E8%258F%259C%25E6%2591%2598%25E5%25B1%2595%25E3%2582%2582%25E3%2581%25AE%25E3%2582%2582%25E3%2581%25AE%25E3%2581%258B%25E3%2582%2599%25E3%2581%259F%25E3%2582%258A.jpg" width="400" /><br />
<br />
富田菜摘展 ものものがたり<br />
2020年12月9日~12月15日<br />
<a href="https://www.matsuzakaya.co.jp/nagoya/garou/tenran/2020/dec_tomita/" target="_blank">松坂屋名古屋店美術画廊</a><br /><br />
名古屋の思い出(2020年12月9日水曜日)。<br /><br />
ヤマザキマザック美術館での個展と同時期開催で、<br />
こちらは廃材による動物たちでした。<br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiJgjkhisshLAiFg5PAQ3ayvrXtbKi_7gR5x_jcCGymzSyFtwVoc_2-b94fL9ZdNX6T8ydDxHLL2V_9Bf2pVyW5uWbkFghKFVBDziZPL4SpgPQ3nWPrGRGLHzhbHSXbUGdAYDf6RfnyvDE/s0/IMG_5304s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjstXaGMAEiOAhAik7QBsNELFm4R8s9tDRI5DK8Nz4ef20Y6D9PA0odNN9TPNZuEwkM3m1dUlyvFMgJQGCg5GeBSUq0ILiLME4qp2eTtKt66i7pEyMoOZbWvssl3eBt8eeyAV6fylqzzrg/s0/XE3C2454s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhBSkMCJ9_aZkcRNLbnTZpxBACffX2psEIjPgjlbSav5dudUIcyABHh8dPwYmWxba7I4ey1PASUiipdyKqmuHrh61ZLTXSR60ZDwva2Py9X0RMBDQqlNHLG034A0NSMfQQh19s6KmtninM/s0/XE3C2456s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiLrTB0t-ZVWWNYAJwq_pnP6fAJkzW7dpDQ_NJY8Q2wBAuoI6qJuOe19T9_eQOW871xsfDbqgHvflAoQRluKpwwelbpphIGl5VcSFWxADp0zGQwABXIb3RndAwzIpzqJAN9mgEYTTa6Li8/s0/XE3C2448s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjxpnorzJjDn2ao6KP93xkU7w0tSdlq7NrOdaDijxucaXM9LdH-70Aig6c8lAMUz38GVnGLv2H8fIn71YvxMZ6hZ3O6pYVKlfxTql07KKZpmdGyELEEPb1fV6iN8afHsMiFJqTnT89zP20/s0/XE3C2441s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
<div style="text-align: center;">❖ ❖ ❖</div><br />
名古屋のお菓子の缶とビールの王冠を使った作品《金太郎》。<br /><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi1ej3JUYycsvDvKsE81QeQd-2flDdt-ZFPi-OZvP-s4woRYPDXfH-k-1eQdoRrSSkpukocglSkjaTEY1UhwHW9joCKKJyKoWOvvhflP6EiXOtQT5imrgZkHpsg0bzQEe_k26e6rbsoRNc/s0/XE3C2446s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
「garrett」はポップコーンのお店だそう。原宿や吹田にもお店があるようですが、缶が名古屋城バージョン。<br />
→ <a href="https://jpgarrettpopcorn.com/accessinfo/nagoya/" target="_blank">名古屋店 | Japan Garrett Popcorn ShopsJapan Garrett Popcorn Shops</a> <br /><br />
そして「金シャチビール」。<br />
→ <a href="https://www.kinshachi.jp" target="_blank">盛田金しゃちビール</a><br />
<div style="text-align: center;">❖ ❖ ❖</div><br />
調布のカメがこんなところに。<br /><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj0ju7LboRnoyazrqG4bdLH_JAVzBEWfn_GvQqNlYfsL8un8Uj6X-TpD09wexIqGZ22bT5PZI72zYUbyKhdbC8dDGl5mcjtpEVAo_yCgncoBEwYIxE8mxszQDsQvtdN76GY-uLxFRu9MHg/s0/IMG_5307s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1938861591860004320.post-88264035098917948332021-03-13T14:27:00.177+09:002021-03-16T04:31:28.457+09:00ヤマザキマザック美術館:富田菜摘 スクラップ・ワールド<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiNvsGLoyne9-rhyrYlnm6QBvoFJXvZguV3K_F9q8hkpU8CaifqgvVcykT7UiSHnArii4PecY9ZzZEUQVjRd1NgNXXLqGrjOSJ4dZi6xMolC4ujTA4gIgM4fJSlLryOaAWypmsRht7lczY/s0/%25E3%2583%2581%25E3%2583%25A9%25E3%2582%25B7%25E7%2594%25BB%25E5%2583%258F.jpg" width="400" /><br />
富田菜摘 スクラップ・ワールド<br />
ヤマザキマザック美術館<br />
2020年11月13日~2021年3月14日<br /><br />
名古屋の思い出(2020年12月9日水曜日)。<br />
<br /><br />
2004年の最初の廃材作品から最新作まで、富田菜摘さんの作品がアール・ヌーヴォーの工芸品とコラボレーション。<br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjv4mDbZW7VNbQOEoRSEUYsZ2atHr_Tf7yRaINGYNypPopf-CPDGAzJfwwoFYxnsVntratr6XLr_6K9aT1lmvHvoJAtRq_CKGnqAxHLeT8kCRuNb1sgp2MulZFOg7aUDSPlntIH_eyPXRo/s0/XE3C2650s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj7iaEEs6PHBSm7VtiVVcf0NGBrx4jL5gJD0UG219HQU0XNIAay-NVoIttZ1hqHBO4KpFOP-Hp91-f8_vEatGE00JXWEkPu1uuXU2w2dLSqHQ7UGKNpW1UZaUOHHOg-9AsvnoC5HSgdghs/s0/XE3C2615s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi29shSLl4uDtw3mVLv3bliaBQbmEOhNTZB3_lHGdrNRuqLaYaBBWx_MIkJSXtWYyuu6Zhmmnoh-Nq-W_NT7ZHrZYp9OSgsGq9TTxfyugnTpFlEdYJGb-ptm0e-gyr9kPn5-C28tT6Awfo/s0/IMG_5337s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEizJbOMugtYmbitxukKh1_nidRNF3iP13ik-mwX0DfTohUlHnwe35zVbjMSUImb0FP-W867L3kcWzC2FWAwIODLA5_GXr7qgOrjLHQUkjduInHbXwL-d25N5INqvRmdKvuB1EfLR3CJwlw/s0/XE3C2555s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
富田さんといえば廃材を使った楽しい動物たちが印象的ですが<br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjOSSsbUlJljq1b-nwDCI-JzxofXEXHojpktIywswqnnSvYLJTXJHzjxmGNxz0Soas47Pv-0K3G2I-NQJgZmQoH7gk-iTi-fUWGHcvExjfatmZ0WQJQgskZzPfnANvpoKQf9chcFBOw6is/s0/XE3C2644s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
新聞や折り込みチラシを素材に用いた人物立体作品もインパクト大。<br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgitXO-ijdFrPum5KZExsDcCX6CvS5hd9RaXZcqKTWObW_lZr5HOENpsdWRdNlAmUi98bcm32ha2wVPD98ANn6RteVQeH-5SP9pI-GGqfvG7tyDZCl4ID_WMMPeXNNvYMnZUIeRLcMgYHs/s0/XE3C2570s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjfZsm1l8t9Ioxkh0-nOvoDYCjwhiE4T8wdx77wazTmgCFb7NIb6CS0TkXpPNb2HdkxG_gZ_a6wKxUP3BNsJdvPp7-jr5EtUMtm0bEiy2Xd5vLYhz_468eGRitEbHMiD2WN_YK-uJyz3xk/s0/XE3C2620s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
静かな展示室で視線を感じて目を上げると、ガラスケースの向こうに等身大の人物像。ドキッとしますね。<br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhPyj6MQzTEswtBBiHKMbcV_mcaq52kNWlMrmSO1GD_lMUAKJ99VT6qdRQxcJQIZKI0LtKShOHyAetSLj3-nESALkMYpq0C5iJOknigX60VL0h3743yMnWDVDeNzUa_0MCth6qT_oUjmoc/s0/XE3C2573s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjDQbaTdYEc-zVXlp_Zaj6D7NbMDEO5XPiP8HgwC2uhwNQCTYnr9ldw2QPn_d6f5ATC3UJg5OOV79YQbdY0-375gK-XwrFk17GF3ZbslOWTZsQpRZK0w0o3TvSIgoIKC0_7lHMhgt46Ne0/s0/XE3C2571s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjLXIvgBi5-6MwVJ4hr7G4UlKrnimuztMRxJ-l3nhvExeEGAghwfac1jXUFhNMB9KMQatsFGbBQ7Wi8sVhMWqGMQZph-OmaloiT6YhnZQJshdz3lERPw1nhd6PPALmq-96OVOwsJg3VRDc/s0/XE3C2565s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
そして人物像に近づいて服、肌、瞳のデテールを見て、さらにドキッと。<br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjrkLY-QSHseauhJtonQ17sgmu2eEhhFtWTQH17GAtmlfx93qFA1Y0r0qJREaWpgH-CPidDwMltGOloiEPbaq8vt5Jm8gP68dGTizd4D0bDo7JO9HjlFdIR0jG5VjZ4z1LQB3IvT7bAksI/s0/XE3C2566s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhs8q87a195qauoWkKpudaCck7pJdJn2m2S5IhjKsaOYqL2mFNOeIn3Df71Xm5k-3hTqqV177FPxRTStZARdj3BnlvrkLvx3bOkqJNZjnDTGhfjf_1YMugmn2IyjnnDhHtC51zF5MO5Chs/s0/XE3C2567s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjZqQl01bw_UG72Og8GYUGFJmibL0dis-DlYkRqt5nqzmMJACbbVU-f5JyqySJYVkEJ0NurFgm4BPq0YSbmJ84nGMXF84C5OJKVKPjiEN2wYYKrGosOdBt74KqLGyJb4zR4x95ctA50XYY/s0/XE3C2561s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjdtPxcncStMkqxabIuUA8AzeBTRTsouJZGxDX4nqUJR7kehDjV17w62kN2QA_igAAd-sjCGT5I91PnPgPvA6WUnVOMekXUKysAZpXGpOdWncow-P7HpwcQCbF8dtANOb5h4jchrxVMdEc/s0/XE3C2563s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
貼り込まれた文字を読んで、ドキッと。<br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjiF9aNnneQNVJZjZKEVnJMlucPVtn3yl-J90vQCtehyphenhyphenp0eYwtuYZEQssQUM8Gp4hzz8rQjlGupmhb94bxTGrcRQazFkjk9CJpCqs4bcSt8meJfD5t9FM4u3NaZixh3tIt_M4kiEgxw-Ag/s0/XE3C2489s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj16WbvduFlPPr_dPRqY6-5gv3CSrl62c2FMjfmxpsLCsgJVk9MhHDSfoE-5biFftEyeCKhqa5S90k-FCB281dWUBsdOyJmZdPheBbfDlxHNJlCSxFDMLY8C1_bcTO2OdWieuoIvGWQEl8/s0/XE3C2492s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhcfQ7jnMZxtMJfbZ_nCOgAAwDP6kCpECHxGuO-ch_uWRS4z0B0F-rz_WZhOaHdh4oIeWnoF2Pfz6qLKH1QRnlOi1rq4uGiP7H-h6BKKiC3LuEQOav_iWAKtvUzsxbDl86dQnx869eIf-I/s0/XE3C2552s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
廃材を用いた作品には何度か別の展覧会で見ているものもあるのですが、使われているパーツ、デテールには見るたびに発見があって楽しい。<br /><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjJj_ky14h7oPKuRB_t8l9VAiD-h0_M6FoS-4ZL_EXlKSQ0NH9BvdO4r7CvTP2Pdp0qoSeM-aOelL5sp7QaA6NWBnu22n3Bj0IfXJ18EHBkmKiQGhDOv92El4y-aFGZjDIiCsThl74pdoo/s0/XE3C2594s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjtd8Su0Kicjk2wbq2PVFap0wqT-0aqnBmE10h5jCz3-y2uHMXR9S9cDcP5B_m5rnf0NCWbblCEb4_O2HyBpwPJpiZcN1rXeQ7m5-906TG0-lzsgNWpSKyodTi9JwDjFQKJaTfnbziKELs/s0/XE3C2557s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEieLFB3nhTL7OUjLkR2ZGadbmj6pyKlxOttvVYs_-X2_gA7IeBJlwNUTC8C8LANTR4KUK_hrL5DbtDCzEqr8tqExp-Ws6B81LNPjAjToktugsXhyphenhyphenVcdKc3tVGcwwKU9UYlzG9pqu2C8hac/s0/XE3C2607s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
なお、富田さんのつくる動物たちはわりとお尻がかわいいので、展示をするときはなるべく後ろからも見えるようにしていただきたいと切に願うのです。<br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiG1kciyR8aLh8zxG7TW0NFPAyjiWCt4Z7CCpgX3PNpTR2x6NOz2qhB7WoKBGaNHKcanhV2d4NqsDLb-uElucooxFdtk4TNhwAULn02SzmNd10_v4-A4-soN1pLvCTpjjk0Bk9kevt8En8/s0/XE3C2560s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhZjV4t4vYYU2kD1CpzF0a1LTvRCjhjVLL6MrKsfjkJ2jQ7RDn_Mzv4NboAvEK7XF4PxNa5_JgIBxJbJBxQul08OXFw_nNUfCc8_RrbRfsob-3fogtt1Mf3GBlRqE4_LTCWZLYuRMTIxks/s0/XE3C2636s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhzBv7Srkpz8RkpP7l37SKy4kAoAOJy7eQFqzYZrO1i_XZkpUd5oTeHaoHnqQkD6Af-jceO2wUvwlb4MNxlsc-WRy05DMB4IXuwVCO6hLgNCZoPxeAuQCJsF0M69JRvuN_y7utiRoJZxtY/s0/XE3C2638s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
<div style="text-align: center;">❖ ❖ ❖</div><br />
富田さんの個展ではいつもその会場や土地にちなんだ素材を用いた作品を見ることができます。<br />
今回の個展は工作機械メーカー・ヤマザキマザックの美術館が会場なので、工場から出た金属素材を用いた新作、カンムリヅルの《マーサ》が。
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgy9kbeE46s-mJrdrQiF30wowmatOAkmsBEFVNE1gNvuGS_fJIFbPPEI6773TtiNfaKjoBKdqu_KkQmU3av3k5WoQgDi1y8EvRIRrp5hne3OzmjlSd5DQMiKnbOixEP-tizHgcq0MXkKwk/s0/XE3C2619s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEghN6TA6aniZEFCQ1QqFow7W_LDw5TOZnoXHetp1MXsPWtsrBNxN6Kw3Im4T5DopKO686tu_dvPLYDflN8n3r4-b5fe4I5lQL9vSaqEYXcUC-hQHsUaGBHYUE95d742EnFDQ-FjCMdovYg/s0/XE3C2613s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1938861591860004320.post-83344068927916957802021-03-02T08:44:00.002+09:002021-03-16T09:15:43.138+09:00太田記念美術館:没後30年記念 笠松紫浪 ―最後の新版画<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi7LUhdia8oHkbdKONjgeptoaUKEhVopFork027uwWKzQ16qgQQJF6Ms-W85ZNg-yUtrwjDS24lXxm7gH_tEszri5lHq-blN7x_LK4BUDEp71d2rawiHfXCaT9LGon0LMYf-sICFf22e2k/s0/CB56-620.jpeg" width="400" /><br />
没後30年記念 笠松紫浪 <br>―最後の新版画<br/>
太田記念美術館<br/>
前期:2021年2月2日~2月25日<br/>
後期:2021年3月2日〜3月28日<br/><br/>
恥ずかしながら笠松紫浪(1898-1991)の名、作品を知らなかった。<br/>
出展作品は大正8年(1919年)から昭和34年(1959年)。61歳までの作品。その後1987年まで自画自刻自摺作品を制作していたとのことだが、この展覧会では取り上げられていない。「新版画」の文脈でということなのだろう。<br/><br/>
知識はないが、とりあえず戦前期は渡邊木版画舗から出していたと言うことなので、川瀬巴水(1883-1957)の作風を思い出しながら比較鑑賞。モチーフとしては巴水以上に近代化されていない日本の風景という感。巴水作品には雪や地面に彫ではなく摺(バレン)による表現が見られるが、それはあまりない。空摺もあまりない。芸艸堂版は主線が太く、輪郭が目立つものが多く、水彩画的な趣は少ない。<br/><br/>
練馬区立美術館「電線絵画展」では川瀬巴水と吉田博の違いとして電柱電線の有無が指摘されていたが、笠松紫浪も電柱電線を描かない。モダンな都市風景、街燈や電燈の光は描かれているのにだ。例外は《あづま橋》(1959)か。紫浪は巴水よ電燈の光が描かれてり15歳年下であるが、その点でも巴水と比べて近代化以前の風景を好んで描いているという印象を強くする。<br/><br/>
巴水との違いという点では女湯を描いているとということも印象に残った。野沢温泉《温泉の朝》(1933)27歳のときに母親と訪ねたときのスケッチが元とあったが女湯に入ったのか。後期展示でも女湯の作品がある。版元のリクエストだったのだろうか。<br/><br/>
私が巴水作品好きなので贔屓目もあるのだろうけれども、夜景や、濡れた地面、水たまりに映る光などの表現は、巴水作品のほうがよいと思う。そのあたりは絵の技量以外に、版元との関係、彫師や摺師との関係もあるのかもしれない。<br/><br/>
名前の印象もあるのか、紫色、薄紫色がベースの作品が印象的だ。なかでも《夜雨 不忍池》(1938)。この雨は摺で表現していると思われる。とても美しい。<br/><br/>
知りたいのはマーケット。日本人に売ったのか、欧米人に売ったのか。<br/>
※ 『最後の版元』によれば、少なくとも戦前期は主要な顧客は欧米人だったと考えられる。<br/>
<br />
笠松紫浪作品にスティーブ・ジョブズが愛したり、ダイアナ妃が執務室に飾ったりしたようなエピソード、キャッチコピー(笑)はないのだろうか。<br/><br/>
<div style="text-align: center;">❖ ❖ ❖</div><br />
渡邊木版画舗から出していたということで、渡邊庄三郎の伝記である高木凜『最後の版元』(講談社、2013年)に、笠松紫浪について記述がないかと見てみたが、斜め読みをしたかぎり、人物としての笠松に触れた部分は見当たらない。作品については、終戦直後に米軍のPX向けに届けたとの記述がある。<br/><br/>
<blockquote>庄三郎は巴水、笠松紫浪の風景画を中心に三つ切判、中判などの中から選んで吉田[吉田博]の許へ届けた。これは後に知ることになるのだったが、米軍のPX(軍人、軍属だけが利用できるマーケット)が銀座四丁目の服部時計店(現・和光)にできるので、そのための荷集めであった。(高木凜『最後の版元』講談社、2013年、221ページ)</blockquote><br /><br/>
進駐軍は吉田博に版画の注文を出し、しかし吉田の作品には数に限りがあったので、渡邊庄三郎に注文が回ってきた、という文脈である。<br /><br/>
『最後の版元』によれば庄三郎の日記が残っているそうなので、この本には取り上げられていないが、笠松に関する記述があるのかもしれない。<br /><br />
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目でも陶酔できる ウイスキーボトル展<br />
横山美術館<br />
2020年11月7日~2021年2月28日<br /><br />
名古屋の思い出(2020年12月9日水曜日)。<br />
<br /><br />
明治期以降の日本の輸出陶磁器を蒐集している横山美術館。<br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhe7xqlYNCeAirequV74B1pomskatAk6raAZfkpe0HoNu4-kZqhMnziUP-wf2ohhSom5zXEzGWe8jlzuRkoHKcnetYTDAddipEAs6_bSCyr_CZRiugzLwvOmJws9aQBGdhqR6Ue9Rhs4jA/s0/IMG_5468s-2.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
以前から行きたかった美術館に、ようやく訪問。<br /><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjawVT5bPvopL6Khm8aSnbopB0ZqmXpTcCCYnZQgzA9zC_NlDKZv7WE_-EiPl8kMo26En9Nt1r17wE1YqTf-rUKlquP85MiWaVm4D0sAR47fTlO8QVw89AeOm_ukyZ4_TftovhJB5aRwNQ/s0/IMG_5467s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
1階展示室がさほど広くなかったのでそんなものかと思ったら、エレベーターで上がって、その広さとコレクションの膨大さに、おどろきおどろき。<br /><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh3RLYj06CS2IYPnBepMOD0JapXOEkNwZJL3lEcT7y9OLi08EJm6W4P2c4XmaAvT92SK5MVwEz5_OSMy0nY_KxQpfj1eRndBVDjoVaWf2193leTE1FyhymChzIf3xnHbicko03i2zyvNkw/s0/IMG_5437s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
<div style="text-align: center;">❖ ❖ ❖</div><br />
企画展は1960年代から90年代に日本からアメリカに輸出された陶製ウイスキーボトル。<br /><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEicFBygIiWYekMbdaQ8WF9x0gSmL5un3ZoLgKBmnKhgUG8R5kZRcTcoGhFbSPRhhlsj-tve4Yo-0eSyiHLtoL7rfbGFDH5WWeexZEQWHBvJTmo5BRez5AL_cHBZi6yklDj9NqeJE2-KIpU/s0/XE3C2761s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
概ね欧米人のキャラクター。<br /><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjM3Dro4wxcqzyBAkuy3Erfle8gu_lGhx62Lx7pAZYxuL0Doj4P3_AaGgsXOcm5KIwnCyOmxPeF9SjkrSTJjDTYEBQ5u8gJWNW_8seQ0ToalwqUUWEwR_SdU0rvAFYCBz3DfePz1vrdIfA/s0/IMG_5445s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiQE_ZHoYrc_xGU44pYHjUkIZWjyWCTAQYefuGcBBOP6TgMEQnNErwefnQ5lLyvYwJfIacVBpz8wI8zSPOI1ZiPb0xcv-UWaE3uuYT6e9ypHuZDFpdBfkaiprogk-l3hxQpFp8HSZouJ18/s0/IMG_5457s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
歴史上の人物や、歌手、女優、スポーツ選手など。<br /><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEggtvTV8oJPAZi2coUCfhlAeOnzlB1fGs2CO49GVn2s5ALqDSqkvJVAan8Z191xq9Pcj3yZvmlEHJMkBVbqkWlpbrA6bxB8PnymHTormNHMLHBG1nKhF2MLFQOAOAUKw5SbgWTVSBWwHXw/s0/XE3C2764s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjhMQUNf_57qrzQBN6Rz_x4tNUjN8OLdPFJpuarXx8a4Bw3pbpm0CIPdJe0q5yp9APF-nHMzWo1hcC5coHVOcAk-PQ8UiJ_hNebw-dCOcGSZzXZpybpZ-f6fH-RkdEXPy9UhT4tVhHemYo/s0/IMG_5403s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi4k_E9XKblL0B1vAW1SIT8C2jJHVXtuALhKj8fB1-ocvSEbWQ0AduwAujJD7ZuC_N__6n_SWlAKWl7eLVh53WG289ZoHSV-6PoioL4YqVcoQrByXvR3j-n9-8ori9AOXDkOFAliKuOGR8/s0/IMG_5408s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhxNGYmFf9StI1kWSkapP2ThyP9LaKVCDOVSUf6nhV8usnoeGngig6l9QCQIwJ8-E1kf5uUHjmFsjbzxbHPOGSjPd6eDH9HOrhX4SOJdM98vaCSkYgMyYUHqfWTNd3y_Do2J28Osxww6qw/s0/IMG_5412s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
動物や乗り物、サムライやゲイシャモチーフも。<br /><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEglhKf0p0GzHTe7Z_ngfhXI3C45fDyMPQ4zLpdStLyMlvrMN7AkfLa9-Hm7PjKJWM9mRZOAV754YaD67OQzt_2L36tP5IFwliBKxhf2fAqRCvEB9Dv5slLaA03KpYCgd51Ih6dkl7gCk10/s0/IMG_5424s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjjjjBK4hlgd0OYHrzgmkjdj_KrOy2apzQJQxmrLHX1p-x0MKEG410KE4S2bzcKq0_ZnyD8nSfY9qw0fcCIQ0XO4h-u9qHXjCzvH9WLy4L5N5-vAeWZCmHFuF75RL-g5My3eEtFHh6gFVM/s0/IMG_5422s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgzY4c7JwpRN6Ml_RGihIk2QPsqDfI95sPgKsXZjTfYu7TZKKpkyKH5rShX-2D49oB6ZEmhIFT0XQtIBsq-IkL0-3GRC1IqIlzJmMiQQ19CLx2oh9NbF2BmAXP7vcxhgMaT75fISi_E3VU/s0/IMG_5398s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
写真や絵などの資料から日本でデザインを起こしたらしい。<br /><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEisBtor5hUD1uVvooqsSON-gtZUYzh4xPxR7VYhev87RSkl5T7xulHY6OPck8CcUEP5teOUQ_XkfCAuH3qjJ8GVwuPpUUj-wny0RwKMCP2OnVgk93SxRsEvPAn2Td-QR_QkH-cB14vRkoU/s0/IMG_5449s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
しかしどう見ても機能的とは思えない(笑)<br /><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEifZVAleFVp_2jwSZH-LaVlcBJaR7oz3KRxk9N9uuTYBP-GjKvMi33T-05V2UCeSP8qcxZ7oR-52LFXARcEOfhxURdirITqNxXXlrn1QFwyoUivBasmMfd1DPikjSWIws7G0zsfei3_giQ/s0/IMG_5439s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
どのような用途だったのか。<br />展覧会図録によれば、コレクターズアイテムとして&ギフトとしての他、酒類の販売や飲酒を規制している州・郡があるので、密かに酒を入れて楽しんでいた人もいたと。<br /><br />
<div style="text-align: center;">❖ ❖ ❖</div><br />
常設展示室はオールドノリタケを中心とした輸出陶磁。<br /><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhh4Inx8FjqHuDMuDoObsKkSGj-U-3QHzLc6fvzxr4It_Vd-ulStjJ6YZPaf1rFArVLsnlOZnNdiUQ06xf-BjrBQHFNP7PlA6hTiVlnSI02dk5A-4Ct3RNKMNtPbCssYgOHI8RvPaxkclM/s0/XE3C2776s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjcwmnbW6kQexB2Ru2yqvcTeCQgvc2wPe5alsDuv8A79N-6pZ0s_VnP4ta1mAFvsp_62neaipdhKWm_8sTfVF1xur_30VcCj0SpG1t5b-6YY_quhc6uUTHlZ2KibsmJn6GgBQCz0DhPvaI/s0/XE3C2818s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgRWau5T-sXAg4XIBzyFBa6hN0jIH3Ue2t9U0Wk2jy43Q59MoGc3f35-icz6Vv0iibeB7vnD2fsO4mLqHpEW0-HWSLFX5QMk8QNaHP3IB2963KIJRjehDM2Gdw4Q01EpiVTZX2OJaMcV_U/s0/XE3C2853s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgkDObAYBVvK30vTQBt9RYor4kpBeaMDTtON4BzIRSfbcztVrLx9N_1a-U7iON3rxntxJFkU4w1qAbzEc18iq3EFTgRdhym3JmOoRrm3e1u4oSIex9XDssZ52ieLU-PK-dQ_y-0WRm_sh0/s0/XE3C2814s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
これらを20年あまりで集めたというのだから、すごいですね。<br />
私はアール・デコ期のノリタケ ラスター彩が好き。<br /><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhToKtALs-K5uhODumgFrXbnwfmaak068SCRG3BgsBPPzZo89wEo9gK8Ksz2jzkF-itKD7_6_JwcTTeP52zO4-Gn6KKulP8QYBuKW_bqd_Bxjqt4xSt8-KZJcwYXK7C9-BZGgGd3FVyxpw/s0/XE3C2801s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj-gaWDH1q-ELSUq0aGHXSIyWjJMEhZnhz2Kd9b_s8VddOGXtxKaOrd7y_QiFpSCuYh0ObONFLgKwkCWE5p4ML4gwwZCyKt5QM-5hGvBk5PfOfiExIY3cEMcQYvf7926coi6SZDYCteZcU/s0/XE3C2790s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgWfAekVYuSvp8SGaHBB6wLt-cMdpkltiohbostnOgXXeg8a4F8nvkGx-FczxeA7XW5vSoiUnmGQCiNnnhBCYZ2yzQJ3FLXJyp3yi3krxh5rEkG7-DjI_f3323R2WYRDcEM_1jGa_hZRtU/s0/XE3C2810s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhVvX0sk4_oBxktXsbFBwCXuVmx1aLakdzpRDWOgUiQboBOoMvBkIWscnoSutpLHBQz7FR2e6JMRmqrstHCTB78Me-CtHqlv64F5FFE26SsCU_sMDQ68oySSy4P7UhorIJQY0bM4wuPyRU/s0/XE3C2799s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiKKR4Fy1AdJWkojUpp9XHLcdq489_YigOR66oZ9WjJk07OqX8NUKK5_tpL_RRLvbNEi8ubHbTqdV7xDUvj-M_Ttho5XXNs9ma9dFsAhoYRiUlADHpPYaLJVkmsIoq7vN0hGAwfai5qxtA/s0/XE3C2796s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
すごいものがいっぱい並んでいるのだが、その中でも井上良齋(初代?)の高浮彫はすさまじいですね。どこの外国人が求めたのか。<br /><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgrqy8oFvHrXthWLPYw2YR38MA4cUumHE_JqoyhXeOsSQ86FjyO1R6T3zoR8C6UvAmbu36HkErVsmRDJ0hyphenhyphenD1-4x7Qh9giUe2Cta-wjhCxjbLUvOawTvr50U0FGv5e5m_mLJlPwxdEHVEo/s0/XE3C2944s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh06Y_Gn0YMzPn3aXZa8XKimq9nFu8wGLIiwl3MI80In53BB5m6UuMTF5AJ5Pu39MF1Gv63EOs6UMoyn322X1NehWzU3P3S2rib8uYbaz2Ttl8FGvBgatlqCac4Ha6eS8UNYvibOaHhBBw/s0/XE3C2941s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhXsW0t28EscT7YplnShEhMZtyJ2vJ5tL2K8naTWNfSjfVK3cl_D8WK6zt-KnS2PZ4n0XMqQ1qCPTBANEYlOPkuWg0StZt8jkhAx8Gj0kqqckneT5JGNcqOMpg3cQuOEN86EkAbemwSpdU/s0/XE3C2945s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
もちろん(?)、宮川香山もある。<br /><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiH66KHV-tuMmtu5dd4Cdcjbf_GOz2pD_sSjr3GOwamrWveNNdtPgN78DzxhF9EhIrBIORsXXb43d5-uYippcIBqnRKSnGuHAUumV2_gM6UixweamvH8bZvISFzo799s6EyM9OVBIZG8k0/s0/XE3C2886s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjC1aktHO-SkJpAUyAZduPtspzQkPweWGxXTkUDcDgpz3wvMUw_w0IDMA_reiZUumfSJtaf9T_WFW-BBEXmCiHDPJAJf97OVAtLlR23O5bCB8q3xoLmMulESPllJ3rPmemTNWMXyAswKuY/s0/XE3C2898s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
香山のこの蛸と猿、香山にしてはわりとすっきりとした造形でいいですね。あくまでも、香山にしては、ですが。<br /><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgj3ZdrnhhRRyP3TQ5RhwSbfWznibUt9oF6uPf0x5rVr18G4r7CkLIZsVGmKkk4ak_JZG5T8h3knp6r7e3Dlb3VFogU3iEn0j9oW1xC-BC1Pbg8bdMStKCwA4YKVKE6cR7DoKTCcnZioDE/s0/XE3C2882s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg8j4sy98_YbPmvTW6uzYRifL9NlCqXghwA9R6CaAb9hmQFIHPxU7lo6xgzBUU0ITWBKwJ3EnnOixjC6uB7RJl-sr0N28VHaqrvAT0amh3Wm2FQNSepV4H2mnVp7QLCoiKRpkPCrFTXcl4/s0/XE3C2883s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
横山美術館。きちんと見ようと思ったら半日ではすまないのでは。<br /><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg9BzJQe8kpcdqJk-bKF6YWPRbj5DOLUhSRkdEzM-sZ5520-R4ptOazWtfIvE3OTsgxkveCA3MvXA53s_U87xZ2HHV_8HJOiksNwYW0iUYbyIiDdsX66X4FBZQXJnRtkrmGucsUCzy6D4c/s0/XE3C2973s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhYISunIYB1ukzmzxjkkaYeG-fnxpGcXF3QoEwz1Y9bo-Ff_qQuUPsJWdLqA4w4naH-OPZXzHIO_o4fPIgov21mfQF4Uaug0KljYWhxodHRlv80UTg-B3TeBKlo7c8u3OTRIxeuEjD5a_w/s0/XE3C2961s.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
企画展も常設展も撮影自由というところもすばらしい。<br /><br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgGQWbYkQuKXwqR49bYJ_Yz0tDxJl0qZ0qUkeFDn9kSZrF2nzrBCQuvtbYXlQiyf7GSnrT-B5eWAslQjUzSCmg6OnAD_cJ4txOFzoI71sJ9cT-LluiVvvQpMbrPWDqeCyx0wLhlv7HMIRM/s0/XE3C2952-Panos.jpg" width="400" /><br /> <div class="caption">| nagoya | dec. 2020 |</div><br />
名古屋に住んでいたら年間パスポート会員になって通っているのに。<br /><br />
<div style="text-align: center;">❖ ❖ ❖</div><br />
以前、愛知県陶磁資料館(現・愛知県陶磁美術館)でウイスキーボトルの展覧会があったそうで、そのときの水野潤氏の論考が気になります。<br />いずれ調べなくては。<br /><br />
<blockquote>水野潤「輸出認証記録から見たウイスキーボトル生産の歩み」『ウイスキーボトル大図鑑』愛知県陶磁資料館、1999年。</blockquote>Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1938861591860004320.post-76350823392770281862016-08-14T22:55:00.000+09:002016-08-16T23:08:04.200+09:00公園遊具:相模原・鹿沼公園のカメ相模原・鹿沼公園の生き物たちの続き。<br />
カメです。<br />
<br />
<img border="0" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj1MMm8xJ85w2Ccgbe4c6k_Bk0Efw0Po7yBf38qRj9Er2YhpRS12_lyFZn-kJSsalMbN0PRrUhQQ7JT9mWWhV41RBpoLlxz5QX6jiZflfTbhruwpOGDkfTp6kBId8KVUpck2yd8LdTwXU0/s1600/X30A3898s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">| sagamihara | aug. 2016 |</div><br />
顔がないなと思ったのですが、そうか、目はヨコに付いているのですね。<br />
<br />
甲羅のペイントは凝ってます。<br />
<br />
<img border="0" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjkdEg6usx6PHPiNX4IJCaSj4N1NcihAScR5xJ6IFnjEQbOBDMIREfTBAQqVULr-lh58qOGr97z1C0ydt9gX0FyDD-7x2qF3A7cv8fQtek8ePI3lo8TpiqG9oc_WWeVW855XnBLMcTvSPY/s1600/X30A3897s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">| sagamihara | aug. 2016 |</div><br />
それにしても鼻の穴を黒く塗ってあげればよかったのに。<br />
<br />
<img border="0" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgoZVz2F38R0Bgi7UjiZs6g39GAokbXjH7sOqUnznoK2hBLG55CCQWwoCRYaqKGiIN3LtgkbRj9W-_hIZJsRni3wTaAnyt0IWdujGtP5N-DfSjf0F5YVcV2cXmD0SlkanMrm0TNxrQrvKc/s1600/X30A3899s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">| sagamihara | aug. 2016 |</div><br />
<div class="linktext"><div style="text-align: center;"><br />
となりのお魚にはなぜか鼻の穴があるというのに。<br />
<br />
<a href="http://tokyopasserby.blogspot.jp/2016/08/blog-post_13.html" target="_blank"><img border="0" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjWTSZlFVmKusq5HXk06EManBU48RCHtAzvJB5pQ5vJ5usRbV2ScH5Hf3Ki2vadRxloLLs1Sif9LNN16v6lNB2-uITk8K3HzhEupN40WRLRKVU8UZxeLZYV7X0mxq7uUUoguq7Uuf72VPY/s1600/X30A3894s.jpg" width="300" /><br />
<br />
公園遊具:相模原・鹿沼公園のお魚</a><br />
<br />
</div></div><br />
続きます。Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1938861591860004320.post-45802171108384131882016-08-13T09:06:00.000+09:002016-08-14T20:18:45.237+09:00公園遊具:相模原・鹿沼公園のお魚相模原・鹿沼公園の生き物たちの続き。<br />
お魚です。<br />
<br />
なにか違和感。<br />
<br />
<img border="0" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjWTSZlFVmKusq5HXk06EManBU48RCHtAzvJB5pQ5vJ5usRbV2ScH5Hf3Ki2vadRxloLLs1Sif9LNN16v6lNB2-uITk8K3HzhEupN40WRLRKVU8UZxeLZYV7X0mxq7uUUoguq7Uuf72VPY/s1600/X30A3894s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">| sagamihara | aug. 2016 |</div><br />
違和感の要因は……<br />
<br />
<img border="0" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiURL57hKbaeBb91NuyQp4RioeAu8eP568sTSkEHX5zHuDnNIq3jcEioM_g8I8hyphenhyphenHF33e5hwFO8dVSLR0KjT01_-kU2jqsc5L4jvhyphenhyphenuA308baql34BkmLvq3fK4ImQsPYyq4d3NiKHP-lE/s1600/X30A3895s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">| sagamihara | aug. 2016 |</div><br />
黒々と塗られた鼻の穴。<br />
<br />
<img border="0" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhPJRX8NA6uv8xrbt5444Ke_BRa4a026PcRmnV2lkVrsbhmY6-eoJWTJvJhZ1pM0zBbXCW_CNJyl69fl65sIGei_U7GhBpZj0BZwmxjn7LZ3kw8wrIRMq2QpDtP8eS-83A6rMT2JDKxKgA/s1600/X30A3895+-+%25E3%2583%258F%25E3%2582%2599%25E3%2583%25BC%25E3%2582%25B7%25E3%2582%2599%25E3%2583%25A7%25E3%2583%25B3+2s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">| sagamihara | aug. 2016 |</div><br />
なんで塗っちゃったんだろう。<br />
<br />
<img border="0" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg0Xli3bTmfaxibZORJ2EDeE9MHva6oJOF-nXReQJ-vlOqvwTFdTAI0emSvzCjWpkEmJq_boGUN9F-beGnmjY-zGRnBdoerBq6Wo7p5tiQYpse7BwNXNLEjGx88XPrW-Afsz6x1k9az9Ic/s1600/X30A3896s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">| sagamihara | aug. 2016 |</div><br />
胸びれも塗らなくてもよかったのに。<br />
<br />
<img border="0" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgpvXSAY6WqZg06bcOY_mgxGSPjl4YwHj-84I2zmX-vp4uz00iKzbAGBAtpQ6ryXNCH_EHw5T30MqA1uAygQOtpjPMMcJ-3Gy3YOY6zF6iR0WLd3bMYgs50qjCVknSDRezQ63Nc6lb84qU/s1600/X30A3900s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">| sagamihara | aug. 2016 |</div><br />
もとからの造形も違和感あるのですけどね。<br />
<br />
<div style="text-align: center;">❖ ❖ ❖</div><br />
お隣には、カメ。<br />
<br />
<img border="0" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjLcXeKdTg5I_Sv7QWcrNTDLBtjcOcsAmFm3Wc7v35wwcOa17wXsSBdctxqxa-dZdn9N9w3sSeVzafvm24Fo8GsGGoNzGQkybd8wzrSiGPgkiBECykRnP_ueLlig02kYCfIrBC8q33KClw/s1600/X30A3899s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">| sagamihara | aug. 2016 |</div><br />
カメで間違いないと思うのですが、手足がない。<br />
手足がないとカタツムリっぽいですね。<br />
<br />
続きます。Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1938861591860004320.post-35194854135704366642016-08-12T08:52:00.000+09:002016-08-13T09:19:10.371+09:00公園遊具:相模原・鹿沼公園のタコJR横浜線淵野辺駅の近く。<br />
鹿沼公園にはいろいろとすばらしい造形物が散在しています。<br />
<br />
なかでも衝撃的だったのがこちらのタコ。<br />
<br />
<img border="0" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEji8qyzMSokMaACLm3-6l1h8d6nvgLSXULMdocZSvvQvb7h-ShKoQoi1B9Ja0xt3bXkfq6p-9qUQOaQzF-Nu8iqhQzH3gsXJMBat7iT2L3ixLTlCBmRWxmlZCiHMEhjEPs4Ju0Sqb0whFQ/s1600/X30A4004s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">| sagamihara | aug. 2016 |</div><br />
これがまったくかわいくない!<br />
<br />
<img border="0" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhLD4rUBIFaueYGPgojPAVRWZcdTiGQFh6SSrGVplK_TIGQ9HBSBoNl3ZQokhIyoo8utAzbg8qQ33dNerxwGc2titOrBDIxQ3HWzAMO8mAvzebgjgeTBgYHqRYAQt3CBgiH_OO2B1GJ_cg/s1600/X30A4034s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">| sagamihara | aug. 2016 |</div><br />
頭のかたちがヘン!<br />
<br />
<img border="0" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjszYFrBwbPxd8jhIF1eKnNV9i8ZqeprbmjMQBIxdjbNQ5f8k8XhUbV30oucPIABlKWibeZRswnp9gHCiFY26kksDxaNZ0rbbTIh86ZEyz5_3xJn97x6dOi8w9YRtiTlXCS4jPqw3uZM7E/s1600/X30A4007s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">| sagamihara | aug. 2016 |</div><br />
抱えている壺が蛸壺だとすると口が小さすぎてヘン!<br />
<br />
<img border="0" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhmv2Qvm730IOhXQssZ94HPmb0ho-ZyL-BUyOrcNmkl6ruPSnvl5lHdUZ3cpJOZgUA5HhCZtFYidQ11oBQ0guzzOhKE1DVCE0WFcTyi7_UkPBi2Wa8hrzikc4oYyG0toN7bN9NdjHC9KlQ/s1600/X30A4043s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">| sagamihara | aug. 2016 |</div><br />
「絵が苦手な大人が何も見ないで描いたタコ」みたいな造形ですね……。<br />
<br />
<img border="0" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEia7dVEW1_WhrZ7bGMUziFLZZNACk_N6z41ex4RNwYcemvslC6LRWjUTdbzLiwDXnpFocFcIQHLEVumOZQkdm3rCrT1SHui3MFYfNEvedoUhtjdhOOtvrUJDPKjxGb5qYiz6F7ZDvRe66k/s1600/X30A4015s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">| sagamihara | aug. 2016 |</div><br />
他にも楽しい生物がおりましたので、追ってご紹介しましょう。<br />
お楽しみに(笑)<br />
<br />
<img border="0" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjtuAVlcvAUaHcicO3qqqSw2sgR3Xoed8aj4oCA9c7qWuIW1gi72MVsaRWZh4js4ggta6fKhs0bxYsM_i0C6kV8JErf4vAH7gRWdkMrPsRdxafSUu05cdH2TTNsQpP1zBOM5dNxtmQfvJ8/s1600/X30A4038s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">| sagamihara | aug. 2016 |</div><br />
<div class="linktext"><div style="text-align: center;"><br />
世の中にはかわいいタコもいるというのに……。<br />
<br />
<a href="http://tokyopasserby.blogspot.jp/2011/05/blog-post_08.html" target="_blank"><img height="300" src="https://lh4.googleusercontent.com/_d6aWSJ4a4-c/Tcc1LodeeeI/AAAAAAAAE5A/OT2xo2gdIkE/s800/R0074954s.jpg" width="300" /><br />
<br />
公園遊具:飛鳥山公園のタコ</a><br />
<br />
</div></div><br />
<blockquote><div style="text-align: center;"><br />
タコ滑り台建設現場の写真も載っています。<br />
<br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4286112624/ref=as_li_ss_il?ie=UTF8&camp=247&creative=7399&creativeASIN=4286112624&linkCode=as2&tag=tokyopasserby-22" target="_blank"><img border="0" src="https://ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&ASIN=4286112624&Format=_SL250_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=tokyopasserby-22"><br />
<br />
西山貞子『私のタコ』文芸社、2011年。</a><img alt="" border="0" src="https://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=tokyopasserby-22&l=as2&o=9&a=4286112624" height="1" style="border: none !important; margin: 0px !important;" width="1"><br />
<br />
</div></blockquote>Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1938861591860004320.post-76128692708229146742016-04-20T06:24:00.000+09:002016-04-21T09:07:11.571+09:00「デジタル版画」とは(仮)<img height="288" src="https://lh3.googleusercontent.com/-pBRH7BYL8RE/Vxf2GfDtUOI/AAAAAAAAM4E/pd_TmMrOugwzPjA6V-tBRWpHWvBchBpuACCo/s288-Ic42/51tP6SKj5mL.jpg" width="214" /><br />
<br />
「『デジタル版画』の現在」(『版画芸術』171号、2016年春)を読んで、版画とはなんだろうかと考えた。デジタルで制作し、インクジェットで出力しても版画なのだろうか。尤も、ジクレーのように、オリジナル作品をスキャンしてインクジェット出力した(だけの)ものも「版画」と呼ばれていたりするのだけど。某印刷系博物館の某学芸員さんは、版のないものを印刷とは呼びたくないと言っていたが、同様に版がないものを版画と呼ぶことには抵抗がある。<br />
<br />
PCでつくってインクジェットプリントした年賀状を版画の年賀状と呼べるかとか、スキャンしたイラストをプリントしたらそれは版画なのかとか。加工した写真のプリントも版画なのかとか。<br />
<br />
版画芸術の記事では「デジタル版画」の「定義」を<b>「作者が版画を創作する意図を持ち」</b>としている。たしかに、リトグラフでもそれがカラー印刷の手段なのか、版画なのかは、作者の意図次第であるから、それはオフセットでもインクジェットでも同様なのかも知れない。PCでデータをつくり、シルクスクリーンで刷っている村上隆の五百羅漢等々は「版画」なのだろうか、と言う話である。版を使っているからといって、それを版画と呼ぶわけではない。<br />
<br />
さらに記事では「デジタル版画」を次の4つのタイプに分類している。<br />
<br />
<br />
<ol><li>デジタルデータをコンピューターで制作し、オフセット印刷やリトグラフでプリントした作品。</li>
<li>デジタルデータをコンピューターで制作し、インクジェットプリンターでプリントアウトしたものに、従来の版画手法であるリトグラフ、シルクスクリーンなどを後刷りして重ねた作品。</li>
<li>デジタルデータをコンピューターで制作し、インクジェットプリンターでプリントアウトした作品。</li>
<li>現実を切り取ったデジタル写真を主体とし、そのデジタルデータにコンピューター上で何らかの加工をし、「版画」として発表された作品。</li>
</ol><br />
どんどん分からなくなってきました。<br />
<br />
紙面で最初に紹介されている遠藤亨氏の作品を「版画」と呼ぶことには抵抗はない。Macを使って制作する作品のパイオニアであるが、オフセットで「刷っている」から。2も理解できる。しかし、3、4はどうだろう。けっきょくのところ、「作者が版画を創作する意図を持ち」ということなのか。<br />
<br />
定義することに意味はあるのか、という話でもある。<br />
<br />
複製技術が創作に用いられた場合、オリジナルとは何か、オリジナルのが持っているだろうアウラはどうなるのか、という話でもある。<br />
<br />
そもそもオリジナルにアウラが存在すると言ってしまっていいのかどうか。ベンヤミンがそう言っているだけじゃないの(乱暴)。<br />
<br />
先日の「機械学習したAIが出力したレンブラントの新作」の話とも関連してくる。AIが創り出した画像はアートで有り得るのか(それはサルが描いた絵はアートかという話でもある)。<br />
<br />
ますます分からなくなってきました。<br />
<br />
「複製技術が高度に進化した社会では、オリジナルであることの意義はアートマーケットにおける問題でしかない」と言ってみよう。<br />
<br />
<div style="text-align: center;"><br />
<iframe frameborder="0" marginheight="0" marginwidth="0" scrolling="no" src="http://rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&nou=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=tokyopasserby-22&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=ss_til&asins=4872422724" style="height: 240px; width: 120px;"></iframe> <iframe frameborder="0" marginheight="0" marginwidth="0" scrolling="no" src="http://rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&nou=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=tokyopasserby-22&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=ss_til&asins=4794912668" style="height: 240px; width: 120px;"></iframe><br />
<br />
<br />
<br />
</div>Unknownnoreply@blogger.com1tag:blogger.com,1999:blog-1938861591860004320.post-14339325086945471402016-04-18T09:43:00.003+09:002016-04-18T09:57:10.053+09:00水飲み場:千葉神社ちかく上部は御影石(風)、下部は人造石洗い出し。珍しい組み合わせの水飲み場です。千葉神社そば。調べてみましたが公園の名前が分かりません。<br />
<br />
<img height="400" src="https://lh3.googleusercontent.com/-lbSj_u-Ueco/VxI9oxhIQ8I/AAAAAAAAM3c/ODAlyGeShpgar4kBV8F8yBZK5kgklC0hQCCo/s400-Ic42/XE2A4696s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">| chiba | feb. 2016 |</div><br />
胴部分がテープで巻かれているので、割れないように箍(たが)をはめているのかと思ったのですが……<br />
<br />
<img height="400" src="https://lh3.googleusercontent.com/-lqLZ7Hgap3c/VxI9ok7kybI/AAAAAAAAM3c/RAnhlnENMScjqPYCgJbyBuUs7k-i29C8ACCo/s400-Ic42/XE2A4692s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">| chiba | feb. 2016 |</div><br />
注意書きの貼り紙を固定するためのようですね。<br />
<br />
<img height="400" src="https://lh3.googleusercontent.com/-y9BB6cCs49Y/VxI9oepRX1I/AAAAAAAAM3c/vaavtCiJwCEQxJmfFlzRk2-JaMU6eKU9QCCo/s400-Ic42/XE2A4694s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">| chiba | feb. 2016 |</div><br />
なんだろう。<br />
素材感など、凝っているわりには面白みがない残念なデザインです。<br />
<br />
<img height="400" src="https://lh3.googleusercontent.com/-ZWy7Mo3zlzg/VxI9oDqFMzI/AAAAAAAAM3c/B90OFwPVFn8sNDIZ3jQTHwhPeOSLIKY-ACCo/s400-Ic42/XE2A4689s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">| chiba | feb. 2016 |</div><br />
<div class="linktext"><div style="text-align: center;"><br />
手洗い部分がえぐられた構造は、<br />
駅のステンレス水飲みで見たことがあります。<br />
<br />
<img src="https://lh3.googleusercontent.com/-r273C6XH-CU/VxQvHHP89cI/AAAAAAAAM3s/TIyrCBivmowPM8HGa4STxkOQP64r1nAhwCCo/s288-Ic42/XE2A8701s.jpg" height="288" width="288" /><br />
<br />
たぶん、西武池袋線・中村橋駅。<br />
<br />
</div></div>Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1938861591860004320.post-7646328405114884012016-04-17T20:13:00.001+09:002016-04-17T20:41:39.965+09:00水飲み場:板橋・都立赤塚公園人造石の土台に、ステンレスの水飲み。<br />
都営三田線・高島平駅の近く、都立赤塚公園の水飲み場です。<br />
<br />
<img height="400" src="https://lh3.googleusercontent.com/-Wac46EBkAww/VxI9pUlS6CI/AAAAAAAAM3c/yL4HFSqhe0o1dROqfDWOpof4OQIk_o5uwCCo/s400-Ic42/XE2A7531s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">
| takashimadaira 3 | mar. 2016 |</div>
<br />
右側面にあるボタンを押し下げると水が出る(らしい。試していない)。<br />
<br />
<img height="400" src="https://lh3.googleusercontent.com/-4zgFPtWLk8o/VxI9plE_m2I/AAAAAAAAM3c/yy7IfZDPQ0U-IcKmXyOrppBYT08JTX0fwCCo/s400-Ic42/XE2A7532s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">
| takashimadaira 3 | mar. 2016 |</div>
<br />
素材もボタンも、冷水器に似た構造です。<br />
<br />
<img height="400" src="https://lh3.googleusercontent.com/-TOfJOAbG4B4/VxI9p16nIkI/AAAAAAAAM3c/EdDpecpXYbMwogX6LB2FfCuV0fjboA6tgCCo/s400-Ic42/XE2A7533s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">
| takashimadaira 3 | mar. 2016 |</div>
<br />
裏側は手洗い。<br />
水飲みの排水は穴を通ってこちら側に。<br />
<br />
<img height="388" src="https://lh3.googleusercontent.com/-PrmHewzGkN0/VxI9pNAGsbI/AAAAAAAAM3c/bvRZQu0vdPAE_Nk8ouc17zb-lBomRrsWQCCo/s400-Ic42/XE2A7530s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">
| takashimadaira 3 | mar. 2016 |</div>
Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1938861591860004320.post-84183020270392314232016-04-16T18:30:00.000+09:002016-04-17T18:39:25.265+09:00水飲み場:品川・五反田公園五反田駅の東側、坂を上った途中にある公園の、人造石の手洗い場です。<br />
<br />
<img height="400" src="https://lh3.googleusercontent.com/-vwqaSP6BdhY/U7vCR5Rdh3I/AAAAAAAAKxo/e5qWwz3fEuAxzOJYyXx0RsYHBXyfn0tHACCo/s400-Ic42/DSCF9052s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">| higashi gotanda 5 | oct. 2013 |</div><br />
ずいぶん前に撮影した水飲み場なのですが、なぜかウェブログにはアップしていなかったのです。<br />
<br />
<img height="400" src="https://lh3.googleusercontent.com/-XExMDI8zCJE/U7vCS9Dp9PI/AAAAAAAAKxw/ofjASEI5ARoCDE1vOeJgsz7m9vMBzBpFwCCo/s400-Ic42/DSCF9057s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">| higashi gotanda 5 | oct. 2013 |</div><br />
[水]って書く必要はあるのでしょうか。<br />
<br />
<img height="400" src="https://lh3.googleusercontent.com/-XaH4LApf80Q/U7vCUKZfj3I/AAAAAAAAKx4/XkXDsLx-2nYgiLwdADS9cMlFLFXZqIvywCCo/s400-Ic42/DSCF9062s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">| higashi gotanda 5 | oct. 2013 |</div><br />
<br />
<div class="linktext"><div style="text-align: center;"><br />
品川でしばしば見かける手洗い場。<br />
<br />
<a href="http://tokyopasserby.blogspot.jp/2013/10/blog-post_8.html" target="_blank"><img height="288" src="https://lh3.googleusercontent.com/-VrhSHti4zGU/UlO4OmXfg6I/AAAAAAAAJyg/lYCFY4ItH9ERKdBMNBM_yxAsZXdaX-YTwCCo/s288-Ic42/DSCF6718s.jpg" width="288" /><br />
水飲み場:品川・小関公園</a><br />
<br />
</div></div>Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1938861591860004320.post-25480541233903108912016-04-15T13:23:00.000+09:002016-05-03T07:37:15.549+09:00水飲み場:品川・仙台坂公園人造石の手洗い場。<br />
<br />
<img height="400" src="https://lh3.googleusercontent.com/-xXk2s57v7ZM/VxI9rVW---I/AAAAAAAAM3c/qa0Z5TKi3ZQM3AIpssOMUv4omNbvwYAkgCCo/s400-Ic42/XE2A9310s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">| minami-shinagawa 5 | apl. 2016 |</div><br />
上の部分のみ、灰色のコンクリートです。<br />
補修の跡でしょうか。<br />
<br />
<img height="400" src="https://lh3.googleusercontent.com/--wpFAZOE8uw/VxI9rrcrvhI/AAAAAAAAM3c/G7dIi3VN2FAUmD0wEwyaBOhk0t7j_muyQCCo/s400-Ic42/XE2A9314s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">| minami-shinagawa 5 | apl. 2016 |</div><br />
それにしてはきれいに直されていますね。<br />
<br />
<img height="400" src="https://lh3.googleusercontent.com/-EOSir_Cp94k/VxI9sB-hywI/AAAAAAAAM3c/3Z8Dq0Aa5PojpzUouBhwAe6fa4-4IM_YgCCo/s400-Ic42/XE2A9319s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">| minami-shinagawa 5 | apl. 2016 |</div><br />
排水溝の周囲には雑草。<br />
<br />
<img height="400" src="https://lh3.googleusercontent.com/-AWZVKy6ocmw/VxI9r3lWHkI/AAAAAAAAM3c/a053oI5Sea0S22pJhK9J1Xxrm4_nrw_qQCCo/s400-Ic42/XE2A9318s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">| minami-shinagawa 5 | apl. 2016 |</div><br />
<div style="text-align: center;"><img src="https://lh3.googleusercontent.com/-tqnGOL42G3I/VyfV2zHsdlI/AAAAAAAAM4c/EKyO31dd2boEiZenv-6NKC6mYi9fQOE_gCCo/s288/%25E6%25B0%25B4%25E9%25A3%25B2%25E3%2581%25BF%25E5%25A0%25B4_%25E5%2593%2581%25E5%25B7%259D.fh11.png" height="288" width="237" /></div><br />
<div class="linktext"><div style="text-align: center;"><br />
品川でしばしば見かける手洗い場の色違い。<br />
<br />
<a href="http://tokyopasserby.blogspot.jp/2013/10/blog-post_8.html" target="_blank"><img height="288" src="https://lh3.googleusercontent.com/-VrhSHti4zGU/UlO4OmXfg6I/AAAAAAAAJyg/lYCFY4ItH9ERKdBMNBM_yxAsZXdaX-YTwCCo/s288-Ic42/DSCF6718s.jpg" width="288" /><br />
水飲み場:品川・小関公園</a><br />
<br />
</div></div>Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1938861591860004320.post-15732179009634914312016-04-12T23:00:00.000+09:002016-04-13T10:50:26.033+09:00黒|白<img src="https://lh3.googleusercontent.com/-8WCDvMOHn2w/Vw2lCal6aLI/AAAAAAAAM1c/bxOjvi4J7ywJpub0V4ScZOTQnE91B1onwCCo/s800-Ic42/XE2A9220s%2B%25283%2529.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">| iidabashi | apl. 2016 |</div>Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1938861591860004320.post-2449870129716088322016-04-07T11:43:00.000+09:002016-04-07T13:34:21.624+09:00葦原邦子『夫 中原淳一』<a href="http://amzn.to/1MTkUfH" target="_blank"><img src="https://lh3.googleusercontent.com/-g4OF48U9F-E/VwXG7cGkknI/AAAAAAAAM0g/Xae_jbotCa8-1tpmrmsdtPGxWwJQNftYgCCo/s800-Ic42/41GH0HDTSYL.jpg" height="475" width="325" /></a><br />
<div class="caption">葦原邦子『夫 中原淳一』平凡社ライブラリー、2000年。</div><br />
これまで中原淳一(1913-1983)の仕事を紹介する展覧会をいくつか見てきましたが、どうもその人物像がはっきりしない。<br />
<br />
彼の仕事はすばらしい。<br />
彼の言葉もすばらしい。<br />
<br />
では、彼は人間的にはどのような人物だったのか。<br />
彼の作品のような、彼の言葉のような人物だったのか。<br />
<br />
しかしながら、展覧会での解説を読んでも、いまひとつ彼の人間性が見えきません。図録を読んでも曖昧で、その生涯がはっきりしません。<br />
<br />
それならばと、しばらく前に中原淳一関係の本をいくつか読みました。<br />
<br />
印象に残った本は、淳一の家族が書いた2つ。<br />
<br />
ひとつは、息子・中原洲一(1944-2004)の『<a href="http://amzn.to/1SRgllk" target="_blank">父 中原淳一</a>』中央公論社、1987年。もうひとつは、妻・葦原邦子(1912-1997)の『<a href="http://amzn.to/1MTkUfH" target="_blank">夫 中原淳一</a>』中央公論社、1984年/平凡社ライブラリー、2000年。<br />
<br />
なかでも、淳一の妻、元・宝塚の男役スター、葦原邦子の『<a href="http://amzn.to/1MTkUfH" target="_blank">夫 中原淳一</a>』には、淳一が家族、とくに妻に対してどのようなスタンスでいたのかが書かれていて、興味深く読みました。以下に、印象に残った言葉を引用します。括弧の数字は中央公論社版のページ/平凡社版のページです。<br />
<br />
<blockquote>「披露宴で白井先生が嬶天下になりなさい。その方が家庭はうまくいくものだ、と言ったけど、僕はいやだよ。僕は女があんまりハッキリとものを言ったり、口出しをするのは好きじゃない。僕のうちは父がいちばん偉くて、食事も父だけは一段上で、母も子供たちも一段下で食事をしていた。ただ僕だけは父のお気に入りで、傍へ来て食べなさいとよく呼ばれたんだよ」(42/57)</blockquote><br />
<blockquote>或る朝、廊下の片隅に、その頃は贅沢とされた外国製のコンパクトが転がっているのを見つけた淳一が、「あんまり貰いすぎて物を大切にする気持ちと感謝の気持ちを忘れたんだね。僕はこれから一切何も買ってあげないよ、それが直るまで」。(64/87)</blockquote><br />
<blockquote>「女はお喋りだから嫌だ」「僕は秘密主義だよ」(65/89)</blockquote><br />
<blockquote>「女は何ごとにも甘えがあるんだよ。その辺のことを知っておかないと、男と同等に仕事はできないね」(66/91)</blockquote><br />
<blockquote>のどの弱い私は、扁桃腺の熱が出ると一週間ほどは起きられないこともあり、そんなときは奥の部屋のすみっこでひっそりと寝るのです。<br />
いろいろな人と接するので、全快をまってから、又例の如く食事を運びはじめる。<br />
「病気だったんだって? 弱いんだね。僕なんか風邪をひいても一晩寝れば治るよ」とも言われると、一言もない気がするのでした。(78/104)</blockquote><br />
<blockquote>編集部の女の人からでも、奥さま大変ですねえ、などと言われると、淳一はあとでよく言いました。<br />
「他人に大変ですねなどと言われるのは、いかにも大変そうにするからなんだ」と。さすがにそんなあとは自分の部屋でシュンとなる私でした……(78-9/106)</blockquote><br />
<blockquote>何分、淳一からは「女が男の仕事に口を出すのは間違いのもと」と、ノウ・タッチを言い渡された……(79/106)</blockquote><br />
<blockquote>女は選ばれた人間以外は、やはり家庭に在るべきだとの考えには変わりはないけれども……(82/111)</blockquote><br />
<blockquote>何分私は、淳一と二人だけになると、たとえば頼みごとなどどういうわけか上手に言えなくて、ステージ用の衣装を相談する場合は、いつも高さんに傍に居て貰ったものです。<br />
変に自意識過剰になるのでしょうか、金縛りの状態みたいで、どうでもいいような気分になるのです。(89/120-121)</blockquote><br />
<blockquote>[淳一がパリでバッグを買って、高峯秀子が預かってきた]<br />
昔、パパさんに物を大切にしないと叱られたこと、そしてそういうくせが直るまでは何も買ってあげないと言われたこと、それが今解除になったのかしらと、私の胸がジーンとするような喜びでした。(95/128)</blockquote><br />
<blockquote>「いつ迄もボロを引きずるように歌いたがるんじゃない」(99/133-134)</blockquote><br />
<blockquote>その頃私はよく他の人から言われました。「葦原さんは幸せですね、あんなにおやさしそうなご主人の理解がおありになるから、家庭と仕事の両立がお出来になって」(104/140)</blockquote><br />
<blockquote>[淳一の運転手の佐藤さんが、告別式のときに]<br />
「先生は本当に心の綺麗な神様みたいな人でしたね。……奥さんもしかしいろいろと大変でしたよねえ。先生は身内には厳しかったから……」(105/142)</blockquote><br />
<blockquote>[ある婦人雑誌の懸賞小説に応募して、次点で掲載されたときのこと。]<br />
私は面白がって新しいものにアタックしようという気持ちにかられて書いた小説が、誰かの口からパパさんの耳に入ったらしく、安原さんの前ですごく叱られたのでした。<br />
「いいかげんにしなさいッ、恥さらしなことを平気でやる。女は下等動物だよッ」。そのパパの怖い顔を私はポカンと眺めていました。<br />
深い意味もなくただ書いてみたかったから書いただけだったのですが、どうパパに告げられたかわからないけれど、なぜ女は下等動物と言われるのか、ポカンとしたゆえんでもありました。<br />
でもやはり、何かが淳一の気持ちを傷つけたのは確かだと、しばらくはほんとうに謹慎するつもりでした。やっぱりパパさんに叱られるのはこたえたからです。(108/146-147)</blockquote><br />
<blockquote>[淳一]「これで死んでしまうとしたら、あと子供たちはどうなるのかな、と思った」そこで私はすかさず気分を和らげるつもりできいてみたのです。<br />
「やっぱりパパさんね、じゃ私のことは?」淳一はニヤリとして言いました。<br />
「別に思い出しもしなかったよ」(110/150)</blockquote><br />
<blockquote>[長女の芙蓉に、葦原が絵やインテリアを専門にすればという提案をしたとき]<br />
パパはそれも反対でした。<br />
「そんな仕事は男と肩を並べる場合、女の方が優秀であるわけはまずない」(126/170)</blockquote><br />
<blockquote>新宿の小田急百貨店がオープンした日から、買い物コンサルタントを引き受けたときも、淳一は呆れ顔で言いました。<br />
「商品知識の勉強もせずに、よく買い物客の相談に応じますなんて言えるね。僕なんか、知らない人から何がいいでしょうかなんて相談されても、すぐに返事なんて出来ないよ。そんないい加減なことで仕事が出来ると思うのは、女の単純さと浅はかさだね」(135/182)</blockquote><br />
<blockquote>[『女の部屋』創刊と、マンション建設のトラブル]<br />
知り合って間もないその人が、訪ねて来るたびに、挨拶をしても眼を反らす陰気なニコリともしない顔つきがどうも気になって、ある日一寸それを言ったとたんに、一喝されたのです。<br />
「僕の所に来る客の批評なんかするんじゃない! だから女は嫌なんだ!」。そんなときの淳一は、本当に恐ろしかった。(/205-206)</blockquote><br />
こうした淳一の言葉を、葦原邦子は、夫との懐かしい思い出として、あるいは妻として至らなかったという後悔と自責の念としてして、記しているのです。<br />
<br />
葦原邦子の言葉をどう読むべきなのか。きわめて部分的な抜粋ですが、中原淳一の人物像を描くことの難しさを感じました。<br />
<br />
中原洲一『父 中原淳一』については、アマゾンのレビューをお読みになるとよいと思います。<br />
<br />
<iframe src="http://rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=tokyopasserby-22&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=ss_til&asins=B01D909Z1C" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe> <iframe src="http://rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=tokyopasserby-22&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=ss_til&asins=4582922384" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe><br />
<br />
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<br />
Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1938861591860004320.post-48631926059876524012016-03-24T21:00:00.000+09:002016-03-25T09:32:37.390+09:00世田谷美術館:ファッション史の愉しみ ―石山彰ブック・コレクションより―<img src="https://lh3.googleusercontent.com/-hJQnse5UNUo/VvN4nSEL5QI/AAAAAAAAMwM/cNsLABfCeMcPztgXwAkpGmjqzX5I1arjQCCo/s640-Ic42/%25E3%2583%2595%25E3%2582%25A1%25E3%2583%2583%25E3%2582%25B7%25E3%2583%25A7%25E3%2583%25B3%25E5%258F%25B2%25E3%2581%25AE%25E6%2584%2589%25E3%2581%2597%25E3%2581%25BF01s.jpg" width="400" /><br />
<br />
<b>ファッション史の愉しみ―石山彰ブック・コレクションより―</b><br />
2016年2月13日〜2016年4月10日<br />
<a href="http://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/exhibition.html" target="_blank">世田谷美術館</a><br />
<br />
<blockquote>西洋服飾史研究家・石山彰氏(1918-2011)のコレクションを中心に、16世紀から20世紀初頭にかけてのファッション・ブックとファッション・プレート、および服飾史研究書や明治時代の錦絵をご紹介します。神戸ファッション美術館が所蔵する同時代の衣装も合わせて展示することで、ファッション・プレートやファッション・ブックが持っている、ファッションであり画家の作品であり版画であるという、さまざまな要素が複合する魅力に迫ります。</blockquote><br />
今年は、(東京近郊の)あちらこちらの美術館でファッション関連の展覧会が目白押しです。<br />
<br />
すでに始まっている展覧会を挙げただけでも、これだけあります。<br />
<br />
<ul><li><b><a href="http://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/exhibition.html" target="_blank">ファッション史の愉しみ―石山彰ブック・コレクションより―</a></b>(世田谷美術館、2016.2.13〜4.10)。</li>
<li><b><a href="http://mimt.jp/paris-hc/" target="_blank">PARIS オートクチュール―世界に一つだけの服</a></b>(三菱一号館美術館、2016.3.4〜5.22)。</li>
<li><b><a href="http://2016.miyakeissey.org/" target="_blank">MIYAKE ISSEY展: 三宅一生の仕事</a></b>(国立新美術館、2016.3.16〜6.13)。</li>
<li><b><a href="http://museum.bunka.ac.jp/exhibition/" target="_blank">ヨーロピアン・モード</a></b>(文化学園服飾博物館、2016.3.8〜5.17)。</li>
<li><b><a href="http://www.chanel-ginza.com/nexushall/2016/cif/" target="_blank">コンデナスト社のファッション写真で見る100年</a></b>(CHANEL NEXUS HALL、2016.3.18〜4.10)</li>
<li><b><a href="http://www.polamuseum.or.jp/sp/mb_2016/" target="_blank">Modern Beauty フランスの絵画と化粧道具,ファッションにみる美の近代</a></b>(ポーラ美術館、2016.3.19〜9.4)。</li>
</ul><br />
この後にも、ルイ・ヴィトン、ポール・スミス、マリメッコなど、ブランドの展覧会なども含めて非常に多くのファッション系展覧会が予定されています。<br />
<br />
そのなかでも、世田谷美術館の「ファッション史の愉しみ ―石山彰ブック・コレクションより―」はファッション・イグジビション・イヤーの先陣を切って始まった展覧会です。<br />
<br />
<div style="text-align: center;">❖ ❖ ❖</div><br />
先陣を切って、といっても、この展覧会の自体は神戸ファッション美術館で開催された展覧会(2014.10.18〜2015.1.6 ☞ <a href="http://www.fashionmuseum.or.jp/museum/special/fashion-plate" target="_blank">こちら</a>)の巡回展です。<br />
<br />
さらにいえば、この企画は石山彰氏が亡くなられた2011年から始まっていたと言ってよいので、2016年に東京で開催されることになったのは偶然。偶然ではあるけれども、これだけ重なるのは、やはりなにか時代のトレンドなのでしょうね。<br />
<br />
展覧会の趣旨としては、西洋服飾史研究家・石山彰氏(前お茶の水女子大学教授、文化学園大学名誉教授)の約70年にわたる研究生活によって遺されたファッション史関係のブック・コレクションを展示するもの。石山氏の没後に、お弟子さんである能澤慧子氏(東京家政大学教授)と東京家政大学の院生によって行われたコレクション調査の成果です。<br />
<br />
しかし、見どころはそれにとどまりません。会場には神戸ファッション美術館が所蔵する西洋衣装の実物が合わせて展示されているのです。<br />
<br />
まずは、会場の展示風景を見てください。<br />
<span class="Apple-style-span" style="color: #cc0000; font-size: x-small;">※ 世田谷美術館の許可を得て撮影・掲載しています。</span><br />
<br />
壁面には石山彰コレクションのファッション・プレート。<br />
<img src="https://lh3.googleusercontent.com/-Hi3xiqKDtWU/VvOIbuK60TI/AAAAAAAAMww/0DXFrD0AxMYils0jd_nz6H2RE6HXM-7MwCCo/s640-Ic42/XE2A3451s.jpg" width="400" /><br />
<br />
展示ケースにはファッション・ブック。<br />
<img src="https://lh3.googleusercontent.com/-9fDfu1djNnU/VvOIbrBkFTI/AAAAAAAAMw0/-AvRPwxXDtogiqxxPPR6HprW-uvmjM1NACCo/s640-Ic42/XE2A3459s.jpg" width="400" /><br />
<br />
そして展示室中央の台には、神戸ファッション美術館の実物史料。<br />
<img src="https://lh3.googleusercontent.com/-eiRWLIrUK5s/VvODw0UNqpI/AAAAAAAAMwY/9qKkYz_BPxIzjlFMdMCIYDzAfI4frbdNACCo/s640-Ic42/XE2A3435s%2B%25281%2529.jpg" width="400" /><br />
<br />
ご覧の通り、マネキンにはメイクが施されています。<br />
<img src="https://lh3.googleusercontent.com/-aN1gZir0h74/VvONqFlqGuI/AAAAAAAAMxU/B7PTLOgM1UIXUJM0ZqsCNYs-uUqyBZ1TgCCo/s640-Ic42/XE2A3422s%2B%25281%2529.jpg" width="400" /><br />
<br />
メイクは、衣装と同時代のファッション・プレートを参考にしているそう。<br />
<img src="https://lh3.googleusercontent.com/-oPo4a3AXlwM/VvONp1SIVpI/AAAAAAAAMxQ/ElInJynhGTkXsgsivaPR-DFbYPT3nQ7wgCCo/s640-Ic42/XE2A3424s%2B%25281%2529.jpg" width="400" /><br />
<br />
もちろん、盛り盛りのヘアスタイルも!<br />
<img src="https://lh3.googleusercontent.com/-WvnFQckOe6w/VvONp21A2iI/AAAAAAAAMxM/eghcH-APgS4wIJeHF3idFLRPds0QQtsKQCCo/s640-Ic42/XE2A3425s%2B%25281%2529.jpg" width="400" /><br />
<br />
いやいやいや、この髪型で馬車に乗れたのだろうかとか、邸宅の入口や部屋の扉から入ることができたのだろうかと、いろいろな心配が頭をよぎります。じっさい、同時代にも過剰なファッションを皮肉る風潮はあったようですが。<br />
<img src="https://lh3.googleusercontent.com/-d_4HNpg0TkQ/VvOSPBh5qUI/AAAAAAAAMx0/--9qHKBhBVAN3TEjD2hgE4VtlQu49UrfACCo/s640-Ic42/DP808243s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">source: <a href="http://www.metmuseum.org/art/collection/search/392309" target="_blank">The Fashions of 1830: A Further Degree of Perfection (Encore un dégré de perfection: Modes de 1830)</a></div><br />
《クリノリンの幸不幸》と題する画。1858年頃。<br />
<img src="https://lh3.googleusercontent.com/-O-AuzRDZPlU/VvOUu5kEDwI/AAAAAAAAMyM/tdAxfHFOTcsJZ-100hYVGhPEVj0PgR8IQCCo/s640-Ic42/btv1b53024655s.jpeg" width="400" //><br />
<div class="caption">source: <a href="http://gallica.bnf.fr/ark:/12148/btv1b53024655s/f1.item" target="_blank">Heur et malheur de la crinoline</a></div><br />
《クリノリンの天下》。1858年頃。<br />
<img src="https://lh3.googleusercontent.com/-5f603Bv_TI8/VvOUvBAUTqI/AAAAAAAAMyQ/cqGs6A5KHwQulvpulJylxPxmVxfor3LaACCo/s640-Ic42/btv1b53024716z.jpeg" width="400" /><br />
<div class="caption">source: <a href="http://gallica.bnf.fr/ark:/12148/btv1b53024716z/f1.item" target="_blank">Le règne de la crinoline</a></div><br />
クリノリンとは、スカートを張らせるためのアンダースカートおよびその材料。丸い輪の形をしたかごのように作った枠に布などを張ったもの。<br />
<img src="https://lh3.googleusercontent.com/-rvBOfnhpfgc/VvOaQDFKcII/AAAAAAAAMyo/1qBtMZqso-gkGo9r_RYogMkTtLwuuP-RwCCo/s400-Ic42/%25E3%2582%25AF%25E3%2583%25AA%25E3%2583%258E%25E3%2583%25AA%25E3%2583%25B3.png" height="310" width="400" /><br />
<div class="caption">「6スー? いいえマダム。24スーです。あなたは4倍の場所をとるのですから。」</div><br />
こちらは、胴着を試着させる仕立屋の再現。18世紀後半。<br />
胴着のウエストの細いこと!<br />
<img src="https://lh3.googleusercontent.com/-eXTAq6atueQ/VvN4nAvCC5I/AAAAAAAAMwM/1VeQv2Jbv6kmQeDmIcYxv2u_osKkr_hbACCo/s400-Ic42/XE2A3457s.jpg" height="292" width="400" /><br />
<br />
横には同様の場面が描かれたファッションプレート。<br />
<img src="https://lh3.googleusercontent.com/-fTIpH8VVyMA/VvOhV8gJ2pI/AAAAAAAAMzM/HleT-fd1j5EnfJcmDVpyKdoaxmATrZgfwCCo/s400-Ic42/XE2A3454s.jpg" height="400" width="296" /><br />
<div class="caption">Gallerie des Modes et Costumes Français. 15e. Cahier des Costumes Français, 9e Suite d'Habillemens à la mode en 1778. P.85 "Tailleur costumier essayant un cor à la mode ..."</div><br />
これらに対して、20世紀ファションを着せたマネキンはシンプルですね。<br />
手前の水着は、ジャンセン社(Jantzen, 1923)。ウールです。<br />
<img src="https://lh3.googleusercontent.com/-7Z0F9EdV6eY/VvOSPIPykPI/AAAAAAAAMyA/B6An3pgFGgEHwy9IIdGWHz0DFf2A9iTKQCCo/s400-Ic42/XE2A3518s%2B%25281%2529.jpg" height="256" width="400" /><br />
<br />
ファッション・プレートに現れた衣装とまったく同じものがあるわけではありませんが、時代のスタイルを立体的に見ることができる展示構成になっています。壁のファッション・プレートと、中央の衣装との間を行ったり来たり。<br />
<br />
<div style="text-align: center;">❖ ❖ ❖</div><br />
タイトルは「ファッション史の愉しみ」。石山彰コレクションが見せるのは「ファッションの歴史(変遷)」にとどまらず、「ファッション史研究の歴史」でもあります。<br />
<br />
また、「ファッション史研究」がなにを目的として成立してきたかを考えると、それは古今東西のファッションに学び新しいファッションを生み出すための素材であったわけで、「ファッション史」自体がファッションの歴史でもあるのです。<br />
<br />
マネキンを使った再現から分かるのは、ファッションはそれを着る人間がいて成立するものだということ(あたりまえですが)。ファッションはそれを着ていた人々の身分、職業、生活等々を語る歴史史料でもあります。<br />
<br />
また、ファッション・ブック、ファッション・プレートの同時代的な役割を考えれば、それは「ファッション・メディアの変遷」を見る展覧会でもあります。もちろん、そこには印刷技法の歴史も含まれます。また、ファッション・メディアを誰が需要していたのかという歴史でもあります。<br />
<br />
それゆえに展覧会の構成は多層的。<br />
さまざまな関心、視点から見ることができます。<br />
一筋縄ではいきません。<br />
ファッションの歴史は人間の歴史でもあると聞きましたが、まさにその通りです。<br />
<br />
<div style="text-align: center;">❖ ❖ ❖</div><br />
三菱一号館美術館「PARIS オートクチュール」と比較してみるとどうでしょう。<br />
<br />
<img src="https://lh3.googleusercontent.com/-vgf2jPrkII8/VvOuK0q3gdI/AAAAAAAAMzY/3GLrUnMj3_kLNeDQLgHy_03WBalbRXe0QCCo/s400-Ic42/XE2A4967s.jpg" height="232" width="400" /><br />
<div class="caption">三菱一号館美術館:PARIS オートクチュール展会場(※撮影可の展示室)</div><br />
「PARIS オートクチュール」展は、1868年に始まるパリのオートクチュールの歴史に焦点を当てた展覧会です。ギルドと言ってもよい規律を持つ組織と、そこに所属して世界のモードを牽引してきたファッション・デザイナーたちの作品が並んでいます。時代は19世紀末から20世紀。ファッション・プレートもありますが、展示物の点では、実物が主で、資料が従。<br />
<br />
「ファッション史の愉しみ」展は、16世紀末から始まり20世紀前半までのヨーロッパのファッションの文献と実物。さらには、揚州周延らによる明治期の錦絵に描かれた日本人の洋装も紹介されています。これらの錦絵も石山彰氏のコレクション。これもある種のファッション・プレートですね。鹿鳴館時代の洋装の実物展示もあります。展示物の点では、資料が主で、実物が従。<br />
<br />
「PARIS オートクチュール」はファッションのつくり手の歴史、「ファッション史の愉しみ」は社会におけるファッションに目を向けた歴史展示ということもできます。なので、前者ではデザイナーの名前が強調されますが、後者では必ずしもそうではありません。<br />
<br />
<div style="text-align: center;">❖ ❖ ❖</div><br />
会場を出たところ、ロビーで上映されている映像は必見です。映画やテレビドラマの映像をまとめたもののように見えますが、こちらは神戸ファッション美術館が制作したこのオリジナル映像。18世紀後半から19世紀末までの衣装を役者に着せてヨーロッパで撮影したものだそうです。お金掛かってますねえ(笑)。<br />
<br />
展示総数は約500点! 素敵な表紙の展覧会図録(1,500円)には、展示作品すべてが掲載されているわけではないので、お気に入りの作品はしっかり目に焼き付けるか、タイトルを控えておいてネットで検索するとよいでしょう。ファッション・ブック、ファッション・プレートには著作権が切れていてネット上で公開されているものも多いようです。<br />
<img src="https://lh3.googleusercontent.com/-Vq-l4US6E0o/VvSGXShSznI/AAAAAAAAM0I/5Ugnj1ttPb8Lhg97_dqQ9f3Pxx4wSBxLwCCo/s400-Ic42/XE2A7479s.jpg" height="400" width="400" /><br />
<br />
石山彰氏の未公刊テキストも収録された論考集(500円)もありました。<br />
<img src="https://lh3.googleusercontent.com/-tBvDZW6R0K4/VvSGXS6VplI/AAAAAAAAM0M/RLoSBRQl6TgiQ0Qxd2h7Pnkw7o1CbulkgCCo/s400-Ic42/XE2A7473s.jpg" height="400" width="400" /><br />
<br />
<div style="text-align: center;">❖ ❖ ❖</div><br />
個人的にとても気に入ったファッション・プレートはこちら。<br />
A.E. Marty, La Rythmique(リズム体操)。<br />
白い衣装を着てダンスする子供たちがかわいい。<br />
<img src="https://lh3.googleusercontent.com/-6_SozH_XhXI/VvOvpl8nzqI/AAAAAAAAMzw/Zek_NGasf7UTC2UAdlYsOm9s9uug7p0LQCCo/s400-Ic42/AE_Marty_La_Rythmique_1150_33.jpg" height="292" width="400" /><br />
<div class="caption">source: <a href="http://www.artophile.com/dynamic/Artwork/PublicDetail_AE_Marty_La_Rythmique_1150_33.htm" target="_blank">A.E. Marty, La Rythmique</a></div><br />
これは1912年から1923年までに7巻が刊行された『Modes et manières d'aujourd'hui』というファッション誌の1枚。1巻ごと1名のイラストレーターに作品が依頼され、各巻300部のみが刊行された。彩色はポショワール。<br />
<br />
※ ポショワール (pochoir):ポショワールとは、亜鉛や銅版を切り抜いた型を用いて刷毛やスプレーで彩色する西洋版画の一種です。写真製版によって作家の原画から複製品を作る技術が無かった20世紀初頭に、このポショワール技法が多く用いられました。(出典:<a href="http://www007.upp.so-net.ne.jp/lalique/museum/collections.html" target="_blank">大村美術館ウェブサイト</a>)<br />
<br />
<div style="text-align: center;">❖ ❖ ❖</div><br />
なお、石山彰ブック・コレクションが今後どこに引き取られることになるのかは決まっていないそうです。まとまった形で継承されるといいのですが。<br />
<br />
<iframe src="http://rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&nou=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=tokyopasserby-22&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=ss_til&asins=4816351957" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe> <iframe src="http://rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&nou=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=tokyopasserby-22&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=ss_til&asins=476612488X" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe> <iframe src="http://rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&nou=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=tokyopasserby-22&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=ss_til&asins=4766124871" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe><br />
<br />
<br />
Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1938861591860004320.post-46765347871373058952016-03-23T21:49:00.001+09:002016-03-24T09:52:58.002+09:00石洞美術館:スペイン陶器展—煌めきのイスパノ・モレスク—<div style="text-align: center;"><br />
<img src="https://lh3.googleusercontent.com/-FtE5yLXzCVg/VvKGJRhPqvI/AAAAAAAAMuE/1d6VPhy_BUwcY_ldK44COX1cziahMPQoQCCo/s400-Ic42/%25E7%259F%25B3%25E6%25B4%259E_%25E3%2582%25B9%25E3%2583%2598%25E3%2582%259A%25E3%2582%25A4%25E3%2583%25B3%25E9%2599%25B6%25E5%2599%25A801s.jpg" height="400" width="278" /><br />
<br />
<b>スペイン陶器展—煌めきのイスパノ・モレスク—</b><br />
<br />
2016年1月16日〜2016年4月3日<br />
<a href="http://sekido-museum.jp/exhibition/160116/index.html" target="_blank">石洞美術館</a></div><br />
<blockquote>8世紀から約700年の間、南部を中心に、イスラーム勢力の統治下にあったスペインでは、他のヨーロッパの国々とは大きく異なる文化が育まれました。<br />
イスパノ・モレスク陶器は、イスラーム陶器の技法を継承し、スペインで焼造された錫釉陶器です。中でも、金属質の光彩を放つ絵付けを施したラスター彩陶器は、その華やかさで人々を魅了してきました。<b>13世紀に、ラスター彩陶器の製作地である中近東にモンゴル人が侵入すると、陶工を含む多くのイスラーム教徒がスペインに移住し、マラガなど南部の地域でラスター彩陶器が盛んに焼造されるようになりました。</b>15世紀末にイスラーム王朝が滅亡した後も、スペインに残った陶工たちを中心に東部の窯場が発展しました。マニセスでは、王家や貴族の紋章を描いた大皿など華やかなラスター彩陶器が製作され、パテルナやテルエルでは、緑、青、茶などの顔料で人物や魚などを自由闊達な筆遣いで描いた陶器が製作されました。<br />
本展は、ラスター彩陶器を中心に、当館の所蔵するスペインの錫釉陶器約60件を初めて一堂に展示致します。(展覧会サイトより)</blockquote><br />
メモランダム<br />
<br />
館蔵コレクションによるスペイン陶器の展覧会。<br />
<br />
展示品には17世紀、18世紀、19世紀のものが多数。<br />
18世紀ヨーロッパの陶磁ならば、中国陶磁の写しがあっても良さそうなのですが、今回の出展品には染付風の青い絵付けの陶器はあれども、青い芙蓉手はひとつのみ。他はラスター彩が大部分で、でもイスラム風とは限りません。<br />
<br />
<img src="https://lh3.googleusercontent.com/-7rQIzCjwCYs/VvKGJZ3MVtI/AAAAAAAAMuU/KVhjezGy5W0_jG3gb3jnzmpDJ-dKCiUBwCCo/s640-Ic42/%25E7%259F%25B3%25E6%25B4%259E_%25E3%2582%25B9%25E3%2583%2598%25E3%2582%259A%25E3%2582%25A4%25E3%2583%25B3%25E9%2599%25B6%25E5%2599%25A802s.jpg" width="400" /><br />
<br />
スペイン陶器はそういうものなのかなと思いつつ見ていると、パネルに石洞美術館創設者・佐藤千壽氏(1918~2008)の次の言葉。<br />
<br />
<blockquote>もともとヨーロッパの陶器など、殆ど歯牙にもかけなかった私が、どうしてスペインのやきものに、こんなに深入りしてしまったのか。その開眼はバレンシアの国立陶器美術館を訪れた時に始まる。(略)そこにずらりと勢ぞろいしたパテルナの古陶には、一見して度肝を抜かれてしまった。それは当時の私にとって全く未知のものだったし、見たこともない不思議な世界だった。<span class="mlblk">それは東洋でもなければ、我々の知っている西欧でもない。</span>斬新で鮮烈で、然も、やきものマニアをどこまでも引き込んでゆく、不思議な古格と魅力があった。<br />
</blockquote><br />
なるほど、佐藤千壽氏にとって、東洋風、芙蓉手の染付は興味の対象ではない。アジアでもなく、ヨーロッパでもない独特のデザインに惹かれてそれを集めた、ということなのか。<br />
<br />
なお、ラスター彩でありながら芙蓉手風の図柄のものが1点ありました。これはとても興味深い。<br />
<br />
<img src="https://lh3.googleusercontent.com/-QQl3posw0W4/VvKQKFfwQKI/AAAAAAAAMug/kdvk8nYXQvISx_V3tbW78ku_ohO28oigwCCo/s400-Ic42/%25E7%259F%25B3%25E6%25B4%259E_%25E3%2582%25B9%25E3%2583%2598%25E3%2582%259A%25E3%2582%25A4%25E3%2583%25B3%25E9%2599%25B6%25E5%2599%25A802s%2B%25281%2529.jpg" height="400" width="400" /><br />
<div class="caption">ラスター彩鳥文皿、スペイン・セビリア、16〜17世紀。</div><br />
技術はイスラム由来、様式は中国、図柄はスペイン。<br />
ハイブリッド!<br />
<br />
※ 芙蓉手(ふようで):見込みに主文様を窓絵にして置き、周囲に蓮弁を配し、
その中に宝尽しや花文を入れた意匠の磁器。<br />
<br />
<div style="text-align: center;">❖ ❖ ❖</div><br />
石洞美術館から北千住まで徒歩20分、南千住まで徒歩15分ということをいまさら知った。次からは常磐線を使おう。それなら都区内パスだけで行ける。品川から直通もある。<br />
<br />
<img src="https://lh3.googleusercontent.com/-f79btCh2yTI/VvM4Rd5eAsI/AAAAAAAAMu4/IG-dehfRBMMcxFqI5Gfe6cCraUSRvlBtgCCo/s640-Ic42/%25E5%258D%2583%25E4%25BD%258F.png" width="400" /><br />
<br />
<div style="text-align: center;"><iframe src="http://rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=tokyopasserby-22&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=ss_til&asins=4845710846" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe><br />
</div>Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1938861591860004320.post-55974067869513643492016-03-21T23:56:00.003+09:002016-03-25T10:27:07.384+09:00清川泰次記念ギャラリー:清川泰次の生活デザイン<div style="text-align: center;"><img height="400" src="https://lh3.googleusercontent.com/-nCB3iRxHjH0/VvAFndwiN4I/AAAAAAAAMtg/Z-WF8Y_D7rQMKHkGCJkQAfs0XRD7bn4oQCCo/s400-Ic42/%25E6%25B8%2585%25E5%25B7%259D%25E6%25B3%25B0%25E6%25AC%25A1%25E3%2581%25AE%25E7%2594%259F%25E6%25B4%25BB%25E3%2583%2586%25E3%2582%2599%25E3%2582%25B5%25E3%2582%2599%25E3%2582%25A4%25E3%2583%25B301s.jpg" width="284" /><br />
<br />
清川泰次の生活デザイン<br />
2015年12月19日〜2016年3月21日<br />
<a href="http://www.kiyokawataiji-annex.jp/" target="_blank">清川泰次記念ギャラリー</a></div><br />
<blockquote>本展は暮らしを豊かにするために、日常生活のあらゆる場面に自らの美意識を反映させ、多岐にわたる創作活動を展開した清川の1980年代以降の作品を中心にご紹介します。<br />
<br />
絵画や立体作品17点に加え、清川がプロデュースしたオリジナルデザインによる各種グッズや、自ら絵付けをした陶磁器などもご紹介します。</blockquote><br />
「デザイン」ということで見に行きました。<br />
<br />
茶器、スカーフ、ファブリック、アクセサリー等々。<br />
<br />
<div style="text-align: center;"><img height="400" src="https://lh3.googleusercontent.com/-qRGaH6XvQP0/VvAFn0j1kzI/AAAAAAAAMt4/mbxG05YKS7sbHvmCCnlRkIlZoYDYUNEqgCCo/s400-Ic42/%25E6%25B8%2585%25E5%25B7%259D%25E6%25B3%25B0%25E6%25AC%25A1%25E3%2581%25AE%25E7%2594%259F%25E6%25B4%25BB%25E3%2583%2586%25E3%2582%2599%25E3%2582%25B5%25E3%2582%2599%25E3%2582%25A4%25E3%2583%25B302s.jpg" width="285" /></div><br />
しかしながら、清川泰次のこれらの仕事を「デザイン」と呼ぶのかどうか、ちょっと判断しかねるところ。というのは、これらがどの程度一般に売られていたのか、どこでつくられたのか、誰が買ったのか、いくらで売られたのか、分からないので。<br />
<br />
印象としては、これらはアーティストグッズなのではないかと思いますが、どうでしょう。<br />
<br />
もう少し詳細な解説が欲しかったですね。<br />
<br />
<div style="text-align: center;">❖ ❖ ❖</div><br />
<img height="267" src="https://lh3.googleusercontent.com/-qQHrS4NYhf8/VvAFndMF7rI/AAAAAAAAMt4/WBMPMxUqe8sDh-ukniTecD2axKnIEIRMQCCo/s400-Ic42/XE2A7198s.jpg" width="400" /><br />
<br />
恥ずかしながら、清川泰次についてまったく知りませんでした。ただ、旧宅であるギャラリーでの展覧会を見て、経済的には豊かだったのだろうなと感じた次第。そして展示室で略歴を読んで納得。以下、『清川泰次—平面と立体—』(銀座・和光ホール展覧会図録、1991年)から引用。<br />
<br />
<ul><li>浜松の素封家生まれ。</li>
<li>慶應義塾に進むと、田園調布のアパートに二部屋を借り、一部屋をアトリエに……</li>
<li>時代は戦争に向かっていたが、銀座のテーラー仕立ての背広を着、銀座のバーで飲み、定期券を買って横浜本牧へ踊りに行くというモダンな慶応ボーイぶり。</li>
<li>「でももう一部屋には5000冊の蔵書があって、絵や生き方も含めて、けっこう勉強したんですよ。」</li>
</ul><br />
年譜によると、清川泰次が慶應義塾大学経済予科に入学したのは昭和11年。卒業は昭和19年。まさに「時代は戦争に向かっていた」わけで、そうした時代にありながら恵まれた生活を送っていた模様。<br />
<br />
<div style="text-align: center;">❖ ❖ ❖</div><br />
作品は「純粋絵画」。具象でも抽象でもなく、純粋な色と形の美の追究。なのだそうだ。<br />
<br />
<img src="https://lh3.googleusercontent.com/-0-WXLKrmF3E/VvAFnQRHIII/AAAAAAAAMt4/xcBU7_paBQg_9pIbATarKnIi2-X6gDvUACCo/s640-Ic42/XE2A7199s.jpg" width="400" /><br />
<br />
<br />
<div style="text-align: center;"><iframe frameborder="0" marginheight="0" marginwidth="0" scrolling="no" src="http://rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=tokyopasserby-22&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=ss_til&asins=4568103207" style="height: 240px; width: 120px;"></iframe></div>Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1938861591860004320.post-82411313025447476912016-03-18T23:00:00.000+09:002016-03-19T20:25:49.125+09:00生活工房:時間をめぐる、めぐる時間の展覧会<div style="text-align: center;"><br />
<img height="400" src="https://lh3.googleusercontent.com/-CwwxPlvTgl4/Vu0BWKdSGgI/AAAAAAAAMrg/jRYsLpz1S6YHGAf45IXjJlp2Qd1Enw0DgCCo/s400-Ic42/%25E7%2594%259F%25E6%25B4%25BB%25E5%25B7%25A5%25E6%2588%25BF_%25E6%2599%2582%25E9%2596%2593%25E3%2582%2592%25E3%2582%2581%25E3%2581%258F%25E3%2582%2599%25E3%2582%258B01s.jpg" width="284" /><br />
<br />
<b>時間をめぐる、めぐる時間の展覧会</b><br />
2016年3月5日(土)〜3月21日(月・休)<br />
<a href="http://www.setagaya-ldc.net/program/319/" target="_blank">世田谷文化生活情報センター:生活工房</a></div><br />
<blockquote>24時間・365日の時計とカレンダーのなかで生きているように見える現代の私たち。<br />
この星が生み出す律動と、そこに生きる命が描き出すさまざまな律動をたどり、多様で有機的な時間の流れを想います。<br />
時という視点で、世界を見つめる展覧会です。</blockquote><br />
メモランダム。<br />
<br />
「時間」の流れを定めるさまざまな要素。つまり、地球と太陽と月の関係からはじまり、「時間」を畏れ制御しようとしてきた人間の歴史、さまざまな地域における1日の「時間」、そして1年という「時間」に生じる自然の出来事・生活の出来事をプロットした立体ダイアグラムまで、多様な側面から多様な「時間」を見る展覧会(会場内撮影可)。<br />
<br />
<b>第1部:律動の星に生きる</b><br />
地球と太陽、月など天体の関係性から生まれる周期と律動について。<br />
<br />
<img height="267" src="https://lh3.googleusercontent.com/--zF7PsoIWbg/Vu0BUr4ys0I/AAAAAAAAMrE/DlWJ6BRdlc0B5wrvEvnbYjDJ2r1Q4veqwCCo/s400-Ic42/XE2A6530s.jpg" width="400" /><br />
<br />
<b>第2部:人間たちの時</b><br />
<br />
人間たちが「時」を畏れ、克服しようとしてきた歴史。<br />
<br />
見どころは「時の精霊」と題する壁画。<br />
ラウル・デュフィ「電気の精」に倣って、古代から産業革命を経て現在まで、人間と時間との関わりの変化が描かれています。<br />
<br />
<img height="267" src="https://lh3.googleusercontent.com/-1TY8-FS9qrA/Vu0BUtSJ7YI/AAAAAAAAMrE/C8r-nOB2fcADgCnW4phmTbTQY_cU5BKxgCCo/s400-Ic42/XE2A6484s.jpg" width="400" /><br />
<br />
<img src="https://lh3.googleusercontent.com/-kFvMudXJhG4/Vu0PYz4pbqI/AAAAAAAAMsI/rX7vOCgVnbg7pg-JA_7tu33PdRkmabNSwCCo/s640-Ic42/XE2A6545s.jpg" width="400" /><br />
<br />
<b>第3部:わたしたちの時</b><br />
<br />
さまざまな地域のさまざまな時間。<br />
そして、その可視化。<br />
<br />
みんぱくが制作した世界各地の暮らしにまつわるビデオの上映。トルコのラマダンや、ティティカカ湖のくらしなど。全部見ると1時間を超えますが、いずれもとても興味深いものばかりです。<br />
<br />
<div style="text-align: center;"><img src="https://lh3.googleusercontent.com/-CWzs5qto_gE/Vu0CYUJ7pII/AAAAAAAAMrw/75ePxQU1EQ4HYpMUEJSrAAEO0evnMtpCACCo/s400-Ic42/XE2A6682s.jpg" width="150" /> <img src="https://lh3.googleusercontent.com/-1Rq58DR2QzE/Vu0CYUbIBHI/AAAAAAAAMrs/1Ld5YBLbCtgOnmuqnMAcFVEJK3zkG0FAwCCo/s400-Ic42/XE2A6683s.jpg" width="150" /><br />
<img src="https://lh3.googleusercontent.com/-iJWQXaAzEUw/Vu0CZL4xn9I/AAAAAAAAMrc/xucUsQIJDqIZLRPrg88CPZClw5a8hY9HwCCo/s400-Ic42/XE2A6684s.jpg" width="150" /> <img src="https://lh3.googleusercontent.com/-aP0LBsdUOFo/Vu0CZDVbTRI/AAAAAAAAMrs/M5t7qpvSqYIr0rF5LppAHHVIT6O1B_jVwCCo/s400-Ic42/XE2A6685s.jpg" width="150" /></div><br />
「カラハリ砂漠のキャンプの一日(25分)」「カトマンドゥのバザール(16分)」「ティティカカ湖の浮島(11分)」「マラムレシュの羊飼い(20分)」「イスラムの断食(12分)」<br />
<br />
<div style="text-align: center;">❖ ❖ ❖</div><br />
感動的なのはこちら。《時の大河》と名付けられたこの円は、時計回りに1年の時の流れを表現したもの。円や上から下がっている木の棒には、植物の芽吹きや生き物の活動など自然の出来事や、人間のくらしの営みがプロットされています。 <br />
<br />
<img src="https://lh3.googleusercontent.com/-4YoER4X3s2E/Vu00-dNeNNI/AAAAAAAAMsw/aQGjXj8eNhMNZEfXncOxLux_y5PTqDnagCCo/s400-Ic42/XE2A6714s%2B%25282%2529.jpg" height="267" width="400" /><br />
<br />
<img src="https://lh3.googleusercontent.com/-pgFainrT4wY/Vu008RzEtyI/AAAAAAAAMss/BpfD9cLUiVoXRydZmaPugVjRpof0--nVACCo/s640-Ic42/XE2A6712s.jpg" width="400" /><br />
<br />
<img src="https://lh3.googleusercontent.com/-_6byWLSJ4C4/Vu02DoiZpEI/AAAAAAAAMtA/227JYbQELCk7h3XDbUw6Xtgb2dpb2HGjwCCo/s640-Ic42/XE2A6655s%2B%25281%2529.jpg" width="400" /><br />
<br />
円の内側は私たちに身近な地域。外になるほど、遠くの地域の出来事。たとえば世田谷で南天が実を付けるころ、鹿児島ではナベヅルが飛来するとか。同じ時期に他の地域でどんな季節の変化が起きているかを視覚化しています。大変な労作! <br />
<br />
<img src="https://lh3.googleusercontent.com/-SmjiKN32Gfo/Vu0BVVd6cNI/AAAAAAAAMrE/bCYjOrR9ws09b3O7z-SArfu17xQ54RNHgCCo/s640-Ic42/XE2A6660s.jpg" width="400" /><br />
<br />
上から下がっている棒に書かれているのは、その季節における人間たちのくらしの営み。<br />
<br />
<img height="267" src="https://lh3.googleusercontent.com/-n51PTSTvbTc/Vu0BVaC14kI/AAAAAAAAMrE/LQnEcjXM7cImNsJ1kPgKOdq92S5NvpcKACCo/s400-Ic42/XE2A6663s.jpg" width="400" /><br />
<br />
<img height="267" src="https://lh3.googleusercontent.com/-4w8Rv_GlHFM/Vu0CYXPfXpI/AAAAAAAAMrs/nLyEmfZIWBEIyrZ4Ob7BW4E3Sf703kKAwCCo/s400-Ic42/XE2A6659s.jpg" width="400" /><br />
<br />
<b>3階:時の採集箱</b><br />
<br />
樹木の年輪。川を流れるうちに丸くなった石ころ。貝殻に刻まれた成長の跡。地中に埋もれた植物の化石である石炭。<br />
等々、時間の流れが刻み込まれたものと写真による展覧会。<br />
<br />
<img height="267" src="https://lh3.googleusercontent.com/-VphLTq_sWcc/Vu0Son7hiMI/AAAAAAAAMsU/SAKDXs2uHB8dcP0F0iuF_jsq2GXQo4UpgCCo/s400-Ic42/XE2A6738s.jpg" width="400" /><br />
<br />
<img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjUeIzqRvSRdzEdwHbGvJj4wu6jRuXDg7D_vrRgTkNXk04v67MiL_ORzwGdcWMAeBgmVP5dZHtKfBNLGSIsOKvDwrj3G49yP_UZM8ZWeac_u0QrOMdQ5QbeKIwbfXGMWkWce44Q85fLcCA/s640-Ic42/XE2A6728s.jpg" width="400" /><br />
<br />
会場デザインは「<a href="http://www.sesensitka.com/" target="_blank">セセンシトカ</a>」。<br />
すばらしい仕事です。<br />
<br />
会場撮影可なので写真多めですが、それでもほんの一部です。全体を通して見ると、人間と時間との関わりについて書かれた一冊のエッセイ集を読んだような印象を受けることでしょう。<br />
<br />
ぜひ会場へ。<br />
<br />
<div style="text-align: center;">❖ ❖ ❖</div><br />
デザインの展覧会というと、作品主義、作家主義、あるいは様式主義のものがほとんどです。作った人、作られたものに焦点が当てられることがあっても、その使い手に目が向けられることはほとんどありません。デザイナーは偉大な画家、デザインは偉大なアートピースのように扱われることがしばしばです。しかし、ほんらいデザインは人々の生活のためにあるものです。暮らしを便利に、豊かにするためにあるものです。<br />
<br />
管見の限りですが、人間の生活をテーマとしてデザインを取り上げる展覧会を開いているのは、(他地域のことは知らず関東では)生活工房ぐらいではないでしょうか。<br />
<br />
21_21はかろうじてアノニマスなデザインを取り上げたりもしますが、それでもあそこはデザイナーの主張の場です。人々の現実の生活を掘り下げるよりも、人々をデザインによって教化しようという意志を強く感じます。それはそれで一つのあり方だとは思うのですが、個人的には生活工房のようなアプローチに共感します。美術館におけるデザイン展との違いを考えてみると、それはやや博物館寄り(民俗学寄り)ということなのかもしれません。<br />
<br />
<div style="text-align: center;"><iframe frameborder="0" marginheight="0" marginwidth="0" scrolling="no" src="http://rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=tokyopasserby-22&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=ss_til&asins=4642065741" style="height: 240px; width: 120px;"></iframe> <iframe frameborder="0" marginheight="0" marginwidth="0" scrolling="no" src="http://rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=tokyopasserby-22&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=ss_til&asins=4403230601" style="height: 240px; width: 120px;"></iframe> <iframe frameborder="0" marginheight="0" marginwidth="0" scrolling="no" src="http://rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=tokyopasserby-22&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=ss_til&asins=4883030830" style="height: 240px; width: 120px;"></iframe></div>Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1938861591860004320.post-38361986292816779362016-03-14T09:47:00.000+09:002016-03-14T21:05:11.961+09:0021_21:雑貨展:「雑貨」とは何だ:01<div style="text-align: center;"><br />
<img src="https://lh3.googleusercontent.com/-sk65z6XHk8Q/VuYKhTgIoOI/AAAAAAAAMoo/EuT42KPp_js9aEDFYDmBF-7c5opDUuA8QCCo/s400-Ic42/top_image.jpg" height="400" width="283" /><br />
<br />
<b>雑貨展</b><br />
<a href="http://www.2121designsight.jp/program/zakka/" target="_blank">21_21 DESIGN SIGHT</a><br />
2016年2月26日(金)- 6月5日(日)<br />
<br />
</div>見て、感じて、考えたことを忘れないうちにメモランダム。<br />
<br />
<blockquote>以下、長くなるので要約。<br />
<br />
展覧会序文に「日本の高度経済成長期にあたる約半世紀前までは、『雑貨』とは、やかんやほうき、バケツといった『荒物』=生活に必須な道具を指していました」とあるが、それは誤り。明治大正期から「雑貨店」はすでに「ハイカラなよろづや」であった。<br />
<br />
「ハイカラなよろづや=雑貨店」が売っていたのは、モノというよりライフスタイル。日用品店、小間物屋、荒物屋との違いはそこにある。<br />
<br />
雑貨には日本人が「外来の多様な生活文化や新しい習慣を柔軟に受け入れてきた歴史」があるという指摘には同意する。ただ、その時期には検討の余地がある。<br />
<br />
「雑貨=ライフスタイル」と考えるとこの展覧会の半分くらいは説明できそう。しかし、残り半分は分からない。別の視点から考えてみるつもりなので、次回更新を待て。</blockquote><br />
<div style="text-align: center;">❖ ❖ ❖</div><br />
素敵なモノ、面白いモノがたくさん集まっている展覧会でした。きっと評判が良いのではないでしょうか。<br />
<br />
たとえば、町田忍さんの「キッチュな生活雑貨パッケージ」。爪楊枝コレクションとか、アイスクリームのスプーンコレクションとか、牛乳瓶の蓋を開ける針のコレクションとか。<br />
<br />
<img src="https://lh3.googleusercontent.com/-sx2WS3QFX6M/VuYJ1ubMgYI/AAAAAAAAMo0/t0TJos96vs8cd_JRydhsldLoHsleADs9QCCo/s400-Ic42/XE2A4867s.jpg" height="267" width="400" /><br />
<br />
<img src="https://lh3.googleusercontent.com/-ddGsb2404K8/VuYJ1q93zkI/AAAAAAAAMo0/QpgbEYDb5B0w6JGaIfbgSkzfC2MelH0fQCCo/s400-Ic42/XE2A4865s.jpg" height="267" width="400" /><br />
<br />
あるいは、清水久和さんの「愛のバッドデザイン」コレクション。<br />
<br />
<img src="https://lh3.googleusercontent.com/-lS3WAuwzLJU/VuYJ2HpzN4I/AAAAAAAAMo0/Ks71ByZkYNUnkCHH3O2J-Xc0XvnX3_P2ACCo/s400-Ic42/XE2A4916s.jpg" height="267" width="400" /><br />
<br />
<img src="https://lh3.googleusercontent.com/-oJGUuPaxFck/VuYJ2WsrKtI/AAAAAAAAMo0/Bul6nBXSCuAKYBIMEliyjHQgtCPEvX6cgCCo/s400-Ic42/XE2A4917s.jpg" height="267" width="400" /><br />
<br />
それから野本哲平さんの「雑種採集」。路上で発見した創意工夫に溢れる雑種(ハイブリッド)なモノの数々。<br />
<br />
<img src="https://lh3.googleusercontent.com/-nNvL6bWbnTE/VuYJ2UyGy1I/AAAAAAAAMo0/LF8CVm7tQaUq5rvmURPgJkpIyikOmU3mACCo/s400-Ic42/XE2A4918s.jpg" height="267" width="400" /><br />
<br />
魅力的な採集物の数々は、小さなコーナーで終わるのではなく、それだけで展覧会ができそうです。いや、して欲しいです。その他にも魅力的な「雑貨」の数々が並んでいて、様々な角度から楽しむことができる展覧会になっていると思います。<br />
<br />
<span class="mlblk">とはいえ。</span><br />
とはいえですね。見ているうちに、疑問が湧いてくるわけです。<br />
<br />
そもそも<span class="mlblk">「雑貨って何?」</span>。<br />
「ここにあるのは、ほんとうに雑貨なの?」<br />
アイスクリームのスプーンとか、メロンシャーベットの器は雑貨?<br />
ティッシュケースで作られた抽斗は雑貨?<br />
<br />
<div class="tt01">「雑貨って何?」</div><br />
ここでいうところの「雑貨」とはなんでしょう。<br />
もちろん、展覧会の序文で(漠然と)定義されています。引用しましょう。<br />
<br />
<blockquote><br />
今日、私たちの暮らしのいたるところに、「雑貨」と呼ばれるモノが存在します。しかし、非常に身近であるはずの「雑貨」は、すぐ手の届くところにありながら、<span class="mlblk">その定義は曖昧にして捉えどころがありません</span>。そもそも、私たちが普段無意識に使っている「雑」という字には、「分類できないもの」「多様に入り混じったもの」という意味があります。<span class="mlblk">その中でも「雑貨」というカテゴリーが生まれた背景には、時代の節目節目に外来の多様な生活文化や新しい習慣を柔軟に受け入れてきた歴史があります。</span>その変化に応じて、暮らしの中に様々なモノを取り込んできた<span class="mlblk">日本人の生活史を象徴する存在が「雑貨」ともいえる</span>のではないでしょうか。<br />
<span class="mlblk">日本の高度経済成長期にあたる約半世紀前までは、「雑貨」とは、やかんやほうき、バケツといった「荒物」=生活に必須な道具を指していました。しかし現在、街中の「雑貨店」の店頭には、グラスやナイフにうつわ、ブラシやスツール、時に食品や化粧品まで、中には用途が分からないモノや実用性を持たないモノなど、従来の「雑貨」のカテゴリーを超えたあらゆるモノを見ることができます。</span>インターネットが普及し、自身の嗜好や感性に馴染むモノがいつでもどこでも自由に入手可能になった現代で、こうした傾向はますます加速し、「雑貨」という概念も広がり続けています。<br />
このような変遷を踏まえて、<span class="mlblk">今あえてゆるやかに定義するならば、「雑貨」とは「私たちの日常の生活空間に寄り添い、ささやかな彩りを与えてくれるデザイン」といえるでしょう。</span>探す、選ぶ、買う、使う、飾る、取り合わせるといった行為や経験を通じて、モノ自体が持つ魅力を再発見し、暮らしに楽しみをもたらしてくれる「雑貨」は、もはや現代人の生活空間に欠かせない存在となっています。<br />
本展はこうした<span class="mlblk">「雑貨」をめぐる環境や感性を、世界的にもユニークなひとつの文化として俯瞰し、その佇まいやデザインの魅力に改めて目を向ける</span>展覧会です。<br />
<a href="http://www.2121designsight.jp/program/zakka/" target="_blank">http://www.2121designsight.jp/program/zakka/</a><br />
<br />
</blockquote><br />
ここでの疑問点は2つ。<br />
<br />
ひとつは「『雑貨』とは『私たちの日常の生活空間に寄り添い、ささやかな彩りを与えてくれるデザイン』」という定義です。これはいったいどこから導かれたのでしょうか。<br />
<br />
もうひとつは、「日本人の生活史を象徴する存在」「世界的にもユニークなひとつの文化」という言葉です。<br />
「『雑貨』というカテゴリーが生まれた背景には、時代の節目節目に外来の多様な生活文化や新しい習慣を柔軟に受け入れてきた歴史があります」ということは、「雑貨」は日本に独特な存在と言いたいのでしょうか。ほんとうに? そうだとすると、ここで「現代人の生活空間に欠かせない存在」というときの「現代人」とは、日本人限定の話なのでしょうか。<br />
<br />
続いて本展のディレクター深澤直人氏の言葉。<br />
<br />
<blockquote><br />
なぜ「雑貨」がこんなに<span class="mlblk">魅力的</span>なのだろう。なぜ雑貨店がこんなに私たちを惹きつけるのだろう。<span class="mlblk">もうこれは「新しいデザイン」という魅力を超えているかもしれない。</span>生活に溶け込んだ親しみやすさや心地、細やかな配慮の上に成り立ったささやかな<span class="mlblk">幸福感のシンボルのように人の心に響いている</span>のかもしれない。実際の生活に即役立つかどうかを別にして人はその魅力に引き寄せられ、そのものを自身に取り込みたくなる。<span class="mlblk">高価な骨董品ではない日用品</span>である。<br />
しかしその収集することへの渇望はそれぞれ似通っている。その人の生活感を放っている。そして生活のセンスを見たがっている。売る人も買う人も、選ぶ視線と感度、そこから生まれる生活の味を共有したがっている。デザインやアートや骨董、民藝や工芸とは異なる、魅力を放つもう一つのカテゴリーに「雑貨」というものが登場したように思う。これは常に少し前の時を振り返るノスタルジックな心持ちにも繋がっている。いつも「あれはよかった」という安堵の感情を揺さぶるものではないか。<span class="mlblk">人はモノに疲れているし流れの速い時の移り変わりに戸惑っている。</span><br />
<span class="mlblk">だから「雑貨」は心を落ち着かせてくれる。</span>この魅力を放つモノ、「雑貨」という美学に焦点を当て、共にその魅力を語り合ってみることがこの展覧会の目的である。<br />
深澤直人<br />
<a href="http://www.2121designsight.jp/program/zakka/director.html" target="_blank">http://www.2121designsight.jp/program/zakka/director.html</a><br />
<br />
</blockquote><br />
さまざまな言葉で「雑貨」が形容されています。<br />
<br />
<b>雑貨は魅力的である。<br />
雑貨は新しいデザインという魅力を超えている。<br />
雑貨は幸福感のシンボルのように人の心に響く。<br />
雑貨は高価な骨董品ではない日用品である。<br />
雑貨はデザインやアートや骨董、民藝や工芸とは異なる、魅力を放つもう一つのカテゴリーである。<br />
雑貨はノスタルジックな心持ちにも繋がっている。<br />
雑貨は安堵の感情を揺さぶるものである。<br />
雑貨は心を落ち着かせてくれる。</b><br />
<br />
ううむ。<br />
<br />
よく分からないけれども、その「雑貨」をテーマにした展覧会ということなのですから、どうやら私が分からないだけで世間一般ではこのような言葉で「雑貨」が何を指しているのかは自明ということなのでしょうか。<br />
<br />
<div class="tt01">雑貨とは何か。</div><br />
雑貨とは何か。いくつか、現代の辞書の定義を見てみましょう。<br />
<br />
<blockquote><b>広辞苑</b><br />
雑貨<br />
雑多の貨物。また、こまごまとした日用品。「—商」</blockquote><br />
<blockquote><b>大辞泉</b><br />
雑貨<br />
日常生活に必要なこまごました品物。「―店」<br />
☞ 小間物•荒物•日用品•備品•消耗品</blockquote><br />
<blockquote><b>ブリタニカ</b><br />
雑貨<br />
(1)産業分類の一つ。金属洋食器、ライター、ハンドバッグ、靴、履物、運動用具、文房具、玩具などのように小規模の業種で、他の産業分類に入りにくいものをまとめて呼ぶ。軽工業が中心で、産業の発展段階から見て初期の頃から登場し、通常、中小企業の製品が多い。(2)日常生活で用いる家庭用品、携帯品などの総称。<br />
</blockquote><br />
<blockquote><b>マイペディア</b><br />
雑貨工業<br />
がん具、文房具、楽器、金属洋食器、はきもの、木竹製品、陶磁器、服飾付属品など、分類の困難な、または独立の分類部門を形成するに至らない商品群を総称して雑貨と呼ぶ。これらの製造は概して中小規模の企業により労働集約的に行われ、生産性が低く、低賃金が一般的である。日本では明治時代〜輸出される割合が多く、今日でも一般的に輸出依存の傾向が強い。<br />
</blockquote><br />
<div style="text-align: center;">❖ ❖ ❖</div><br />
展覧会序文には<span class="mlblk">「日本の高度経済成長期にあたる約半世紀前までは、『雑貨』とは、やかんやほうき、バケツといった『荒物』=生活に必須な道具を指していました」</span>とあります。<br />
<br />
じっさい会場で最初に展示されているのは荒物屋の屋台。「明治時代に荷車に日用品を積んで販売していた行商の姿を、現代の日用品で再現」したものだそうです。<br />
<br />
<img src="https://lh3.googleusercontent.com/-exmxu3tDXC0/VuYhqXcg91I/AAAAAAAAMpE/Wjbi43NsvLIOPHkx53nv16_xER1FO4h-ACCo/s400-Ic42/XE2A4881s.jpg" height="267" width="400" /><br />
<br />
<span class="mlblk">これが怪しい。</span><br />
<br />
たとえば、山方石之助編『秋田案内』(明治35年/1902年)を見てみます。ここでは秋田における雑貨店(小間物商)の具体的な取扱商品が列挙されています。<br />
<br />
<blockquote>「雜貨店(小間物商)」<br />
小間物商の名は各種の商業を幷せ爲す上に行はるゝ如し普通小間物なるものは<span class="mlblk">紙、煙草、文房具、袋物、金銀細工、洋傘、革包(かばん)類、毛布(けつと)、膝掛、石鹼(しやぼん)、齒磨、香水、其他の男女裝飾品、茶、時計、家什(かじう)、帽子、靴、洋酒類、繪草紙、おもちや類</span>を賣捌くものなれとも其商店によりてはこれを幷せ賣るものと其一二の品のみを賣捌くものと其他の商品假令へは<span class="mlblk">石油、ランプ類をも併せ賣る</span>ものとあり<br />
<br />
<a href="http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/763197/34" target="_blank">山方石之助編『秋田案内』(明治35年/1902年、21〜22頁)</a><br />
</blockquote><br />
また、平山勝熊 編『海外富源叢書. 南洋諸島の富源』(隆文館、明治37〜38年/1904〜05年)には、「日本雜貨店の繁昌」と題してマニラで売られている日本雑貨が列挙されています。販売先は、白人、現地人、在留邦人です。<br />
<br />
<blockquote>此等雜貨店で販賣されて居るものは、<span class="mlblk">漆器、陶器、磁器、扇子、日用品、室内裝飾品、額、軸物、置物、木綿及び絹反物、ハンケチ、手拭等</span>で、需要が極めて多くして前途の望みも大いなるものである。<br />
<br />
<a href="http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/801223/93" target="_blank">平山勝熊 編『海外富源叢書. 南洋諸島の富源』(隆文館、明治37〜38年/1904〜05年)</a></blockquote><br />
大正11年(1922年)刊の『洋品雜貨店繁昌策』(清水正巳著、白羊社)では、雜貨店を次のように記しています。<br />
<br />
<blockquote><b>雜貨店の取扱品目</b><br />
そんなら雜貨店と云ふのは何を扱ふのかと云ふと、ハタと返答に困る。何故なら雜貨店の扱つて居るものは今の洋品店の扱つて居るものと同じ事で、<span class="mlblk">結局「ハイカラなよろづやだ」</span>と説明するより外にない。<br />
けれども强いて區別をつければ、雜貨店の方が「ヨリ以上よろづやだ」と云うふ迄の話しである。何故なら、<span class="mlblk">雜貨店では婦人用品を扱ふ處がある</span>。洋品店では化粧品をあんまり扱はない。只西洋式なものばかりだけれど、<span class="mlblk">雜貨店では可成りに奥深く化粧品を扱ふ店も少なくない</span>。つまり雜貨店の名の下に化粧品小間物店の勢力範圍に迄突入して居るのである。それから亦<span class="mlblk">文具類を扱つて居る處も少なくない</span>、これは文具屋の勢力範圍に迄突入して居るのである。更に<span class="mlblk">紙類を賣つて居る處も少なくない</span>、これは紙屋の勢力範圍に突入して居るのである。中には<span class="mlblk">西洋菓子を一寸扱ふ處がある</span>。菓子屋の勢力範圍に突入して居るのだ。<span class="mlblk">煙草を賣る處がある</span>。煙草屋の勢力範圍に這入つて居る。<span class="mlblk">雜誌繪葉書を賣る店がある</span>。本屋の勢力範圍に這入つて居るのだ。<span class="mlblk">賣藥を少しばかりやる處がある</span>藥屋の勢力範圍に這入つて了つて居る。<br />
<br />
<a href="http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/971666/14" target="_blank">清水正巳『洋品雜貨店繁昌策』白羊社、大正11年、5〜6頁。</a></blockquote><br />
現在では見かけなくなった商品もありますが、明治から大正期の雑貨は、現代的な「雑貨」の辞書的な定義とその構成品目がほとんど変わらないのではないでしょうか。むしろ、これら雑貨店の販売品目の中に<span class="mlblk">「荒物」が含まれていない</span>ことに注目したい。<br />
<br />
正直を言うと、私も調べてみるまで「雑貨店」とは荒物を含む日用品店の類と思っていました。しかしながら、すでに明治の頃から「雑貨」とは「洋品」を含む多様な生活用品を指していたようです。<br />
<br />
<div class="tt01">日本独自の文化なのか。</div><br />
展覧会序文。<br />
<br />
<blockquote>「雑貨」というカテゴリーが生まれた背景には、<span class="mlblk">時代の節目節目に外来の多様な生活文化や新しい習慣を柔軟に受け入れてきた歴史</span>があります。その変化に応じて、暮らしの中に様々なモノを取り込んできた<span class="mlblk">日本人の生活史を象徴する存在が「雑貨」ともいえる</span>のではないでしょうか。<br />
<a href="http://www.2121designsight.jp/program/zakka/" target="_blank">http://www.2121designsight.jp/program/zakka/</a><br />
</blockquote><br />
ここでひとつ目の疑問は、「雑貨」は「日本人の生活史を象徴する存在」なのかどうか。ひいては、日本独自のものなのかどうか。<br />
<br />
もうひとつは、展覧会の序文に「日本の高度経済成長期にあたる約半世紀前までは、『雑貨』とは、やかんやほうき、バケツといった『荒物』=生活に必須な道具を指していました」と書いているわけで、だとすると「『雑貨』というカテゴリーが生まれた背景」というときの「生まれた」はいつのことを指しているのでしょうか。<br />
<br />
ひとつ目。日本独自かどうかという点については、古くから「輸出雑貨」という分野があるくらいで、海外に「雑貨」への需要があることは間違いないでしょう。問題は日本的な意味での雑貨かどうかという点になります(日本的雑貨がどういうものかはさておいて)。<br />
<br />
海外事情には詳しくないので、とりあえず和英辞典で「雑貨店」を調べると、「general / variety store/ shop」という訳語がヒットします。「general store, variety shop」はどのように定義されているのか、英英辞典で調べてみます。<br />
<br />
<blockquote><b>OALD</b><br />
variety store<br />
a shop/store that sells a wide range of goods at low prices</blockquote><br />
<blockquote><b>New Oxford American Dictionary</b><br />
variety store<br />
a small store selling a wide range of inexpensive items.</blockquote><br />
<blockquote><b>OALD</b><br />
general store<br />
a shop/store that sells a wide variety of goods, especially one in a small town or village</blockquote><br />
variety storeは安物の日用品店。general storeは田舎のよろづやのイメージですね。じっさい、variety storeの画像を検索するとスーパーやコンビニの趣。general storeは食品を多く扱っている模様。憧れの品——古い言葉を使うならば舶来品——を扱っているイメージはうかがえません。となると、やはり日本語にある「雑貨/雑貨店」は日本独自の文化と言ってよいのでしょうか。<br />
<br />
ふたつ目の「いつ」という点です。先に挙げた『洋品雜貨店繁昌策』を見るかぎり、「雑貨」ということばは、大正期までにはすでに現在の意味での「雑貨」に近い意味で用いられていました。<br />
<br />
さらに、展覧会序文でいうところの<span class="mlblk">「『雑貨」というカテゴリーが生まれた背景には、時代の節目節目に外来の多様な生活文化や新しい習慣を柔軟に受け入れてきた歴史」</span>については、以下の文章がその裏付けとなりましょうが、これもまた大正期までには生まれていた文化と言えましょう。<br />
<br />
<blockquote><b>洋品店の取扱品目</b><br />
<br />
洋品店、雜貨店、此二つに區別は付けられなくなつて了つた。洋品店と云へば、洋服を中心とした服裝品、例へば帽子、ワイシヤツ、シヤツ、ネクタイ、カラー、ピン、カフスボタン、ヅボン吊、バンド、靴下、ハンカチーフ、サル又、ガーター等を主として扱ひ、それに洋服生活に必要ないろいろな商品、例へばカバン、スーツケース、袋物、タオル、スポンヂバツグ、石鹼、香水、各種化粧品、齒ブラシ、齒磨き……と云つたやうなものを従として扱ふ店を云つたのであらうが、今ではさう云ふ商品は西洋式な服裝、或は西洋式な生活にのみ用ゐられるものではなくなつた。<span class="mlblk">早い話が、帽子はもともと洋服の上に用ゐられたもので、和服に帽子なんて滑稽千萬なものであつたが、今日では和服に帽子は可笑しいどころでなく、和服にも帽子を用ゐなければ却つて可笑しなものになつて了つた。亦シヤツでもさうで、和服の下に西洋式なシヤツなどは如何にも變なものであつたが、今日ではそんな事は當り前になつて了つた。</span>だから、「洋服を中心とした服裝品」と云ふやうな限定はなくなつて了つて、和服に用ゐるものも澤山賣るやうになつたと云つて差支へないのである。それからカバンだのスーツケース、西洋式な袋物だの、タオルだの、スポンヂバツグだの、石鹼だの香水だの、化粧品だの、歯ブラシだの歯磨きだのと云ふものは、それこそ洋服生活の專有物ではなくなつて、和服生活、日本人の昔しからの生活にピツタリ當て嵌まるやうになつて了つた。従つて「洋服生活を中心としたいろいろの商品」などとの限定はなくなつて、單に「今日の日本人の生活に必要ないろいろの商品」と云つて差支へないやうになつて了つた。然も尙面白い事は、<span class="mlblk">以上の例では、そんなら洋品店と云ふものは洋服生活も出来和服生活にも向く服裝品其他を賣るのかと云ふ風に解釋されるが、本当はまだまだ慾深くいろいろの商品を扱つて居て、遂には洋服生活には全然向かない商品迄洋品店で賣られるやうになつた。曰く柳行李、曰く手提袋……かうなつて来ると「洋品店は洋服生活を中心としたものだ」と云ふやうなボンヤリとした解釋は用をなさなくなつて「ハイカラなよろづや」でなくて何であらう。</span><br />
<br />
<a href="http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/971666/12" target="_blank">清水正巳『洋品雜貨店繁昌策』白羊社、大正11年、2〜3頁。</a></blockquote><br />
そして話が雑貨店に進むと<br />
<br />
<blockquote><b>雜貨店の取扱品目</b><br />
そんなら雜貨店と云ふのは何を扱ふのかと云ふと、ハタと返答に困る。何故なら雜貨店の扱つて居るものは今の洋品店の扱つて居るものと同じ事で、<span class="mlblk">結局「ハイカラなよろづやだ」と説明するより外にない。</span><br />
けれども强いて區別をつければ、<span class="mlblk">雜貨店の方が「ヨリ以上よろづやだ」と云うふ迄の話しである。</span><br />
<br />
<a href="http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/971666/14" target="_blank">清水正巳『洋品雜貨店繁昌策』白羊社、大正11年、5頁。</a></blockquote><br />
ということになります。<br />
<br />
大正の頃から雑貨店は「ハイカラ」だったのです。<br />
<br />
では「ハイカラ」とはなにか。<br />
<br />
<blockquote><b>ブリタニカ</b><br />
ハイカラ<br />
しゃれた、きざな、最新流行の、気のきいたなどの意で、1900年頃、帰朝したばかりの竹越与三郎、望月小太郎、松本君平の3人が、当時欧米で流行のハイカラーをつけているのを『万朝報』の記者石川半山が「高襟党」と記したことに由来。……</blockquote><br />
なるほど「洋品」にしろ「ハイカラ」にしろ、それらは欧米由来の流行の品や姿恰好を表す言葉。ならば欧米に日本的な意味での「雑貨店」がないのは当然ですね。20世紀初頭の欧米にとって日本やその他のアジアの製品は価格が安いことが第一で、エキゾチックなものがあったとしてもそれは「憧れの品」とは言えなかったでしょうから。<br />
<br />
「雑貨」には「外来の多様な生活文化や新しい習慣を柔軟に受け入れてきた歴史」がある。それは正しい。しかしそれは高度成長期以降の出来事ではなく、すでに明治大正期から続いているということになります。<br />
<br />
<div class="tt01">雑貨とはライフスタイルである</div><br />
雑貨店でコップを買う。しかし家にあるコップは雑貨なのでしょうか。<br />
雑貨店でボールペンを買う。しかし家にあるボールペンは雑貨なのでしょうか。<br />
<br />
なにが言いたいのかというと、雑貨というのは集合名詞であって、そこに含まれる個別の品々は「雑貨」ではない、ということです。「雑貨」とは「雑多なモノ」。個々の品は雑多ではないから「雑貨」ではない。<br />
<br />
では「雑多なモノ」の集合を「雑貨」と呼ぶのでしょうか。<br />
<br />
おそらくそうではない。「雑多なモノ」とはいっても、なんでも良いのではない。清水正巳氏が「雑貨店」を<span class="mlblk">「ハイカラなよろづや」</span>と形容したように、「雑貨店」には特定のライフスタイルがあるのです。<br />
<br />
じつは「雑貨店」が売っているのは商品ではなくて「ライフスタイル」なのではないでしょうか。そこがいわゆる「日用品店」「小間物屋」「荒物屋」との大きな違い。コンビニには雑多なモノがある。でもコンビニは「雑貨店」ではない(それはvariety storeやgeneral storeでは有り得る)。一般的な100円ショップ(dime store)もそう。雑多モノがあっても、それは「雑貨店」ではない。なぜならば、ライフスタイルは売っていないから(最近はライフスタイルの提案を売りにする店も出てきているが)。<br />
<br />
本展会場中央には、12組(のプロフェッショナル)による雑貨の展示があります。ホームページの解説には<span class="mlblk">「彼らの世界観やその佇まいを感じる雑貨を展示」</span>とあります。「世界観」。つまりそれは彼らが提案するライフスタイルと言い換えても問題なさそうです。<br />
<br />
個別のキャプションを見てみましょう。<br />
<br />
<blockquote><b>復古創新/レトロフューチャー</b><br />
松場登美(群言堂/デザイナー)<br />
<br />
古くから紡がれてきた日本の生活文化の中から見つけた雑貨は、「もったいない」「ありがたい」といった日本人の精神性が内包されていた。築220年の武家屋敷を改装した私が暮らしながらお迎えする宿『他郷阿部家』の暮らしの中から再発見した雑貨達は、消費が進む現代だからこそ、むしろ未来的であるように感じる。<br />
</blockquote><br />
<blockquote><b>ケンセツザッカテン</b><br />
小林恭・マナ(設計事務所ima/インテリアデザイナー)<br />
<br />
職業柄まだ何物にもなっていない建設素材を見ると、それがモノになったことを想像したり、素材自体の肌触りや素材感に萌える事が多々あります。そんな自分たちが未来を感じ価値を見出した建設雑貨をセレクトしてお見せします。<br />
</blockquote><br />
<blockquote><b>「銀座八丁」と「雑貨」</b><br />
盛岡督行(森岡書店/代表)<br />
<br />
「銀座八丁」は昭和28年当時の銀座通りを撮影した写真帳です。このうち、いまも現存する店舗から「雑貨」を買い求めてみました。それらには、どこか、文明開化の中心であった頃の銀座が感じられます。<br />
</blockquote><br />
ということです。<br />
<br />
ふたたび、展覧会序文に立ち戻ると、<br />
<br />
<blockquote>探す、選ぶ、買う、使う、飾る、取り合わせるといった行為や経験を通じて、モノ自体が持つ魅力を再発見し、暮らしに楽しみをもたらしてくれる「雑貨」は、もはや現代人の生活空間に欠かせない存在となっています。<br />
<a href="http://www.2121designsight.jp/program/zakka/" target="_blank">http://www.2121designsight.jp/program/zakka/</a><br />
</blockquote><br />
スーパーマーケットではなく、コンビニエンスストアではなく、100円ショップでもなく、それが「雑貨店」であるのは、ただ必要なモノを取り揃える場ではなく、そこにテーマがある、ライフスタイルがあるからなのではないか。ということが、この展覧会を見て感じたことです。<br />
<br />
一見、コンビニの棚を思い出させる「d mart used『D&DEPARTMENT PROJECTが考えるコンビニエンスストア』(ナガオカケンメイ+D&DEPARTMENT)も同様です。キャプションによれば「雑貨とは、モノのことだけではなく、その『買い方』も含まれる」。まったくそのとおりだと思います。付け加えれば、「その『売り方』も含まれる」です。<br />
<br />
<img src="https://lh3.googleusercontent.com/-onuEiZlkV9o/VuaNofxUlMI/AAAAAAAAMpc/QeBHFjN8KtIgdhnFIoBtffe_E51Krk0ggCCo/s400-Ic42/XE2A4877s.jpg" height="267" width="400" /><br />
<br />
<div class="tt01">んで?</div><br />
「雑貨とはライフスタイルである」と定義すると、この展覧会のかなりの部分は説明できそうです。モノは単なるモノではなく、その文脈において意味がある。少なくとも、12組(のプロフェッショナル)による雑貨の展示、「雑貨のルーツ」、「終わらない自問自答」はそれで説明できそうです。<br />
<br />
しかし。<br />
<br />
このパートはモノはあってもライフスタイルの提案がない「日用品店」「荒物屋」だなあ、とか。<br />
<br />
<img src="https://lh3.googleusercontent.com/-Aym87bc_wpw/VuaQ35fzx_I/AAAAAAAAMp4/DAG8yfkC_qIZKTDfGJ6OHaXlVDgRPKQkwCCo/s400-Ic42/XE2A4873s.jpg" height="267" width="400" /><br />
<br />
ミントのケースを集めたところで、それはどんなライフスタイルなのだろう、とか。<br />
<br />
<img src="https://lh3.googleusercontent.com/-MpgPVGtpLtE/VuaQ4KhALJI/AAAAAAAAMp8/SgANAGTFG3gWF1SnR7JGKNmJYWmnwle3wCCo/s400-Ic42/XE2A4866s.jpg" height="267" width="400" /><br />
<br />
100円ショップのハンガーで作ったインスタレーションは何を意味しているのかしら、とか。<br />
<br />
<img src="https://lh3.googleusercontent.com/-0XyFDLJL60c/VuaQ35F6wfI/AAAAAAAAMp0/gr1cMW54HH8UtDXsXS2HhjNdiIR-8Rx7QCCo/s400-Ic42/XE2A4932s.jpg" height="267" width="400" /><br />
<br />
分からないです。<br />
<br />
続きます。たぶん。Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1938861591860004320.post-78775271377888468122016-02-24T20:36:00.001+09:002016-02-24T20:36:48.348+09:00サントリー美術館:没後100年 宮川香山<div style="text-align: center;"><br />
<img src="https://lh3.googleusercontent.com/-5RPNQv5FKB8/Vs2OC6gFv7I/AAAAAAAAMnE/NkHWvqqb2qg/s400-Ic42/%2525E3%252582%2525B5%2525E3%252583%2525B3%2525E3%252583%252588%2525E3%252583%2525AA%2525E3%252583%2525BC%2525E7%2525BE%25258E%2525E8%2525A1%252593%2525E9%2525A4%2525A8_%2525E5%2525AE%2525AE%2525E5%2525B7%25259D%2525E9%2525A6%252599%2525E5%2525B1%2525B101s.jpg" height="400" width="286" /><br />
<br />
没後100年 宮川香山<br />
サントリー美術館<br />
2016年2月24日〜4月17日<br />
<br />
</div>主に田邊哲人氏のコレクション。<br />
<br />
ちょっと感想がまとまらないでいるのですが、すばらしいコレクションであるというだけで見る価値ありです。<br />
<br />
展示前半は高浮彫の陶器。後半は釉下彩の磁器。<br />
<br />
昨今の明治工芸ブームの文脈としては、「超絶技巧という視点ではなく見て欲しい」と。確かに超絶という点ではマイセンの貼花の方が超絶ですよね。技術よりモチーフと表現に着目すべき。<br />
<br />
図録が分厚いです。1つの作品について複数の角度からの写真があるのはもちろん、ディテールのクローズアップや、展示では見ることができない裏印もあり。<br />
<br />
なお、今回の展覧会は、一部の作品について撮影ができます。<br />
ので、ちょっとクローズアップを。<br />
<br />
<img src="https://lh3.googleusercontent.com/-JuIhzjyW_ik/Vs2PWy6xD3I/AAAAAAAAMng/33deaXovJ1A/s400-Ic42/XE2A4177s.jpg" height="400" width="400" /><br />
<div class="caption">高取釉高浮彫蟹花瓶(1916年)</div><br />
<img src="https://lh3.googleusercontent.com/-Xux3uCVH9QE/Vs2PWwg8ToI/AAAAAAAAMng/Doq8uwqbiB8/s400-Ic42/XE2A4184s.jpg" height="400" width="400" /><br />
<div class="caption">高浮彫孔雀二牡丹大花瓶(19世紀後期)</div><br />
<div style="text-align: center;"><iframe src="http://rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=tokyopasserby-22&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=ss_til&asins=4794704240" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe> <iframe src="http://rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=tokyopasserby-22&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=ss_til&asins=4876454639" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe><br />
</div><br />
なお、コレクターの田邊哲人氏はスポーツチャンバラの創始者だそうです。<br />
<br />
<div style="text-align: center;"><iframe src="http://rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=tokyopasserby-22&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=ss_til&asins=4794704283" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe><br />
</div>Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1938861591860004320.post-8531747091863103072016-01-25T13:28:00.000+09:002016-02-11T14:02:54.752+09:00後ろから銅像「後ろから前からどうぞ ♪」。<br />
畑中洋子。<br />
ありましたね。<br />
<br />
なんの関係もありませんが(当たり前だ)、後ろから見た銅像です。<br />
銅像というものは(いうまでもなく)立体ですので、全方位から鑑賞可能です。<br />
しかし、人は概して正面からの姿しか鑑賞しない。<br />
しかし、彫刻家にもよりけり、設置場所にもよりけりかも知れませんが、たいていの彫刻は後ろ姿まで美しく作っている。それをないがしろにするのはいけないのではないか。<br />
というわけで、最近あつめています。<br />
<br />
それでは、後ろから銅像。<br />
<br />
<div style="text-align: center;"><img height="400" src="https://lh3.googleusercontent.com/-j4eOLPuWFME/VrwQzbcxnFI/AAAAAAAAMlk/q8MoLO3vRYQ/s400-Ic42/XE2A2521s.jpg" width="267" /><br />
<div class="caption">| 佐藤忠良《裸のリン》| jan. 2016 |</div><br />
<a href="https://picasaweb.google.com/lh/photo/rjL_mEiHcXdzA5yfriwLrq9mUU2TCoRLkHqRU0kHaWQ?feat=embedwebsite"><img height="400" src="https://lh3.googleusercontent.com/-yJ83e8HjGyU/VrwQzHcQ2DI/AAAAAAAAMlc/_JCuRRa3FI8/s400-Ic42/XE2A0662s.jpg" width="267" /></a><br />
<div class="caption">| 井上信道《宇宙と子どもたち》 | jan.2016 |</div><br />
<img height="400" src="https://lh3.googleusercontent.com/-CuRLXZi5yIc/VrwQzeiykSI/AAAAAAAAMlg/vYHnxvl4UBI/s400-Ic42/XE2A0009s.jpg" width="267" /><br />
<div class="caption">| 橋本次郎《望洋》 | dec. 2015 |</div><br />
<img height="400" src="https://lh3.googleusercontent.com/-7Z7OnijoVt8/VrwQzja4j5I/AAAAAAAAMlo/IQ97eZM2LkQ/s400-Ic42/XE2A2689s.jpg" width="267" /><br />
<div class="caption">| 舟越保武《海の顕彰碑…渚》 | jan. 2016 |</div><br />
<img height="400" src="https://lh3.googleusercontent.com/-w5U2MqFzYgw/VrwQz-HURwI/AAAAAAAAMls/wDxnk9OUUio/s400-Ic42/XE2A3010s.jpg" width="267" /><br />
<div class="caption">| エメリオ・グレコ《ゆあみ》 | jan. 2016 |</div><br />
<img height="400" src="https://lh3.googleusercontent.com/-JGAn5o15mD4/VrwQ0DH3jJI/AAAAAAAAMlw/In3KFhIXX0c/s400-Ic42/XE2A7626s.jpg" width="267" /><br />
<div class="caption">| 雨宮敬子《天にきく》| nov. 2015 |</div><br />
<img height="400" src="https://lh3.googleusercontent.com/-Io6DHP78C7A/VrwQ0EzOtuI/AAAAAAAAMmU/ONDrQluV0XQ/s400-Ic42/XE2A7634s.jpg" width="267" /><br />
<div class="caption">| 朝倉響子《Mari》 | nov. 215 |</div><br />
<img height="400" src="https://lh3.googleusercontent.com/-iLZ1DUwpV68/VrwQ0ZHA2iI/AAAAAAAAMmU/sfgPNUmLqzU/s400-Ic42/XE2A8291s.jpg" width="267" /><br />
<div class="caption">| 陶山定人《躍進》 | dec. 2015 |</div><br />
<img height="400" src="https://lh3.googleusercontent.com/-AWNhjxNfJVU/VrwQ0v4mUnI/AAAAAAAAMmU/LB7nUOiraL4/s400-Ic42/XE2A9014s.jpg" width="267" /><br />
<div class="caption">| 柳原義達《犬の唄》 | dec. 2015 |</div><br />
<img height="400" src="https://lh3.googleusercontent.com/-B7l1kpA66DQ/VrwQ06poKNI/AAAAAAAAMmU/-71kEgUPdqE/s400-Ic42/XE2A9666s.jpg" width="267" /><br />
<div class="caption">| 笹戸千津子《微風》| dec. 2016 |</div><br />
<img height="400" src="https://lh3.googleusercontent.com/-WvS7yAE3s-w/VrwQ1Le6pkI/AAAAAAAAMmE/i_y3AWodIcw/s400-Ic42/XE2A9750s.jpg" width="267" /><br />
<div class="caption">| 朝倉文夫《翼》 | dec. 2015 |</div><br />
<img height="400" src="https://lh3.googleusercontent.com/-T9xnG2EBLiI/VrwQ1Vvr76I/AAAAAAAAMmI/loHwO0Tlsn4/s400-Ic42/XE2A9983s.jpg" width="267" /><br />
<div class="caption">| 佐藤忠良《若い女》 | dec. 2015 |</div><br />
</div><br />
<div style="text-align: center;"><iframe frameborder="0" marginheight="0" marginwidth="0" scrolling="no" src="http://rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=tokyopasserby-22&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=ss_til&asins=B00LPVCSGM" style="height: 240px; width: 120px;"></iframe><br />
</div>Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1938861591860004320.post-32166930412651185002016-01-19T12:59:00.000+09:002016-02-11T13:14:11.299+09:00猫専用初台の緑道脇の塀に<br />
<br />
<img src="https://lh3.googleusercontent.com/-w7ojSrKWuvo/VrwIBMXGj5I/AAAAAAAAMlM/Us8xfeQxuM4/s800-Ic42/XE2A7740s.jpg" width="400" /><br />
<div class="caption">| hatsudai | mar. 2015 |</div><br />
猫専用通路があったのですけどね…… <br />
<br />
<img src="https://lh3.googleusercontent.com/-yMlokadcaLg/VrwIA3wNVkI/AAAAAAAAMlM/i2QZdNK-oec/s400-Ic42/XE2A7743s.jpg" height="400" width="400" /><br />
<div class="caption">| hatsudai | mar. 2015 |</div><br />
……今日見たら、こんな貼り紙が。 <br />
<br />
<img src="https://lh3.googleusercontent.com/-DTKdIH3ybP8/VrwIOyNS1cI/AAAAAAAAMlA/nQFTaDnW8Aw/s400-Ic42/XE2A2109s%252520%2525281%252529.jpg" height="400" width="400" /><br />
<div class="caption">| hatsudai | jan 2016. |</div><br />
<span class="mlblk">穴熊?</span>Unknownnoreply@blogger.com0