なんか、ここ、水飲み場ブログになっていないか? と独り言。いやいや、水飲み場は、機能と形態のバランスをほどよく追求したアノニマスデザインなのではないかと思う今日このごろと、デザインの話題と強引に結びつけてみる。
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二段式水飲みのモダン・バージョン。バリアフリー対応済み。
| arisugawa park | mar. 2010 |
水受けから排水路へのデザインもなかなか優れている。
| arisugawa park | mar. 2010 |
手洗い水栓の配置にはもう一工夫欲しいところ。排水路のために支柱が細く見えるので、水栓の配置が窮屈。水栓を排水溝の中央に配置するためか、全体が左にシフトされていてバランスが悪い。また、左右の水飲み水栓の高さにあまり差がなく、なぜふたつの水飲みがあるのか説得力がない。
| arisugawa park | mar. 2010 |
下の写真の標準的な二段式水飲み場は、支柱の太さを変えることで手洗い水栓配置位置の問題を回避している。また、支柱の視覚的な太さの違いが大小のバランスを上手く表現している。ふたつの水飲み水栓の高さの差も、利用者の違いを明確に想定している。こうしてみると、けっこうよくできたデザインなのだ。